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まえがき ~斑鳩茂市作品集(まえがき部分のみ収録)~  作者: undervermillion
第3章 この桂馬が取られるくらいなら、この勝負負けてしまっても構わない
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33.球拾いの第一人者外伝 味噌汁の調整者(1)

本書が執筆された経過について、簡単に説明する。




私は、蜜丘商事の社員食堂で働く薄幸の美少女、北中真菜きたなか まなが主人公の、ページをめくるだけで涙が止まらなくなるようなラブストーリー、「たまねぎの切断者」を1992年から連載していた。


第7巻を刊行した段階で、出版社が倒産し、第7巻で北中真菜が、蜜丘商事の御曹司である、蜜丘光男みつおか みつおから「毎朝、俺にフォアグラを作ってくれ」とプロポーズされ、その前日に厚生労働省キャリア官僚である蜂屋隆三はちや りゅうぞうから「私の栄養補給を、貴女の力で支えてくれないか?」と言われたプロポーズに対する答えと一緒に返事をするシーンの直前で打ち切られた。


私が、出版社の倒産のきっかけとなった、架空取引による資金造成について告発したのは、出版社で総務部にいた北中さんからの依頼によるものであって、決して、その後の展開を思い浮かべることが出来なかったからではない。




1995年に、「たまねぎの切断者」の第1巻に登場した、蜜丘商事の本社ビルにおいて、清掃業務を請け負っている、東都ビルメンテナンスで清掃員として働く、薄幸の美少女須山英里すやま えりを主人公とした、透き通った透明感のあるミステリー小説の「たまねぎの切断者外伝 窓ガラスの清掃者」を連載した。


第6巻を刊行した時点で、出版社と印税についての交渉が決裂したため、第6巻で須山が右手を伸ばし、空をつかむようにしながら、地面へ落下するシーンで打ち切られた。


私が印税をつり上げたのは、親しい保険員の須山さんから、生命保険の増額の要請に応えるためであって、決して今後の展開に悩んでいたからではない。




1998年に、「たまねぎの切断者外伝 窓ガラスの清掃者」1巻に登場した、須山の友人で研磨職人の弟子である、薄幸の美少女福沖友香ふくおき ゆかを主人公とした、切れ味鋭い作風の復讐劇「窓ガラスの清掃者外伝 ナイフの研磨者」を連載した。


第5巻を刊行した時点で、右腕を骨折したことで、福沖が師匠の敵を討つために潜入した事務所に捕まり、処刑されようとしているシーンで終了している。


私が、骨折したのは、階段から転げ落ちそうになった、妹の友人である福沖さんを助けるために負傷したからであり、決して続きが書きたくなかったからではない。




2001年に、「窓ガラスの清掃者外伝 ナイフの研磨者」の第1巻に登場した、福沖が陶酔するアイドルグループ「クナシス」の一員で、薄幸の美少女黒部千夏くろべ ちなつが主人公の、積み重ねることの大切さを教えてくれるビジネス小説、「ナイフの研磨者外伝 マイレージの探求者」を連載した。


第4巻を刊行した時点で、公職選挙法違反の疑いで逮捕されたことから、第4巻の最後にある5大ドームツアーに出発するために、乗った飛行機が墜落するシーンで完結扱いされてしまった。


私が逮捕されたのは、選挙に出馬した黒部さんの応援に力を入れすぎて、ホームページに応援メッセージを記載してしまったためであり、決してわざと逮捕されることで、第5巻の予告通りに執筆できなかったことをごまかす為に行ったわけではない。




2004年に、「ナイフの研磨者外伝 マイレージの探求者」の第1巻に登場した、黒部の好きな深夜アニメ番組に登場する、21世紀最初の魔法使いで風魔法が得意な、薄幸の美少女早部久美はやべ くみが主人公の、なめらかな筆で書き進むファンタジー小説「マイレージの探求者外伝 鉛筆削りの求道者」を連載した。


第3巻を刊行した時点で、別作品の取材のため南極に長期滞在することになったことから、最愛の妹が胸を刃物で貫かれた場面を描写したところで、休載扱いにされている。


南極に長期滞在する理由は、妻(旧姓早部)と離婚したことによる心の傷を癒すためであって、作品の今後の展開に希望が持てなくなったからではない。




2007年、「マイレージの探求者外伝 鉛筆削りの求道者」の第1巻に登場した、宇宙人からの侵略を防ぐために未来の火星からやってきて、高校の硬式野球部に選手として入部した薄幸の美少女、春間美奈はるま みなが主人公の、世の中にすくいきれないものがあることを教えてくれたSF小説「鉛筆削りの求道者外伝 球拾いの第一人者」を連載した。


第2巻を刊行した時点で、原稿のデータが全て消去されたことから、3対0、9回裏2アウト満塁の場面で、春間が代打に呼ばれている所で終わっている。


データの消失は、アダルトサイトを閲覧していた時に、幼なじみの春間がディスプレイをのぞき込んだことにあわてて、電源を切ろうとしたところ、パソコンが落下した時の衝撃によるものであり、決して、私が全国高校野球選手権大会において女子選手の参加が認められていないことを失念したことで、話が続かなくなったことを隠すためにデータを消去した訳ではない。




2010年、「鉛筆削りの求道者外伝 球拾いの第一人者」の第1巻に登場する、かつて蜜丘商事の社員食堂で働いていて、現在野球部の寮で寮母として、幼い息子と共に住み込みで働く薄幸の美少女、斑鳩真菜いかるが まなが主人公の、お腹の中から暖まるホラー小説「球拾いの第一人者外伝 味噌汁の調整者」の連載を開始した。


この本がその記念すべき第1巻であるが、この前書きを執筆している時に、世界一周旅行に行く必要が生じたため、この本の記載内容以降の内容は全く出来ていない。


世界一周旅行に行くのは、最近結婚した妻(むろん、妻の名字は斑鳩になっている)との新婚旅行に行くためであり、決して、同時に7作品の連載を続けることに疲れて、続きを書く気力がなくなったのが原因ではない。




最後に今後の刊行予定について少しだけ述べたい。

前述の作品は全て、3年に1冊のペースで刊行していた。

いろいろと現状を説明はしてきたが、次回作の刊行についても2016年に出せるようにがんばるつもりである。



~「球拾いの第一人者外伝 味噌汁の調整者(1)」(2013年斑鳩茂市)~

斑鳩先生の2013年は、忙しい1年だったようです。

皆さんの2013年は、どのような年になるのでしょうか?

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