プロローグ
ようやくリメイク出来ました。
プロローグ
桜が舞い散る季節でとある学園に向かうと通学路で、
筋肉質の男と髪の色は濡れ羽色でありその髪は腰より下まで伸びており、それをポニーテールに纏めている少女が歩いている。
「今日もいい天気だな。なぁ芹」
「……(うん。りゅうくんと一緒に通えて嬉しいよ)」
「そうか。嬉しいことを言ってくれるな」
そう言って男は隣に歩いている少女の頭を撫でている。
「……(にゃ、くすぐったいよりゅうくん////)」
そう言って少女はくすがったそうに身をよじっている。
『『『ちっ』』』
そんな仲の良い二人に舌打ちを男子生徒達がいたとかいなかったとか。
ビュー―――ン!!(何かが飛んでくる音)
『『き……あ……』』
そんな仲睦まじい二人の耳に聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「? この声は?」
「……?(何か聞き覚えがあるよね?)」
『『きゃあああああ!!!』』
『フッ……』
二人は声が聞こえてくる方に向くと……。
「「……」」
なぜかサーフボードに乗った赤い髪の男とそれに目を回しながらも必死に掴まっている茶色と黒髪のポニーテールの小さな小さな女の子達が叫んでいた。
「「あたし達、ちっちゃくないよ!ちっちゃくないんだからね!」」
「……お前ら誰に突っ込んでんだ?」
それは案外作者にかもしれない。
「……はぁ……またあいつか」
「……(あはは…ほんと相変わらずだよね)」
そんな状況に筋肉質な男は呆れ少女は苦笑していた。
そんな二人を突っ切って一陣の風は取り過ぎていた。
校門前
ポン(何かが軽く爆発した音)
「ちっ……家からここまでの距離が長かった」
「「いい」」
「?どうした。そんなに怒った顔をして」
「「いい加減に反省しろおぉぉっ!」」
スパパ―――ン!!
ちなみに二人の少女のハリセンにはどうして最後に爆発をさせる必要があると書いてあった。
「まただ……。いったりどこから取り出しているんだ。取り出す瞬間をいつも見逃すんだが」
興味深そうに呟くどこかイカレタ少年。
「ほう……そうか。だがな…お・ま・え・はつぐみとひばりにいつもいつも何をさせてるんだ!」
ミシッミシッ
筋肉質な青年が少年の頭を掴み、力をくわえながら言うと
「ぐおおおお!俺の頭蓋骨にひびがあぁぁぁっ!」
少年がもがきながら叫ぶ。
「……(もう駄目だよ。二人を怖がらせちゃ)」
少女が腰に手を当てて叱るように言ったが、はたして聞こえているのだろうか。
「はぁ……やれやれ」
「ほんと昔から変わってないよね」
その光景を2人のちみっこい少女が呟く。
え、彼女達の身長はどのくらいかって?聞いておどろけ!彼女達の身長は138cm!
小学校4年程度の身長しかないのだ。
「「りっくんは」」
2人の少女達は困ったように呆れたような様子で幼馴染を眺めていた。
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