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掟破りの魔法使い  作者: ヒョウガ
合格試験偏
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第九問 合格試験偏4

ようやく戦闘に入れる。あれ?主役は?

第九問 合格試験偏4


陸達が召喚騒動でもたついてるとき他の候補生たちは戦っていた。

いや、戦いですらないといった方が正しいだろう。


『勝負!』


とある広場でひとりの候補生が筋肉質の男性をいや試験官を見つけた。


『……来たか。さあ試験開始だ!』


『先手必勝!!風のウイングファング


『ほう……』


候補生は風を狼の牙のように見立て試験官に向けてはなった。

しかし、試験官は余裕そうな顔をしていた。否、余裕なのである。

試験官は最初から自らの体に硬化の魔法コーティングをかけているのだ。

さらに右手に風を纏っているのだ。


「しかし甘『させるか大地のアースウォール』」


試験官はウイングファングを叩き落そうと右手をつき出そうとしたとき他の候補生が邪魔をしたのだ。

候補生のウイングファングは突如現れた大地の壁に遮られ試験官に当たらなかった。

そう……試験官の邪魔ではなく攻撃をした候補生に対して……。


『邪魔するな!』


『そっちこそ!』


当然攻撃を邪魔された候補生は邪魔をした方の候補生に向かって文句を言うが邪魔しほうも文句を返した。

試験中にもかかわらず試験官を無視して


『……お前ら俺を無視するな』


ゴチン!!


何かがが2人の頭に落ちる音が響く。


『『ぎゃぁ!!』』


文句の言い合いに集中しすぎて試験官の攻撃をかわせず共に不合格になったようだ。


『……はぁ』


不合格者を保健室に送り届けた後筋肉質の男性はため息をついていた。

無理もない。試験官としても先生としてもここまでのバカ騒ぎを経験したことはなかったろう。

筋肉質の男は今までの試験と今回の試験を振り返りながらあまりにも違いすぎに頭を痛めていた。


「試験の結果はどうですかぁ? 高村先生」


そんな時に後ろのほうからのんびりとした口調の女性が筋肉質の試験官いや高村試験官に声をかけていた。


「これは、ミラノ先生。そちらは……と言うのは無粋ですね」


「はい♪ 今回の候補生は歯ごたえが無さ過ぎですぅ」


声が聞こえた方に高村試験官は振り向くとそこには……水色の髪をツインテールにした白衣姿の女性が笑顔で笑っていた。

結果を聞こうとして聞くのをやめた高村試験官。

なぜならそこには、地にはいつくばっている候補生いや不合格者の山が見えたからである。

それに加え白衣姿の女性ミラノ試験官の言葉と後ろを見れば分かるでしょうと笑顔で語っていた。


「そちらも片付いたようですね」


「ええ、こちらも問題なく」


「あとは、本命の登場ですねぇ」


いつの間にか来ていた年老いた無個性なおっさんが高村試験官に結果を聞いていた。

それを聞きながらミラノ先生は楽しそうに待っていた。


「あらあら~。せっかちさんねぇ」


何かに気づいたミラノ試験官はのんびりとした口調とは裏腹に即座に炎を剣に変え構えていた。


ダンダン!!


何かが撃った音が響く。


スパッ!


何かを斬った音も聞こえる。


コロコロ


何かが転がる音がした。


ボッ!


そして、何かが燃える音があがる。


そうすべてミラノ試験官が叩き落していたのだ。


「ふう、危ない危ない。あやうく当たるところでしたぁ~♪」


「ほう。俺やリア試験官ではなくミラノ試験官を狙ったか」


「しかも通常弾ですか」


「やりますねぇ。確かに魔法を使わないため合格にはなりませんが、しかし候補生にはこちらの力と能力を把握できますからねぇ」


「なるほど。少しは頭が回るようだな」


「そうですね」


『『……っ!』』


燃えた弾丸を見ながらミラノ試験官は余裕な顔をしいているにも関わらず危なかったと言っている。

そんなミラノ試験官の話を聞きながらも高村試験官やリア試験官は何でだろうと考えていた。

候補生の狙いに対して誉めるミラノ試験官に高村試験官にリア試験官。

勿論狙撃場所すらも把握しているようでそこを見ながら試験官達は話をしていた。

その事に気づいた狙撃者たちは驚いていた。


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