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13.空っぽの財布

 アラクネ・トーラ討伐から二日後、ししゃも達一行はソランの町に戻った。ししゃもはマイガから報酬を受け取ると五月雨の宿泊先を尋ねた。


「俺たちは宿屋『七面鳥』に宿泊しています」「これから飲みに行きますが旦那たちはどうします」マイガが話した。


「そうか、俺たちは買い物があるから一旦、分かれる。依頼を受けたい場合は宿屋か酒場に誰かを向かわせる」ししゃもが話した。


「では、旦那。先に一杯やってます」オーダイが話した。


 ししゃも達一行は町の武器屋に向かうと店の前で話を始めた。


「ふみふみさん。装備の鑑定を頼む」ししゃもが話した。


「了解です」ふみふみさんが装備品を品定めしている。


「レアが二個、ハイ・レアが三個、グレート・レアが二個、エピック・レアが一個ですね」ふみふみさんが話した。


「アラクネが持っていた大鎌の鑑定はどうなんだ」ししゃもが尋ねた。


「その大鎌がエピック・レアです。呪術師のスキル【呪い】を使う事が出来ます」ふみふみさんが答えた。


「それでうすしお君の動きが止まったのか」とろろ君が話した。


「呪いは様々な効果が出ますからね」毒蛇さんが話した。


「何か気になる装備は無いか」ししゃもが尋ねた。


「特には無いですね」ふみふみさんが答えた。


「なら、この装備を売却する」ししゃもは店の中に入ると店員に話しかけた。


「これらを売りたいんだが、全部で幾らになる」ししゃもが話した。


「エピック・レアじゃないですか、レア物も沢山ありますね。合計、八万千ピクスでどうでしょうか」店員が話した。


「よし、その値段で売ろう」ししゃもが装備品を売却した。


「結構、良い値段になったな」ししゃもはそう呟くと仲間の所に戻った。


「では、全員に今回の報酬を分配をする。一人、二千八百ピクスだ」ししゃもは報酬をみんなに配った。


「さて、道具屋に向かうぞ。バトルカードを購入する」ししゃも達一行は道具屋に向かった。


 道具屋は旅人で賑わっていた。ししゃもは店員にバトルカードの場所を尋ねた。


「バトルカードはカウンターの脇にあります」店員が指を差した。


 銀色の包装で包まれたバトルカードは一枚、百ピクスだった。


「意外と安いんだな」ししゃもが呟いた。


「カエルの旦那。カードは外れが多いんで気を付けて下さいね」店員が話した。


「成程、外れが多いのか」ししゃもが話した。


「希望のカードがあるなら都の専門店で購入した方が安いですよ」店員が話した。


「カードの専門店があるのか」ししゃもが話した。


「ここからだと、水の都オーハンが一番近いですね」店員が話した。


「今回は十枚だけ購入しよう。千ピクスだな」ししゃもが店員にピクスを渡した。


 ししゃもはバトルカードを十枚選んだ。


「カードの効果はカードの裏に書いてあります。幸運を」店員が笑顔で話した。


「これは何だ『防御①』相手の攻撃を三度だけ防御する。防御効果は一割減か、このカードは外れだな」ししゃもが呟いた。


「カエルの旦那。ナンバーが付いているカードは最高が⑩です。⑩のナンバーが出たら大当たりです。一攫千金も夢じゃありませんよ」店員が話した。


「今回は外れのカードばかりだった。確かに気を付けないとピクスがあっという間に無くなるな」ししゃもが話した。


 他のメンバーもバトルカードを購入していた。唯一、こてぺそちゃんが『スタミナ回復④』を引き当てた。


「流石だな、こてぺそちゃん」ししゃもが喜んでいた。


「やりましたよ。隊長」こてぺそちゃんが笑っていた。


「はぁ、俺のカードは全滅だ。何か美味しい物でも食えば良かった」うすしお君がため息をついた。


「何事もチャレンジだ」ししゃもがうすしお君の肩を叩いた。


「ししゃもさん、ちょっとピクスを貸してくれないか」岳ちゃんが話した。


「岳ちゃん、もしかして。全部使ったのか」ししゃもが話した。


「もう財布が空だよ。全部、ごみカードだった」岳ちゃんが笑っていた。


「流石、岳ちゃん。とことんやる男だな」ししゃもが話した。


「何かアイテムを売りに出すか、もっとカードを買わないと」岳ちゃんが話した。


「せっかく、冒険者ギルドに入ったんだ。依頼を受ければ良いじゃないか」ししゃもが話した。


「二人一組なら依頼を受けても良い事にしよう。みんな稼ぎたいだろうからな」ししゃもが提案をした。


「賛成です。隊長」燕ちゃんが話した。


「気を付けるべきはあくまでもゲームプレイヤーですね」毒蛇さんが話した。


「そうですね。二人一組なら対処出来るでしょう」森羅万象さんが話した。


「大きな依頼はみんなで対処しよう。ギルドマネーも稼がないと」ししゃもが話した。


「それも大事ですね」ああああさんが話した。


「では、一旦。解散する。それから情報収集も忘れずに」ししゃもが話した。


「隊長、十七名だと一人余りませんか」とんかつ君が話した。


「そうだな、一つだけ三人一組にしよう。それなら問題は無い筈だ」ししゃもが話した。


「俺と緑川さんと誰か居ませんか」うすしお君が話した。


「なら、俺が入ろう」とろろ君が話した。


「とろろさんとなら安心です」緑川さんが話した。


「隊長、私と組みませんか」燕ちゃんが話しかけて来た。


「燕ちゃんと一緒なら心強いな」ししゃもが話した。


「なら、行こうか」ししゃもが燕ちゃんと一緒に冒険者ギルドに向かった。

◆登場人物


◆ししゃも 物語の主人公。【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のリーダー。


つばめ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のサブリーダー。


毒蛇どくへび【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のサブリーダー。


◆うすしお【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


たけ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


緑川みどりかわ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆ああああ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆とんかつ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆麦茶【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


小麦こむぎ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆とろろ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


森羅万象しんらばんしょう【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


七味しちみ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆こてぺそ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


阿修羅あしゅら【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆ふみふみ【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆りこっち【バトル・オブ・ザ・フロッグス】のメンバー。


◆マイガ【五月雨】のリーダー。


◆オウド【五月雨】のメンバー。


◆キネス【五月雨】のメンバー。


◆オーダイ【五月雨】のメンバー。


◆クリネ【五月雨】のメンバー。


◇設定資料


◇【ピクスの価値】百円=一ピクス、千円=十ピクス、一万円=百ピクス、十万円=千ピクス、百万円=一万ピクス。

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