俺SUGEEE(TUEEE)!!!な爽快さ、即堕ち2コマについて考える
この物語は個人的推論であり持論・作中で登場する人物等への誹謗中傷は禁止・拙作を読んで発生するあらゆる責任は負いかねます・などわかりきった諸々の注意事項。
また、強制性交等罪および強制わいせつを推奨するものではありません。加えて、当該のカテゴリ・ジャンル・技法、男女の立場を貶める意図もありません。
それらの行為を現実に行えば大半は犯罪であることを念頭においてください。
皆さんは、『即堕ち2コマ』というジャンルをご存知でしょうか?
ご存知でないのなら、目の前のチートアイテムで調べてください。著者は責任を取りませんが。
存知ていただけたところで、話を進めさせていただきます。
すなわち、即堕ち2コマとは以下のようになります。
「なろう風俺SUGEEE(TUEEE)!!!型ジャンル」
なんと、親の顔より見た展開をエロに落とし込んだものなのです!
周囲の環境により難しい、チートアイテムに神様からのフィルタリングがかかってしまっている。
そんな方にもわかりやすく、以下Pixiv百科辞典からの引用となります。
※画像等省略
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「省略の美学」とでも呼ぶべき、過程をすっとばしたスピード感が特徴。
「起承転結」の「承転」が無いものと考えると分かりやすい。
1コマ目と2コマ目の「落差」が当シリーズの肝であり、両者のギャップが激しければ「転結」の作品でも適用される。
時間経過を感じさせる「固定視点」の作品が多い。
非エロ分野で日常触れているもので例えるなら、ライザップ等のダイエット関連CMの使用前・使用後、の2つの画像・動画のギャップをイメージしてもらうとわかりやすいかと思われる。
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さすがに俺SUGEEEでも2コマレベルで表現されそうなのは珍しいでしょうが。
しかし、かなりコマ・描写数が少なくなるのは予定調和です。
即堕ち2コマのジャンルでも、1コマ内で表現されるもの、3コマ程度のものと存在しています。
上記の引用の通り、コマ数そのものよりも展開のスピード感やテンポを重視しているジャンルであるとも言えます。
そのため、非ポルノ分野においても「即(闇)堕ち」、登場人物が物理的に落下する「即落ち」、物語のオチをつける意味での「即オチ」なども存在しています。
ここでは、ポルノ分野における「即堕ち2コマ」シリーズを考えていくものとします。
基本的に、性交渉により対象を屈服させる展開となります。一言に屈服と言っても、展開により三つに大別されます(※画像等省略)。
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1.貴方なんかには負けない!
主役ないしは攻めてくる者に対して、不敗を宣言するのが定石です。→ 当然、負けます。
2.お前、気持ち悪いから近寄らないでよ。
主役ないしは攻めてくる者に対して、蔑む言葉を投げかけます。→ 反省し、考えを改めます。
3.えー、私そんなことしたこともないし、知らないわ。
無知や性的感度が低いこと、はたまたそう装って主張します。→ 身体に覚え込まされます。
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他にも催眠術、悪戯がハッテンなど堕ち方にも様々あります。
これらは、どんなチート能力によるかといったアレンジの方向性の違いくらいのものでしょう。
異性か同性かの違いも、嗜好の差として片付けさせていただきます。アレンジが利くジャンルなのもミソですね。
さて、これらの展開は俺SUGEEE(TUEEE)をエロ展開に置き換えたかどうかの違いです。
では、各々を照らし合わせて行きましょう。
【1】に関して、これはいわゆる主人公と悪役の会話ですよね。
「フハハハハッ、魔王である私が勇者ごときに負けるわけがなかろう!」
→負けました。という俺SUGEEE(TUEEE)では親の顔より見た展開ですね。
続いて【2】です。
「貴方のような雑魚と関わったら、高貴なワテクシが汚れてしまいますわ」
→認めることになりました。これまた俺SUGEEEでは親の顔より見た~略~。
最後の【3】です。
これは無知だったり経験の少ないヒロインを手篭めにするのと同様ですね。やはり、俺SUGEEEでは~略~。
ここまでこじつけておいてなんですが、『即堕ち2コマ』は一種の馬鹿馬鹿しさを主体としたジョーク的ジャンルとも取れます。
俺SUGEEEも捉えようによってはジョークでしょう。しかし、それがこれらのジャンルの発達を手助けしてしまいました。
ポピュラーなジャンルへと昇華されたのです。
そして、昨今の若人達――若者に限らないが――はポルノ分野においてもストレスフリーを好むようになりました。
「なんだ、もう我慢できないのか。堪え性のない悪い子だ」
などと昔の人に言われてしまいかねないですね。
けれど、これらのジャンルが全てジョーク主体の駄作という訳ではありません。皆様もご存知の通りです。
多種多様なイラストは実用性(なんの、かは言うまい)に優れています。2コマだけでも、ことの背景がわかり易いのが良いですね。
何よりも、【1】や【2】の展開は文学的カタルシスを伴うようにできています。
人の不幸は蜜の味、ざまぁ展開、メシウマ。それらを二つのコマで対象を入れ替え行っているのです。
快楽物質を二重で分泌させるのですから、相乗効果は語るまでもないでしょう。
他にも、気丈であったり身持ちの堅い――貞淑な人物が乱れるという状況に、人は想像を掻き立てられるわけです。
爽快感の次に途中の「承転」を想像する余地が生まれるのですから、二度美味しいジャンルとも言えます。
ある意味、創作の形として非常に正しいのです。昔からマンガ表現としては普通でしたし、ね。
【3】は、わかり易い部分では少女奴隷云々に関係する話です。源氏物語然り、処女信仰然り、といったところでしょうか。
以上、即堕ち2コマと俺SUGEEEとの相関、創作上の有用性を証明は終わりとなります。
もっと科学的にこれらを説明する手段もあるのですが、それは既にやっている動画があったりしますので、お株を奪わないよう省略させていただきます。
もしどうしてもという意見があれば、その辺りも説明するといたします。
最後に、自身のアホさと悔しさを、Bitch牧場氏が作り上げたかの有名なセリフに乗せて締めくくるとしましょう。
「俺スゲーには勝てなかったよ……」
もし、科学・理論的に現実問題として本テーマが作中の結論に至ったか、ということが知りたい方はサイト機能としてのメッセージでご連絡ください。
簡単に説明させていただくか、該当動画へのリンク許可を頂き返信します。
誰も幸せにならないので、くれぐれも実践しようなどとは思わないでください。