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26.もっと熱血系魔法少女かしわばマックス!ツヴァイ!シャープ!インフィニティスプラッシュリローデッドリターンズ6th(もちろん新魔法少女かしわばが入っていないのはお約束だよ。真理は不憫だけど)+

斑鳩先生が、魔法少女ものに手を出した結果がこれだよ!


本作品は、2年前に刊行した、「魔法少女かしわば」シリーズの、ノベライズ「もっと熱血系魔法少女かしわばマックス!ツヴァイ!シャープ!インフィニティスプラッシュリローデッドリターンズ6th(もちろん新魔法少女かしわばが入っていないのはお約束だよ。真理は不憫だけど)」を文庫化することに伴い、加筆したものである。

本タイトルの最後に+(プラス)が加わっているのがその理由である。


本書を手にしているの読者であれば、「魔法少女かしわば」シリーズにおける本書の位置づけを理解していると思われるが、念のため記載しておく。


2017年1月に「魔法を使用しない、魔法少女アニメがあってもいいじゃないか!」

というコンセプトを元にして、本作品が作られた。

「そんなもの、魔法少女じゃない」、「絶対にヒットしない」という反論は、本作品の魔法少女達が駆使する、魔法以外の超能力、科学、手品、未来技術等ありとあらゆる能力によって息の長いシリーズ作品へと発展していった。

シリーズ名と、製作年及び概要については次のとおり。



○魔法少女かしわば(2017年)

「文芸部かしわば」で繰り広げられた魔法少女たちの物語。魔法を演出するために、様々な手品が駆使された。


○もっと魔法少女かしわば(2018年)

前作の予想外の好評により作られた続編。魔法を演出するための手法に、科学技術が応用されるようになる。


○もっと魔法少女かしわばスプラッシュ(2019年)

後輩3人が加入し、豪華路線になるが、基本的には手品と科学技術を魔法の代わりに使用しているのは前作と変わらない。


○魔法少女かしわばスマッシュ(2020年)

主役を一新し、魔法の演出の代わりに超能力が使用される。

実験作、駄作、野心作等評価が分かれる。

商業的には失敗した。


○魔法少女かしわばインフィニティー(2021年)

前作の失敗を反省し、再起をかけた作品。

主役は3代目に交替し、魔法を演出するための技術として、手品と科学技術だけにとどめた。

この作品により、人気が復活し、「かしわば」の強さを再認識させられる。


○もっと魔法少女かしわばインフィニティー(2022年)

新規キャラクターを追加した続編。

新規キャラクターは超能力を使用するが、おおむね好意的に受け止められた。


○魔法少女かしわばスプラッシュインフィニティ(2022年)

過去の2作品の設定を繋げた、小説作品。

軽妙でありながら、かすかなはかなさをかもしだす文章は、各世代から評価されベストセラーに

もっと魔法少女かしわばインフィニティーで追加された新規キャラクターが使用する超能力は、「将来解析されるであろう科学技術」という設定が加えられ、今後公式設定となる。


○熱血系魔法少女かしわば(2023年)

4代目主人公が新たに登場する。

はじめて本格的な戦闘シーンを挿入した作品。

これまで、魔法の代わりに使用されていた手品や科学技術、超能力を排して、「気」を用いた戦闘術にのみ特化した作品に仕上がった。

賛否両論だが、「かしわば」の新しい時代が始まった。


○スーパー魔法少女かしわば(2023年)

「かしわば」の既存シリーズを元にした、戦術シミュレーションゲーム。

新たに作られた主人公とオリジナルストーリーが原作との大きな違いを産み「ネタゲー」扱いされたが、ゲームシステムが洗練されていたことから、ゲーマー達から好意的に受け入れられた。

結果として続編が作られ、2028年には第6作目「スーパー魔法少女かしわば6th」が発売された。


○魔法少女かしわばスマッシュリターンズ(2024年)

5代目主人公を登場させ、商業的に失敗した過去の作品を再構築した作品。

主人公が使用する超能力が、「将来解析されるであろう科学技術」と公式設定となったことから、それなりの評価を得られた。

一方で、「こんなのスマッシュじゃねぇ」派が出現。いわゆる「原理主義闘争」のはじまり。


○プロジェクトかしわば(2024年)

全作品を一つの作品世界として統合させる「プロジェクトかしわば」が本格始動。

「原理主義闘争」が激化。


○新魔法少女かしわば(2025年)

恵我利グループが、アニメ制作会社を買収後、最初に作成したアニメ。

6代目主人公を登場させ、これまでの「かしわば」シリーズで禁忌扱いされていた「魔法」を唯一使用した作品。

制作発表時点から、これまでの「かしわば」ファンを失望させ続け、第1話で全ての人間が「絶望」を味わった。

「かしわば」シリーズ、最大、唯一の黒歴史。

「真理は不憫」、「それは、言わないで~」が流行したのが、唯一の収穫。

放送期間が、4クールのところが急遽2クールに。

恵我利グループが経営破綻したため、制作会社及び参加スタッフが空中分解し、アニメ制作もストップしかけた。

それでも、恵我利グループからの束縛をはなれた制作スタッフは、なんとか最終話まで完成させることができた。

最終話「漆黒の23分」は後日、評価されることになる。


○もっと魔法少女かしわばインフィニティーリローデッド(2025年)

前作の失敗により急遽発生した、2クールを穴埋めするために作られた作品。

「かしわば」の多くのスタッフが戻り、いつのまにか「ドリームチーム」に。

「魔法少女かしわばインフィニティー」、「もっと魔法少女かしわばインフィニティー」の内容を2クールに圧縮したストーリーにした。

前作の主人公役を務めた声優、伊井野真理が引き続き7代目主人公に抜擢された。

抜擢された理由として「代表作が「新魔法少女かしわば」だけという経歴で彼女の才能を終わらせるわけにはいかない」という内容だったが、期待に応え、一躍人気声優に登りつめる。

そのほかにも、数多くの伝説を残す。


○魔法少女かしわばマックス!(2026年)

かしわばシリーズの存続をかけた作品。

8代目主人公が登場し、これまで魔法の代わりとして使用されてきた手品が無くなり、新たに「地球外生物がもたらした科学技術」が中心として使用されることになる。

結果として、シリーズ最大のヒット作となる。


○魔法少女かしわばマックス!ツヴァイ!(2027年)

前作の続編。

地球外生物が初めて登場し、マスコットキャラクターとして大人気。


○魔法少女かしわばマックス!シャープ!(2028年)

前作の続編。

新たな主人公(男の娘)が登場する。

賛否両論があったが、「地球外生物がもたらした科学技術」の一つとして、おおむね受け入れられた。


○もっと熱血系魔法少女かしわばマックス!ツヴァイ!シャープ!インフィニティスプラッシュリローデッドリターンズ6th(もちろん新魔法少女かしわばが入っていないのはお約束だよ。真理は不憫だけど)(2028年)

かしわば10周年企画として、これまでの作品を一つの小説にした、記念碑的作品。

「新魔法少女かしわば」が含まれないのは、一つのお約束。

編集者とタイトルを決めるときに2ヶ月議論したのは、懐かしい思い出。


~もっと熱血系魔法少女かしわばマックス!ツヴァイ!シャープ!インフィニティスプラッシュリローデッドリターンズ6th(もちろん新魔法少女かしわばが入っていないのはお約束だよ。真理は不憫だけど)+(プラス)(2030年斑鳩茂市)~

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