表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/30

18.可能性の世界

 男は木から飛び降りると戦闘態勢に入った。


「お前、只者では無いな。やばい雰囲気をビンビン感じるぜ」男が話した。


「俺たちは対話をしに来たんだ。やり合うつもりは微塵も無い」ししゃもが話した。


「お前たちもゲームプレイヤーか、成程、相当やるな」男が話した。


「俺たちはバトル・オブ・ザ・フロッグスだ」ししゃもが話した。


「有名なギルドだな。俺たちはザ・ルーツ。弱小ギルドだ」男が話した。


「突然だが一対一の決闘を申し込む」男が話した。


「別に戦わなくても対話で何とかなるんじゃないか」ししゃもが話した。


「やり合わないと分からない事もあるさ」男が話した。


「俺の名前は権蔵ごんぞうと言う。お前の名前は」男が尋ねた。


「俺の名前はししゃもだ」ししゃもが答えた。


「では、ししゃも殿。行くぞ」権蔵が構えた。


「お手柔らかに頼むよ」ししゃもが大剣を取り出した。


 森の中で二人を囲むように互いの仲間が決闘を見守っている。


 先に動いたのは権蔵だった。権蔵は格闘家のスキル【獅子拳・激流】を繰り出した。凄まじい衝撃波がししゃもを襲う。だが、ししゃもは大剣でそれを防御した。


「ほぅ、無傷か」権蔵は格闘家のスキル【龍拳・乱れ桜】を放った。拳の連打がししゃもの体に当たるとししゃもは片膝をついた。


「吸収系のスキルか、それは防御が出来ないな」そう言いながら再び間合いを取った。


「ここからが本番だ」権蔵は【龍拳・八極】を繰り出した。ししゃもの体に拳の雨が降り注ぐ。ししゃもは後ろに吹き飛んだ。


「まだまだ行くぜ」権蔵が両手を構えた。


 権蔵はゴーレムのスキル【ロック・ディストーション】で巨大な岩をししゃもに投げた。


 ししゃもは大剣でそれを薙ぎ払った。巨大な岩が粉々に砕けた。


「次はこちらの番だ」ししゃもは暗黒騎士のスキル【暗黒剣・一刀両断】を放った。一閃が権蔵の体に当たると権蔵の体力が半分削れた。


「一撃か、とてつもない強さだな」権蔵が片膝をついた。


「まだ、やるのか」ししゃもが話した。


「いや、降参する」権蔵はししゃもに一礼をした。


「ししゃも殿、この世界は一体何なんだ」権蔵が尋ねた。


「俺たちも答えを探している」ししゃもが答えた。


「何故、俺たちを探していたんだ」権蔵が尋ねた。


「冒険者を捕まえただろう。それが理由だ」ししゃもが話した。


「尋問した件か」権蔵が話した。


「そう言う事だ。町で噂が流れている」「まぁ、仕方のない事だ。情報収集は必要だからな」ししゃもが話した。


「町の酒場で一杯やらないか」ししゃもが尋ねた。


「俺たちは金を持って無いぞ」権蔵が笑った。


「奢るよ」ししゃもが笑顔で返した。


 ししゃも達一行は町の酒場に移動した。


「地ビールかこれ、本当に美味いぞ」権蔵がビールを一気に飲み干した。


「おつまみも美味いぞ」ししゃもが鳥の串焼きを頼んだ。


「俺たちが知っている情報を話そう」ししゃもはビールを飲みながら説明をした。


「成程」権蔵が話した。


「三千ピクスだ。餞別にやろう」ししゃもが権蔵にピクスを渡した。


「助かるよ、いつかお礼を返さないとな」権蔵がビールを飲んだ。


「別にいいさ、困った時はお互い様だろう」ししゃもが話した。


「この二人は蟹ちゃんとぴえんだ。よろしく頼む」権蔵が話した。


「よろしくお願いします。ししゃもさん」二人はししゃもに挨拶をした。


「こちらこそよろしく、二人も遠慮しないで注文を頼んでね」ししゃもはビールを飲んだ。


「俺たちは王都に行こうかと思う」権蔵が話した。


「人が集まる場所に居た方が何かと融通が利くからな」権蔵はまたビールを飲み干した。


「俺たちは新しい憲兵隊が来るまでこの町に滞在するよ」ししゃもが話した。


「次に向かうのは水の都かな」ししゃもがビールを飲んだ。


「まぁ、どこかで再び会えるだろう」権蔵がビールを注文した。


「そうだな」ししゃもがビールを飲み干した。


「しかし、大所帯のチームだな。全員で何人いるんだ」権蔵が質問した。


「俺も含めて十七名だ」ししゃもが答えた。


「俺たちも気を付けるがお前たちも十分に気を付けろよ」権蔵が話した。


「何に気を付けるんだ」ししゃもが尋ねた。


「一番、気を付けないといけないのはプレイヤーだろうな」権蔵が答えた。


「まぁ、何とかやるさ」ししゃもが話した。


「この串焼きはタレが美味いな」権蔵は一口で串焼きを食べた。


「この世界は何なんだろうな」ししゃもが呟いた。


「太陽が二つあって、月が三つある。どこか遠い星だろうな」権蔵が話した。


「あの時、ゲームにインしていた人は皆、飛ばされたんだ」ししゃもがため息をついた。


「しかも、この世界の名前がアンダー・ザ・グラウンドっていうのも不思議な話だ」権蔵もため息をついた。


「多分だが何か関係があるんだろうな。暦も時間も前の世界と同じだし」ししゃもが話した。


「可能性の世界。何だろうな」権蔵が笑った。


「確かに、概念はそこにあるのかも知れないな」ししゃもも笑った。


「戻る方法があるのかも知れないが、この世界で生きる事も考慮しないと」ししゃもはビールを注文した。


「まったくだ」権蔵もビールを注文した。


「隊長たち仲が良いんですね」燕ちゃんが話した。


「あぁ、どちらもギルドリーダーだからな。話が合うんだ」ししゃもが笑った。


「お前たちは良いリーダーを持って幸せだな」権蔵がビールを飲んだ。


「そうですね。では、乾杯しましょう」燕ちゃんがワイングラスを持った。


「飲める口か、それでは乾杯」権蔵がビールを飲み干した。


 燕ちゃんもワインを一気に飲み干した。


「ふぅ、美味しいですね」燕ちゃんがワインを注文した。


「二人とも酒が強いな」ししゃもが話した。

◆登場人物


◆ししゃも 物語の主人公。【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のリーダー。


つばめ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のサブリーダー。


毒蛇どくへび【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のサブリーダー。


◆うすしお【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


たけ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


緑川みどりかわ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆ああああ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆とんかつ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆麦茶【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


小麦こむぎ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆とろろ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


森羅万象しんらばんしょう【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


七味しちみ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆こてぺそ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


阿修羅あしゅら【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆ふみふみ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆りこっち【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


権蔵ごんぞう【ザ・ルーツ】のリーダー。


◆蟹ちゃん(かにちゃん)【ザ・ルーツ】のメンバー。


◆ぴえん【ザ・ルーツ】のメンバー。


◇設定資料


◇【ピクスの価値】百円=一ピクス、千円=十ピクス、一万円=百ピクス、十万円=千ピクス、百万円=一万ピクス。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ