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エピソード1 第3話

市長の家に到着したシオンとヴァール。

そこでの光景を見た二人は、


「…なんか…色々とヤバそうな見た目をした人達が邸宅を取り囲んでいるねぇ、ヴァール…」


「…そうだな。これの大半が同業者だと思うとちょっと俺達の事情を考えてしまうな、マイハニー…」


と、言ってちょっと引き気味の表情で会話をしたのであった。

そんな二人や邸宅を取り囲んでいる者達の見ている前で邸宅に侵入していた泥棒達が邸宅の中から追い出されてきたのである。

その様子を見た同業者らしき者達が、


「おいおい情けねえぞ、たった10分で叩き出されてんじゃねぇか!!」


「そうだ、そうだ!俺達は20分粘ったんだぞ!!」


「もっと気合い入れて突っ込まねえからだよ、バーカ!!」


等と言って次々と罵詈雑言を浴びせていったのであった。

これに追い出されてきた者達が、


「うるせえ!!言ってるお前らも叩き出されてたじゃねえか!!」


と、言って罵詈雑言を浴びせてきた同業者達に言い返していったのである。

この様子を見ていたシオンとヴァールだったがシオンがヴァールに、


「…行こうか、なんか収穫がありそうな雰囲気があんまり感じられないや…」


と、言ってこの場を離れようと話し掛けたのであった。

これにヴァールも、


「…そうだな、マイハニー。それにここに長居するとマイハニーに言い寄ってくる不届きな輩が多発しそうだからな」


と、言ってシオンの言葉に賛成して市長の邸宅から離れる事にしていったのである。

そうして市長の邸宅から離れていったシオンとヴァールの二人は、


「…前回の時は夜に侵入したからわからなかったけど、昼間はあんな感じになってるんだね…」


「というか真っ昼間から普通に侵入してるし普通に侵入されてるんだな…」


「侵入出来る物なら侵入してみろ、盗める物なら盗んでみろって感覚なのかな、市長の方も…?」


「それはそれで中々な考え方だな、マイハニー」


と、言って笑いあったのであった。

そんな二人に一組の老夫婦が、


「やあ、そこのお若いお二人、お二人は新入りだね?どうだいこの街は?」


と、言って声を掛けてきたのである。

これにシオンが、


「あら、これはまた品の良さそうな老夫婦ですね。お二人が言われるように私達は新入りですけど、お二人はこの街は長いんですか?」


と、言って老夫婦の質問に答えた後でシオンの方からも老夫婦に質問したのであった。

これに老夫婦は、


「まあそれなりにな。おかげで色々と情報を持っておるぞ?何か教えようか?」


と、言ってシオンの質問に答えるとそのようにシオンとヴァールに尋ねてきたのである。

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