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エピソード0 第8話

突然ヴァールに手を取られたシオンは、


「え!?ちょっとヴァール!こんな時になにしようとしてるのよ!?」


と、言ってヴァールを怒鳴り付けたのだが、これにヴァールは、


「すまんな、マイハニー。とっておきをするにはこのような方法を行うしかないんだ」


と、言ってシオンに謝ると続けて、


「いくぞ、マイハニー!着装!」


と、言って叫んだのであった。

すると次の瞬間、ヴァールの全身が光り輝き、それをシオンが、


「なっ!?眩しっ!」


と、言って目を瞑った時にはヴァールの光りは収まっており、それに気付いたシオンが、


「…え?収まった…?ちょっとヴァール、今の光りはなんなのよ?」


と、言ってヴァールに尋ねながら辺りを見回したのだが、近くにヴァールの姿が見当たらなかった為にシオンは、


「…え!?ちょっ、ヴァール!?どこ行ったの!?私を一人にしないでよ!?」


と、言って叫んだのである。

そんなシオンにヴァールが、


「慌てるな、マイハニー。俺はどこにも行ってないさ」


と、言って声を掛けてきたのであった。

このヴァールの声掛けにシオンは、


「ヴァール!?近くにいるのね?どこにいるの?」


と、言って再度ヴァールの姿を探して周囲を見回したのである。

そんなシオンにヴァールは、


「マイハニー、周囲を見るんじゃなくて自分の体を見てみな?そうしたらすぐにわかる筈だからな」


と、言って話し掛けてきたのであった。

このヴァールの言葉を聞いたシオンがヴァールに言われた通りに自身の体を見たところで、


「ええ!?なにこれ!?なんで私着替えてるの!?いつの間に!?」


と、言って自身が着ている服が変わっている事に気付いて大混乱になったのである。

そんなシオンにキマイラが襲い掛かっていき、シオンの頭に噛み付いてきたのであった。

しかしこのキマイラの攻撃にシオンは、


「…あれ?噛まれてるのにダメージがない…?これは…?」


と、言っていつの間にか自身が着ていた服を眺めたのである。

そうして服を眺めているシオンにヴァールが、


「これが俺のとっておきだ。俺が主と認めた人物にのみ、俺が合体して戦闘能力全般の引き上げをする事が出来るようになる。この合成獣程度の攻撃ならほぼノーダメージに出来るぞ」


と、言って説明を行ったのであった。

この説明を聞いたシオンは、


「…戦闘能力全般の引き上げ…?私今そんな事になってるの…?…まあキマイラの攻撃から防いでくれてるのはありがたいけど…」


と、言って困惑しながらヴァールの言葉を受け入れたのである。

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