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9.フローライト

 ししゃも達一行は、町の中央にある冒険者ギルドに来ていた。掲示板には様々な依頼書が貼ってある。朝から依頼を探す為、中は冒険者で溢れていた。とても騒がしい喧騒の中、ししゃもは受付に向かった。


「すいません、冒険者ギルドに登録をしたいのですが」ししゃもが受付嬢に大声で話しかけた。


「私は受付のリーネと申します。登録ですか、何名様なんでしょうか」リーネは大声で話した。


「十七名です。大丈夫ですか」


「少し、時間が掛かりますけど、良いですか」


「大丈夫です」


「では、書類を十七枚、ご用意しますのでご記入をお願いします」


「はい」


「それから一人、百ピクスの手数料が掛かります」「合計、千七百ピクスです」リーネは大声で喉が擦れていた。


「では、これを」ししゃもは千七百ピクスをリーネに渡した。


 それから三十分後、ししゃもはリーネの元にみんなの書類を持って向かった。


「それでは説明をします。初めにランクの話をします」リーネは手元からボードを取り出した。


「一番、最初のランクはフローライトです」


「次がアパタイト、フェルスパー、クォーツ、トパーズ、コランダムの並びになります」


「そして、最高のランクがダイヤモンドになります」


「依頼がフローライトであれば依頼を受けられます。それ以上の依頼はランクが上がらないと受ける事が出来ません」


「何かご質問はあるでしょうか」


「ランクはどうやって上げるんですか」


「ランクは達成した依頼を元に、冒険者ギルドが決定をします」


「手っ取り早い方法は無いんですか」


「私の知る限り、コツコツが一番ですね。たまに特例で上がる方もいますけど」


「特例とは何ですか」


「特別な依頼です。ですが、滅多に出ないですよ」


「他には、何か無いですか」


「冒険者ギルドは戦争に参加しません。あくまで中立の立場です。ですが、冒険者が個人的に戦争へ参加するのは認められています」


「それと、犯罪を行うと冒険者ギルドから追放になります」


「一先ず、説明は以上です」


「ありがとう、色々と分かりました」ししゃもがお礼を言った。


「それでは、このプレートと書類を渡します」「書類は身分証の代わりになります」「それから、見える箇所にプレートを取り付けて下さい」リーネは十七枚のプレートと書類をししゃもに手渡した。


「今日から依頼を受ける事が出来ますので、お気軽にどうぞ」リーネが笑顔で話した。


 ししゃもはみんなにリーネから聞いた話を説明した。


「フローライトか、まぁ、仕方が無いな」プレートをくるくる回しながら岳ちゃんが呟いた。


「岳さん、コツコツとやりましょう。急がば回れですよ」燕ちゃんが話した。


「そうだな、一先ず、どんな依頼があるのかを確認してみようか」ししゃもが話した。


 メンバー全員が掲示板を眺めていた。


「手伝いとか警備とか荷物運びとか、何か物足りないですね」とんかつ君が話した。


「モンスター討伐があるけど、フェルスパー以上だ」とろろ君が話した。


「まぁ、最初はこんなもんだろう」ししゃもが話した。


「何か、依頼を受けてみますか」毒蛇さんが話した。


「いや、今日は止めておこう。それより、みんなで酒場に行かないか」ししゃもが話した。


「情報収集ですか」森羅万象さんが話した。


「それもあるが、酒を飲みたくてな。みんなで飲もう」ししゃもが話した。


「良いですね、お店でゆっくりとお酒を飲みたいです」ふみふみさんが話した。


「未成年は誰か居るか」ししゃもが尋ねた。


「私だけですね」こてぺそちゃんが手を挙げた。


「こてぺそちゃんはジュースだ」ししゃもが話した。


「はい、残念です」こてぺそちゃんが話した。


「お店は開いているのでしょうか、お昼ですけど」りこっちが話した。


「やっている酒場があるんじゃないか」とんかつ君が答えた。


「一先ず、町に出てみよう」ししゃもが話した。


 ししゃも達一行は通行人から話を聞いて南側の酒場に向かう事になった。


「いらっしゃいませ『どんぐり亭』にようこそ」店員の女の子が話した。


「何名様ですか」


「十七名だ、席はあるか」ししゃもが話した。


「奥のテーブル席を使って下さい」女の子が話した。


「取り合えず、みんな、何を飲む」ししゃもが尋ねた。


「一杯目はみんなビールで良いんじゃないですか」とろろ君が話した。


「そうだな、初めはビールだよな」岳ちゃんが話した。


「店員さん。みんなにビールをお願いします」燕ちゃんが注文をした。


「あ、ひとつはジュースで」こてぺそちゃんが話した。


 店員の女の子がビールとジュースを運ぶと、それをテーブルに並べた。それぞれがグラスを持つと乾杯の音頭をししゃもが取った。


「バトル・オブ・ザ・フロッグス。万歳」ししゃもがビールを一気に飲み干した。


「バトル・オブ・ザ・フロッグス。万歳」みんなが乾杯をした。


「うめぇぇぇ、地ビールだな、これ。苦さの後に甘さがある」とろろ君が話した。


「フルーティーで飲みやすいですね」燕ちゃんが話した。


「何か料理でも頼もう」ししゃもが話した。


「ピクスは大丈夫なんですか」りこっちが尋ねた。


「ギルドマネーは四千百ピクスあるから、気兼ねなく注文して」ししゃもが答えた。


「何を食べようかな。鳥のから揚げがあるぞ」岳ちゃんが話した。


「良いっすね、から揚げ。食べたいです」うすしお君が話した。


「フルーツパフェを頼んでも良いですか」こてぺそちゃんが話した。


「じゃんじゃん、頼め」ししゃもが話した。


「このギルドに入って幸せです」小麦ちゃんが話した。


 この異世界に来てから、常に張り詰めた緊張感があった為、ギルドメンバーはお酒を飲んで有頂天になっていた。


「ふぅ、店が繁盛しているな、満員じゃないか」ししゃもが話した。


「まだまだ、飲みますよ」毒蛇さんが酔っぱらっていた。


 奥のテーブル席で騒がしく飲んでいると。突然、店の空気が変わった。


「おら、邪魔だ、俺たちの場所だ。そこは」強面の男が大声で怒鳴った。


「俺たちが座るんだ。どけよ」もう一人の男も怒鳴った。


「テメー、そこの席を空けろよ」そう言いながら男が客の尻を蹴っていた。


 突如、現れた五人組。店内は唖然としていた。

◆登場人物


◆ししゃも 物語の主人公。【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のリーダー。


つばめ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のサブリーダー。


毒蛇どくへび【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のサブリーダー。


◆うすしお【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


たけ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


緑川みどりかわ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆ああああ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆とんかつ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆麦茶【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


小麦こむぎ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆とろろ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


森羅万象しんらばんしょう【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


七味しちみ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆こてぺそ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


阿修羅あしゅら【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆ふみふみ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆りこっち【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◇設定資料


◇【ソランの町】ヨームの村から南東にある町。


◇【冒険者ギルドランク】ダイヤモンド、コランダム、トパーズ、クォーツ、フェルスパー、アパタイト、フローライト。モース硬度がランクを示す。最高ランクはダイヤモンド、最低ランクはフローライト。

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