表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/31

28.誘拐

「行きますよ」とろろ君が剣を構えた。ししゃもの正面から切り掛かるとししゃもは短剣で剣を受け止めた。


「流石ですね」とろろ君は再び剣を正面から打ち込んだ。


「一発、一発が重いな」ししゃもは短剣で防御をしている。


 ししゃもはとろろ君の剣を受け止めると手首を返して剣を弾き飛ばした。


「こんなところか」ししゃもは短剣を鞘に納めた。


「もう一回やりましょう」とろろ君が話した。


 二人は再び剣を交えた。とろろ君は本気で剣を打ち込んだ。だが、ししゃもは短剣でそれを鮮やかに受け止める。とろろ君が勇者のスキル【羅刹】を放った。必殺の重い一撃が降り下ろされる。ししゃもは素早く後ろに下がってそれを回避した。


「二人とも、休憩にしましょう」燕ちゃんがお茶を運んで来た。


「隊長の強さは化け物ですね」とろろ君が話した。


「いや、とろろ君も強かったよ」ししゃもがお茶を口に運んだ。


「ふぅ、お茶が美味いな」ししゃもが呟いた。


「俺も、もっと強くならないとな」とろろ君が話した。


「お、やる気満々だね。その気持ちがあればもっと強くなれるさ」ししゃもが話した。


「隊長は世界最強ですからね」燕ちゃんが話した。


「まぁ、大会には色んな人が集まるからね。俺より強い奴が居るかも知れないよ」ししゃもが話した。


「隊長は抜け目が無いからどんな相手でも負けませんよ」燕ちゃんが話した。


「それで負けたら井の中の蛙だな」ししゃもが笑った。


「まぁ、カエルですからね」とろろ君も笑った。


「ともあれ、明日は大会だ。最後まで鍛えておかないとな」ししゃもが話した。


 三人は宿屋の中庭で鍛錬を続けた。日が暮れるとししゃもは温泉に向かった。


「良い湯だな。相変わらず熱いけど」ししゃもは湯船に浸かった。


「さて、明日はいよいよ大会だ。今日はゆっくりと休もう」ししゃもは温泉から出るとすぐさま布団の中に潜った。布団の中でお菓子を食べると深い眠りについた。


 翌日、メンバー全員で闘技場へ向かった。


「凄い、人だかりだな。お祭りみたいだ」森羅万象さんが話した。


「お祭りですね。席が取れると良いけど」毒蛇さんが話した。


「じゃ、俺は選手の部屋に移動する。何かあったら知らせろ」ししゃもが部屋に向かった。


「俺も強くなっていずれかは大会に出たいです」うすしお君が話した。


「では、鍛えないとな」ああああさんが話した。


「焦る事は無いさ、俺たちが何時でも訓練してやる」阿修羅さんが話した。


「頼もしいです」うすしお君が話した。


「みんな、賭けについて説明をする」岳ちゃんが説明を始めた。


「序盤の賭けは全てししゃもさんに賭けるんだ」「序盤だと強さが分からないからオッズが上がる」「後半には使えない手になるからな」「話しは以上だ」岳ちゃんが説明を終えた。


「成程、それは稼げますね」毒蛇さんが話した。


「美味しい話だ」森羅万象さんが話した。


「流石、岳さん。ギャンブラーだ」とんかつ君が話した。


 メンバーは一先ず、闘技場の中に移動した。座席は既に埋まっている。


「立ち見ですね」こてぺそちゃんが話した。


「まぁ、仕方が無いよ。これだけ人が居るんだもん」とろろ君が話した。


「そう言えば闘技場の外に出店がありましたよ」うすしお君が話した。


「お、何か買いに行こうか」阿修羅さんが話した。


「俺が買って来ますよ」うすしお君が話した。


「良いのか、そろそろ試合が始まるぞ」ああああさんが話した。


「遠慮しないで下さいよ」うすしお君が話した。


「じゃ、頼むか」森羅万象さんが話した。


 うすしお君はメンバーから飲み物と食べ物の注文を聞いた。出店が通りの奥の奥まで並んでいる。うすしお君は出店を見て回った。


「なぁ、あんた。バトル・オブ・ザ・フロッグスのメンバーだよな」男がうすしお君に話しかけて来た。


「何者だ。お前ら」うすしお君の表情が変わった。


「バトル・オブ・ザ・フロッグスのメンバーか聞いているんだよ」女が話した。


 うすしお君は五人組に囲まれている。


「そうだけど、何の用だ」うすしお君は緊張した声で尋ねた。


「お前を人質にするんだよ。見て分からねーのか」女が話した。


 うすしお君は逃げようとしたが後ろから殴られて意識を失った。


 一方その頃、ししゃもは選手部屋で選手を眺めていた。


「中々、強そうなのが居るな」知者の眼鏡を掛けてステータスを見ている。


「あれは、プレイヤーじゃないか」ししゃもは部屋の端に居る二人組を見つけた。


「レベルが三百か、カンストだな。ジョブも三つ獲得している」


「装備が気になる所だが、まぁ、少し気を付ければ大丈夫だろう」


「それよりもあの女性が気になる」ししゃもは部屋の中央に居る女性を見ていた。胸にダイヤモンドのプレートを付けている。最高クラスの冒険者だ。


「レベルがカンストでジョブが一つか、でも、ステータス値が表示されないな」


「何か妨害出来る装備を所有しているのか」ししゃもは顎を手で撫でていた。


 ししゃもは女性の元へ向かった。


「やぁ、こんにちは」ししゃもは女性に話しかけた。


「こんにちは」女性が話した。


「相当、強いんですね」ししゃもが話した。


「まぁ、そこそこ強いです」女性が話した。


「お名前を伺っても良いですか、自分はししゃもと言います」ししゃもが話した。


「私の名前はエリザベールと申します。みんなからは赤の閃光と呼ばれています」エリザベールが話した。


 エリザベールは懐から知者の眼鏡を取り出すとししゃもを眺めた。


「成程、あなたも相当強いんですね」


「もしかしたら決勝戦で会う事になるでしょう」エリザベールが話した。


「互いにベストを尽くしましょう」ししゃもが話した。


「隊長、大変です」部屋の入口から大きな声が響いた。燕ちゃんの声だった。

◆登場人物


◆ししゃも 物語の主人公。【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のリーダー。


つばめ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のサブリーダー。


毒蛇どくへび【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のサブリーダー。


◆うすしお【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


たけ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


緑川みどりかわ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆ああああ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆とんかつ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


麦茶むぎちゃ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


小麦こむぎ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆とろろ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


森羅万象しんらばんしょう【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


七味しちみ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆こてぺそ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


阿修羅あしゅら【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆ふみふみ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆りこっち【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆エリザベール ダイヤモンドの冒険者。別名、赤の閃光。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ