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エピソード0 第9話

ヴァールから現在の自身の状態を聞いてある程度状況を把握したシオンは、


「…とりあえず防御能力については理解出来た。それで次は攻撃面なんだけど…何か武器とか無いの?いくらキマイラの攻撃が効かないからってこのままこのキマイラを野放しにしておくのはいけないでしょ?」


と、言ってヴァールに尋ねたのであった。?


この質問にヴァールは、


「もちろん武器もあるぜ。ただその武器を見せる前にこの合成獣を先にぶっ飛ばしてからで良いか?」


と、言ってシオンに武器がある事を教えた後で目の前のキマイラをどうにかしようと話してきたのである。

このヴァールの言葉にシオンは、


「ええ、そうしましょう。それで具体的にどうするの?」


と、言ってヴァールに尋ねたのであった。

このシオンの問い掛けにヴァールは、


「そうだな、まずは思い切りぶん殴ってぶっ飛ばす。それから武器を出して合成獣をやっつければ終了だな」 


と、言って答えてきたのである。

このヴァールの言葉を聞いたシオンは、


「…殴ってあれをぶっ飛ばす…?ヴァールは能力全般を強化するって言ってたけど、キマイラを殴っただけで吹き飛ばせるようになるの…?」


と、言って不安そうな表情を浮かべたのだが、ヴァールは、


「心配ない、いくぞ、マイハニー!」


と、言ってシオンに声を掛けるとシオンも、


「…ええい、もう!どうにでもなれ!!」


と、言ってキマイラに全力パンチを直撃させたのであった。

これでキマイラはまた壁まで吹き飛んでいき、その光景に驚くシオンにヴァールが、


「それじゃあマイハニー、これが武器だ!」


と、言って自身の体を変化させてハンドガン二挺を出現させてシオンに持たせると、


「さあマイハニー、これであの合成獣を倒すぞ!」


と、言ってシオンにハンドガンを撃つように促したのである。

しかしこれにシオンは、


「いや、待って、ヴァール!私、この武器の使い方を知らない!それ以前に始めて見る武器だ!どうするのこれ!?」


と、言ってヴァールにハンドガンの使い方がわからないと訴えたのであった。

このシオンの叫びを聞いたヴァールは、


「…そうなのか…。わかった、マイハニー、少し体の力を抜いていてくれ」


と、言ってシオンに話し掛けたのである。

これにシオンが、


「…わかった、やってみる…」


と、言って力を抜いた次の瞬間、ヴァールが自分達の体を動かして、


「良く見ておくんだマイハニー!これがハンドガンの使い方だ!」


と、言ってキマイラに向けてハンドガンの二挺撃ちを炸裂させたのであった。

この銃撃を受けたキマイラは少しの間呻いたりしていたがすぐに沈黙、二度と動かなくなったのである。

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