エピソード0 第2話
休憩を終えたシオンが更に洞窟の探索を続けているとまたしてもコウモリの群れがいる場所に入る事になり、これにシオンはまたも松明とショートソードでのコウモリ追い払う作業を行ってある程度コウモリを追い払ったところで、
「…これなら進めるかな?」
と、言ってコウモリが戻ってこない間にコウモリの群れが生息しているエリアを突破していったのである。
そうして洞窟の最深部に向けて歩みを進めるシオンの前に今度は池のようになっている大きな水たまりが姿を表したのであった。
これにシオンは、
「…これ泳げって言うの…?本気で…?」
と、言って少しの間水たまりを眺めていたのだが、遂に決意を固めたシオンは、
「…はぁ、よし、それじゃ行きますか!」
と、言って水たまりの中に何か危険な物が無いかを確認しながらゆっくりと水たまりに入っていくとシオンは、
「…危ない物は無さそうだね。んじゃ泳ぎますか」
と、言って水たまりを泳いでいってあっさりと向こう岸に到達したのであった。
これにシオンは、
「…なんか最初の決意が拍子抜けするぐらい簡単に泳げたな…。でもまあこれで探索を再開出来るし良しとしますか」
と、言って更に洞窟の奥に向けての探索を再開させていったのである。
そうやってまた洞窟の奥に進んでいったシオンはまた少し広い場所に出て、
「…お?またなんか広い場所に出たけどここは…まだ最深部じゃない…よね?」
と、言って周囲の状況を確認し始めたのであった。
こうして広場の状況を確認していたシオンに背後から一匹の大蛇が襲い掛かっていったのである。
これにシオンは、
「…!蛇!?まずい!」
と、叫ぶとすぐに松明を大蛇に向けて大蛇の動きを制限しようとしたのであった。
これに大蛇が一瞬怯んで動きを緩めたところで大蛇の姿をはっきりと目視したシオンは、
「…大蛇に…小さい翼が生えてる…?という事はこいつ…合成獣か…」
と、言って松明とショートソードを構えたのである。
そうして大蛇が再び襲い掛かってきたところでシオンは、
「このっ、近寄るな!」
と、言って松明とショートソードで大蛇を少しだけ追い払うとすぐにショートソードからナイフに持ち変えると大蛇に向けてナイフを全力で投げたのであった。
このナイフが大蛇の頭に直撃して大蛇が生き絶えたのを見たシオンは、
「…はぁ、はぁ…これが続くとまずいな…。そろそろ最深部に到着してほしいんだけど…」
と、言って近くの石に腰を下ろして少し休むとすぐに最深部に向けて進んでいったのである。
そうして遂に洞窟の最深部に到達したシオンは最深部の光景を見て、
「…まさか…あれが最深部の番人…?」
と、言って最深部にいた存在に言及したのであった。