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21.水の都

 ししゃも達一行は水の都オーハンの北西に辿り着いた。人口、三百万人の大きな都は行き交う人々の喧噪でとても騒がしかった。


「とても大きい都ですね」燕ちゃんが話した。


「人の数が多いな」阿修羅さんが呟いた。


「先が見えないほど建物が立っていますね」りこっちが話した。


「ソランの町と同じで建物が統一されている」ああああさんが話した。


「夜はもっと眺めが良いんだろうな」森羅万象さんが話した。


「一先ず、宿屋を探そう」ししゃもが話した。


 ししゃもは通行人に宿屋の場所を尋ねた。


「宿屋は南東の海辺沿いにありますよ」「ここから歩くと八時間ですね」通行人が答えた。


「ありがとう。随分と遠い場所にあるんだな」ししゃもが話した。


「ポータルを使えば一瞬で到着しますよ。それでは失礼します」通行人が歩いて行った。


「海辺って海があるんですか」こてぺそちゃんが尋ねた。


「ここは、ファルランド大陸の南東の端だからな。海があるんだ」ししゃもが答えた。


「そう言えばソランの町でも海鮮物が豊富でしたね」毒蛇さんが話した。


「ここから海鮮物を仕入れているんだろう」ししゃもが話した。


「さて、宿屋に向かうか」ししゃも達一行は歩きながら宿屋を目指した。


 都の中には水路が走っている。小舟が行き交う水路はとても美しかった。色々と見物をしながら歩いていると、もう夕方だった。


「宿屋の数が半端ないな」岳ちゃんが呟いた。


「どこが良いかな」ししゃもは迷っている。


「一先ず、聞いて回るか」ししゃもが宿屋に向かった。


「宿屋『黄金の景色』にようこそ。ご宿泊ですか」店員が話した。


「大部屋はあるか、十七名で三ヵ月だ。温泉も欲しいな」ししゃもが尋ねた。


「大部屋はありませんね。申し訳ありません」店員が答えた。


「そうか、それなら別の宿屋にするよ」ししゃもが話した。


 ししゃもは何軒か宿屋を回ったが大部屋のある宿屋が見つからなかった。


「あの犬は何だ」宿屋の前に犬が座っている。


「可愛い犬ですね」燕ちゃんが犬を撫でた。


「ワンワン」犬はとても喜んでいる。


「ちょっと店員に尋ねて来る」ししゃもは宿屋の中に入った。


「宿屋『犬の故郷』へようこそ。ご宿泊ですか」愛想の良い店員が話しかけて来た。


「大部屋はあるか、十七名で三ヵ月だ。温泉もあると助かる」ししゃもが尋ねた。


「はい、大部屋も温泉も完備しております」店員が答えた。


「料金は幾らだ」ししゃもが尋ねた。


「一日、五百ピクスでどうでしょうか、三ヵ月分で三万ピクスになりますね」店員が答えた。


「あぁ、それで構わない。先に料金を支払うよ」ししゃもは三万ピクスを店員に手渡した。


「ありがとうございます。大部屋は二階の奥にあります」店員が話した。


 ししゃもは表に出るとみんなに説明を始めた。


「宿屋はここにする。観光がしたい場合は二人一組で。何か質問はあるか」


「俺たちは三人一組になりますが良いでしょうか」とろろ君が話した。


「うすしお君と緑川さん、とろろ君は三人一組で」「宿屋には誰かが待機する様に、何かあった場合に連携を取りたい」ししゃもが話した。


「了解しました」ああああさんが話した。


「冒険者ギルドはどこにあるんでしょうか」ふみふみさんが尋ねた。


「それは明日にしよう。今日はゆっくり温泉に浸かりたいからな」ししゃもが答えた。


「いよいよ温泉だ。旅の疲れを癒そう」ししゃもは宿屋の大部屋に向かった。


「ソランの町の宿屋より広いですね」燕ちゃんが話した。


「これだと結構、間隔が空くな」岳ちゃんが話した。


「そんな事より、みんなで大浴場に入るぞ」ししゃもがタオルを片手に部屋を出て行った。


「隊長、待って下さいよ」燕ちゃんも急いで支度をした。


「おぉ、湯船が大きいな。やっぱり風呂は最高だな」ししゃもは体を洗っている。


「どれ、浸かるか。熱いな。かなり熱いな」ししゃもはゆっくりと湯船に入った。


「はぁ、日頃のストレスが無くなって行くようだ」ししゃもはタオルを頭に乗せている。


「俺はどっちに入れば良いんだ」岳ちゃんが大声で尋ねて来た。何故なら岳ちゃんのアバターは女性だからだ。


「タオルで隠して男湯が正解だな」ししゃもが大声で答えた。


「了解」岳ちゃんがタオルで体を隠しながら男湯に入って来た。


「隣に女湯があるのか」ししゃもが湯船で平泳ぎをしている。


「隊長、行儀悪いですよ」毒蛇さんが注意した。


「悪い悪い、つい泳いでしまった」ししゃもが話した。


「隊長、石鹸ありますか、こっちに投げて下さい」燕ちゃんが大声で呼びかけた。


「分かった。投げるよ」ししゃもが石鹸を女湯に投げた。


「隊長、ありがとうございます」燕ちゃんが大声で話した。


「お湯が熱いな」岳ちゃんが湯船に浸かりながら話した。


「源泉かけ流しなのかな」ししゃもが呟いた。


「源泉かけ流し、塩化物泉。保湿効果が抜群の湯です」とろろ君が温泉の効能を読み上げた。


「しかし、温泉は良いな。疲れが取れる」ししゃもが呟いた。


「かけ流しだと一日中、温泉に入れるな」岳ちゃんが話した。


「それな」ししゃもが話した。


「隊長、明日は冒険者ギルドに向かいましょう」毒蛇さんが話した。


「そうだな、ここを拠点に色々と動くぞ」ししゃもが話した。


「水の都オーハン。楽しみですね」うすしお君が話した。


「温泉に闘技場、バトルカードの専門店。冒険者ギルド。他にも色々とありそうですね」森羅万象さんが話した。


「風呂から上がったらみんなでご飯を食べに行こう」ししゃもが話した。


「良いっすね」とろろ君が話した。


「魚介類が新鮮だろうな」阿修羅さんが話した。


「水の都オーハン。さて、どうなる事やら」ししゃもが湯船から上がった。

◆登場人物


◆ししゃも 物語の主人公。【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のリーダー。


つばめ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のサブリーダー。


毒蛇どくへび【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のサブリーダー。


◆うすしお【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


たけ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


緑川みどりかわ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆ああああ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆とんかつ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


麦茶むぎちゃ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


小麦こむぎ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆とろろ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


森羅万象しんらばんしょう【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


七味しちみ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆こてぺそ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


阿修羅あしゅら【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆ふみふみ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆りこっち【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。

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