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エピソード1 第1話

大邸宅の下見から1ヶ月後、必要な準備と物資の用意を終わらせたシオンとヴァールは再度泥棒と犯罪者の街に戻ってきていた。

そうして街に入ったシオンとヴァールを大邸宅の主、ハリットが、


「…戻ってきたか、怪盗ジュノー…。こちらはお前の侵入に備えて新たなトラップを満載にしておいたぞ?ジュノーよ、いつでも、どこからでも掛かってくるがいい!」


と、望遠鏡を覗きながらシオンとヴァールに宣戦布告を行ったのである。

一方のシオンとヴァールは前回街に訪れた時と同様に街の散策を行ったのであった。

その道中でシオンは、


「…1ヶ月しか経っていないからなんだろうけど…全く変わってないね。店に並んでる商品も前の時と代わり映えしないし…」


と、言ってヴァールに話し掛けていったのである。

これにヴァールは、


「まあ1ヶ月だしなぁ。特に変わりなしなんじゃないか?」


と、言ってシオンの言葉に答えると続けて、


「なんならその辺の店の店主にでも話を聞いてみるか?最近何か変わった事がなかったか?みたいな感じで」


と、言ってシオンに提案したのであった。

これにシオンは、


「…そうだねぇ…。住人からの情報収集は基本だからね」


と、言って答えると近くの果物屋に入ると店主に、


「すいません、これ下さい」


と、言って商品のリンゴを手に取って渡したのである。

これに店主が、


「ああ、1個100ルトだよ(1ルトは一円換算でお願いします)」


と、言ってシオンに答えるとシオンは、


「はい、これ」


と、言ってリンゴの代金を支払うと店主は、


「毎度あり!」


と、言って答えて笑顔でシオンにリンゴを手渡してきたのであった。

これをシオンは、


「ありがとうございます」


と、言ってこの場で食べながら店主に、


「店長さん、ちょっと良いですか?」


と、言って声を掛けたのである。

このシオンの声掛けに店主は、


「ん?良いけどなんだい?」


と、言って普通に尋ねてきたのであった。

これにシオンは、


「以前にもこの街に来た事があるんですけど、最近この街で何か変わった事とかありましたか?」


と、言って質問を行ったのである。

このシオンの質問に店主は、


「…うーん…そうだなぁ…。何か変わった事…ねぇ…。…うーん…」


と、言って少しの間うんうん唸っていたがついに、


「…ああ、そう言えば一つあったな。市長の家のセキュリティがこれまで以上に強化されたって話があったな…」 


と、言ってシオンに話してきたのであった。

これにシオンは、


「セキュリティが強化されたというのは何かあったという事ですか?」


と、言って店主に尋ねていったのである。

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