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鯨と少女

 前日とは打って変わって、この日は快晴だった。夏の盛りが近づいていることを感じさせるような熱気と湿気に、町では皆、汗を拭きながら働いていた。

 ユハとイリはいつものように、朝から港の競りに出ていた。だが、港の様子は普段と異なっていた。漁師たちは口論でもしているかのように、何かを言い合っていた。漁師たちのそばには、それぞれ今朝の漁で使ったはずの網がきれいに畳まれたまま置かれていた。二人が港を歩き回っても、一向に商品の魚が見当たらない。誰も漁に出なかったのだろうか。

 ユハは、一団から離れて逆さにした籠に腰かけていたオキムに声をかけた。オキムは俯いていた顔を上げ、ああ、とユハに手を挙げた。

「こんなお天気だってのに、みんなして漁に出なかったのか?」

「...近場にシャチが出た。」

オキムは、やれやれといった様子で額に手を当てた。

「シャチだって?」

この海峡一帯では、シャチの目撃など数年に一度、群れが通り過ぎるだけだ。

「しかも、小魚だけじゃなく大物まで食い荒らしとる。腹を減らしてるのか、港を出た船に体当たりしてくるときちゃ、手の打ちようもねえ。」

それでこの様相か、とユハは漁師たちを眺めた。こうなってしまっては、魚屋も仕事にならない。

「何とかしてシャチを仕留めることはできねえのか?」

ユハはオキムに尋ねた。

「...無理だな。釣り上げるにも、網にかけるにもでかすぎる。」

オキムはため息をついた。

「それに、シャチは水の神の使いです。怒ってシャチを差し向けてきたのでしょう。」

イリは海を見つめたまま、感情を抑え込んだように言った。

「水の神を怒らせるような奴なんて、この町にゃいねえはずだが。」

オキムは不思議そうに言った。

私のせいで、というイリの小さな呟きは二人の耳には届かなかったようだ。

イリは震える指先をぎゅっと握りこんだ。

「とにかく、あいつらがいなくなるまで、指をくわえて待つしかねえって訳さ。」

オキムは、がりがりと頭をかいた。

「シャチなんか、銛で一発じゃねえか。」

絶望に満ちた港の空気を切り裂くように、町のほうからやってきた青年が言った。

先日見かけた、メバトだ。

彼の背丈を優に超える長さの銛を担いで、ユハ達のそばを通り過ぎ、船へ向かっていった。

鋭く返しのついた先端がギラリと光った。

メバトの後ろには、若い漁師たちが十人ほど続いた。

皆、大小さまざまな銛を持っていた。

「だめだ、あいつらには手を出すな。」

オキムは若者の一人の腕を掴んで言った。

だが、腕をつかまれた青年は、怯える老人を宥めるかのように、にこやかに腕を押し返した。

「大丈夫だって、爺さん。俺たちがあいつらを殺せば、また魚も増えるだろうさ。」

そう返すと、この青年も船へ向かった。

言い争っていた漁師たちは、メバトたちが通ると、さっと静まり返った。

「頑張って来いよ。」

と誰かが声を上げると、次々と激励の言葉が飛び交い、拍手や指笛も混ざって若者たちの背を押した。

日が緩やかに高さを増した頃、港で一番大きい漁船に漁具を積み込んだ若い漁師たちは、シャチの群れに向かって港を発った。

ユハとイリは、港に残った漁師たちとともに、じっと船を見つめつづけた。

 しばらくして、甲板にいる人の区別がつかなくなるほど遠のいたとき、船上の動きに変化が表れた。皆、海中を覗き込んでいるようだ。

やがて、獲物を見つけたのか、メバトが担いでいた一番大きな銛が掲げられた。

銛はじっくりと狙いを定めて、素早く海面の下へ飛んでいった。

甲板にいる人たちが慌ただしく駆け回っているのが、遠目にも分かった。

銛が半分海中に沈んだまま、網が投げ込まれた。

銛をもう一本打ち込もうとしていた時、船体が大きく揺れた。

シャチにやられたのだろう。

船上の様子はさらに慌ただしくなった。

誰かが旗を上げていた。

「救助要請だ!」

双眼鏡で船を見ていた中年の漁師が叫んだ。

そばにいた漁師たちが一斉に船に飛び乗って、出航の準備を始めた。

 彼らの救助は間に合うだろうか。自分が助けに行けば、きっとあの船は助かるだろう。だが、そうすれば...

イリはぎゅっと握っていた自分のこぶしを見下ろした。

「誰か海に落ちた!」

船を見つめ続けていたユハが叫んだ。

海へ視線を上げると、船のすぐそばで水面が激しく波立っていた。

もう考えている猶予はない。たくさんの若者の命がかかっているのだ。

イリは大きく息を吸い込むと、覚悟を決めたように船をしっかりと見据えた。

イリは白い皮の服を脱ぎ捨て、毛皮のブーツを蹴り飛ばすと、海に飛び込んだ。

「イリ!」

ユハが叫んだ。

 イリの小さな白い身体は、海に沈むと、みるみるうちに変化していった。

ほんの四尺と少ししかない背丈は、下肢や胴のあたりが伸びていき、優に十倍を超えた。

細い肩や腰は身を捩らせるたびに大きく流線形に膨らんでいき、柔らかな肌はざらざらとした硬い皮膚に覆われていった。

小さな足先は水を押しのけているうちに、大きな尾びれになった。

イリは大きなクジラになったのだ。

変わらなかったのは、その体の色だ。

クジラの皮膚は、イリの肌と同じく真っ白で、海の中でもキラキラと輝いているようだ。

クジラは息継ぎをすることもなく、一瞬にして港を離れ、船のもとへたどり着いた。

 船の周囲では、シャチの群れがぐるぐると渦を巻くように泳いでいた。

銛に刺されたシャチの血の匂いがした。

海に落ちた青年は、シャチの渦の中で必死に手足を動かし、何とかシャチの鋭い牙から逃れようとしていた。

がりがりと硬い皮膚や歯牙が船底を削り取っていく音が聞こえた。

シャチは銛で攻撃された怒りに我を忘れているようで、イリに気づく気配はなかった。

白いクジラは大きく尾びれを振って、挑発するかのようにシャチの群れに波を浴びせた。

シャチは即座に動きを止め、クジラのほうへ振り向いた。

シャチの目が本来の獲物を捉えた。無機質な何対もの瞳が一斉に、強烈な殺意を放った。

白いクジラは、尾ひれを素早く振り下ろして、浜へ向かっていった。

だが、クジラよりも小さな体躯で、強靭なひれをもつ捕食者たちは、すぐに獲物に追いついた。

黒い背びれが白いクジラを取り囲んでいくが、クジラは巨体をよじって、大きなひれでシャチを押しのけた。

そのとき、白い胸びれを鋭い牙が穿った。

クジラは必死に噛まれたひれを振り回し、凶刃の主を引き離した。

だが、そのうちに尾びれにも鋭い牙が刺さった。

動きが鈍った隙に、残りが腹や頭に体当たりをしてきた。

クジラは体力をふり絞って、体を振り回し、噛みついていたシャチを振り払った。

 その時だった。

「...見つけたぞ、罪人め...許さんぞ!」

若い女のような、水の神の静かな怒号が聞こえた。

その瞬間、海の水が荒々しく波打ち始めた。

クジラの行く先には、大きな渦が巻いていた。

必死に体を曲げて避けようとするも、巨体は渦に巻き込まれていった。

ひれや胴が捻じ曲げられ、水が猛烈な勢いで襲いかかってきた。

がむしゃらに体を動かし、渦を抜けようとするが、とうとう息が続かなくなってきた。

最後の力を振り絞って水面に手を伸ばしたが、ぼやけた視界の中で、遠くの日の光が指の間をすり抜けるだけだった。

口から残りの泡を吐き出して、イリは意識を手放した。

「イリ!起きな!」

ユハが叫ぶ声が聞こえた。

意識を取り戻すと同時に、肺に入っていた海水が一気にせり上がってきた。

誰かに背を強く叩かれているようで、水は勢いをつけて口からどっと吐き出された。

鼻や耳にも大量に海水が入ったようで、ずきずきと痛んだ。咳が止まらない。

だが、周囲の人はイリが回復したと分かり、わっと歓声が上がった。

イリが体を起こすと、どうやらユハに抱えられていたようで、ユハの濃緑の目と目が合った。ユハの目は涙をため、今にも零れ落ちそうだった。

ユハは再びイリをぎゅっと抱きしめた。

「...よくやったね。」

ユハの声は震えていた。

イリが顔を上げると、漁師たちが集まっていた。

感涙にむせぶ者、喜びの声を上げる者、指笛で喜びを表現する者、祝宴の酒瓶を掲げる者など、それぞれが町の若者を救った勇敢な少女を称賛していた。

海の方へ目を向けると、若者が乗っていた船は大きく損傷しているものの、桟橋に停められていた。

ユハに抱えられたままのイリに、オキムが近づいてきた。

「よくやった白鯨の娘よ。大手柄だったな。」

と言って、ところどころ隙間の空いた歯を見せてガハハと笑った。

オキムに続いて、茶髪の青年が近づいてきた。

シャチ狩りを先導していたメバトだ。彼だけは髪と服が濡れていた。

メバトは俯いたまま、イリに声をかけた。

「...悪いな、助かった。」

「...いえ。」

イリはまだのどが痛み、かすれる声でこたえた。

「...その...あんたは...」

メバトがイリに何かを尋ねようとしたが、続きを言う前にオキムがメバトの肩を叩いた。

「さぁ、宴会を始めるぞ。」

そういうと、オキムはメバトの肩をがっしりとつかんで、漁師たちの宴の中へ引っ張って行った。

ユハはイリをきつく抱きしめたまま、時折肩を揺らしていた。

「私たちも行きましょうか。」

イリはユハの背を撫でながら言った。

ユハは深呼吸を繰り返してから、意を決したようにイリの肩から顔を上げた。

「そうだな!」

ずずっと鼻を啜って、腕で目元を拭うと、イリを放した。

 漁師たちの宴会は夕方まで続いた。正確には、酔いつぶれた者がその場で眠っていき、夕方まで残っていたのは初めの半数程度で、残った彼らは眠った同僚を連れて家に帰る者と宴会を続ける者とで自然に別れていった。その時にイリとユハも辞したのだった。

 帰り道は、ユハが背負っていくと言って聞かなかったため、イリはユハの背で足を揺らして帰った。騒がしい宴の席を離れると、町は波音と蝉の声に満ちていた。帰り道、二人は一言も話さなかった。

水平線に沈み始めた夕日が、細長い影を作っていた。

どこかの庭のマツリカが白い花を開き始めていた。通りすがりに爽やかな匂いがした。

ユハの肩に手をついて振り返ると、夕日が町を暖かな光で包み込んでいた。

外で遊んでいた子供たちの頬は赤く照らされ、家々は褐色の壁がさらに赤く柔らかな光を受けていた。

海は波がキラキラと光って、どこまでも水平線が広がっているようだった。

イリは、この町の景色を噛みしめた。

 その晩、イリは寝袋に正座して、ユハと正対していた。

「今夜は私の呪いについて、話します。」

 今から数百年前、私が故郷のカンカルテにいたときのことです。

年中雪が積もっている村でしたから、村の人たちは、狩りや釣りをして食料を得ていました。真冬になると、雪原をずっと遠くまで歩いて、ジャコウウシやオオカミ、アザラシなどを狩りに行きました。

 ですが、クジラだけは狩ってはいけないという掟がありました。というのも、私たちの村の一族は、クジラが祖先だと言われていたのです。クジラが何百万年という時間をかけて陸上で生きるようになり、人間と同じような姿を手に入れたのが私たちだ、とされていました。そのため、クジラを食べることは共食いとして禁忌とされていました。

 ある日、私は村の友人と雪原に狩りに行きました。アザラシやジャコウウシの群れを狙うため、村から丸三日歩いた先の小屋に行きました。ですが、小屋に着いた翌朝から猛烈な吹雪が始まりました。外に出ると目の前は真っ白で、小屋から五歩も歩けば戻れなくなってしまいます。持ってきた食料を少しずつ食べながら、晴れるのを待ちました。

 数年間で一番の大嵐は八日後にようやく収まりましたが、食料は尽きてしまい、獲物は巣穴から出てくる気配がありませんでした。見つけられたものは、岸に打ち上げられていた傷だらけの幼いクジラだけでした。その晩、消えかけのランプの明かりの中で、一緒に狩りに行っていた友人と話をしました。

 燃料も食料も尽きて、明日の朝には凍え死んでいるだろう。その前に、あのクジラを食べれば、何とか生きることができる。でも、クジラを食べることは禁忌。

 友人はクジラを食べるくらいなら、一族の立派な民として死ぬほうが正しいと言っていました。私は恐怖に飲み込まれて、膝を抱えて俯くことしかできませんでした。そのうちに私は眠ってしまいました。朝、目が覚めるとオイルの切れたランプを抱えて、友人が冷たくなっていました。固く閉じられた目には、一族の誇りが感じられました。それと同時に、もうすぐ私もこうなってしまうのだという恐怖が冷気とともに、じわじわと足元から上ってきました。すでに指先はほとんど動かなくなって、足も固く強張って踏み出すのが難しくなっていました。死が今にも襲いかかってくるようでした。

 私は小屋を飛び出し、最後の力を振り絞って、雪の中を走りました。気が付くと、私はナイフを握りしめて、クジラの前にいました。クジラは呼吸が浅く、あちこちから出血して、血が凍り付いていました。

 彼はもうすぐ息を引き取るだろう。では、私は?

まるで、自分自身から、『正しいもの』から逸脱してもよいのか、と最終確認をされているようでした。

目を瞑って幾度も深呼吸をした後、私はナイフを振り下ろしました。

分厚い皮膚を切り裂くと、大量の生温かい血が飛び出して、私の顔を濡らしました。血まみれの肉片を切り出し、口に入れると、生きているという実感が胸から湧き上がってきました。それと同時に、穢れたものになってしまった悲しみが、生きている喜びを塗りつぶしていくようでした。空を見上げると、雪が降り始めました。涙がぼろぼろこぼれて止まりませんでした。それでも手を止めることはできず、切り出した肉をどんどん口に運び、満腹になりました。すると、体中に力が満ち溢れて、体が作り替わっていくような感覚がありました。まるで、あのクジラが私の中で共に生きようとしてるように感じました。

 ぼうっとしている私の目の前に、海氷に乗った水の神が現れました。青い目、青い髪、白い肌の美しい神は、見事な青い宝石の長い錫杖を私の首元へ突きつけました。

「重罪を犯したな、クジラの末裔。」

低く冷たい声でした。

私は神の怒りによって殺されるのだと覚悟しました。

しかし、神は錫杖を下ろしました。

「...だが、この子はお前の死を望んでいないようだ。」

神はクジラの穏やかで虚ろな目を見つめました。

そして、私に向き直ると、私の胸に錫杖の先の宝石を突きつけました。

「お前は罰として、永い時を生きなさい。水はいつもお前に牙を剥き、お前を苦しめる。片時も罪を忘れるな。」

そう言うと、宝石は青い光を放ちました。

 気が付くと、私は雪の降る岸辺にいました。クジラの体も水の神もいなくなっていました。私の体の上に雪が降り積もっていました。小屋に戻ると、友人の亡骸を担いで村へ戻りました。

村の皆に事情を話し、禁忌を犯して呪いを受けた私は村を追われることになりました。

 イリは話し終えると、取り返しのつかない罪を懺悔する罪人のように俯いた。

ユハは、神話やおとぎ話のようなイリの話に驚いていた。

「イリがクジラを食べたから、クジラに変身できるようになったってこと?」

「ええ、彼を食べたときに、彼の魂のようなものが私に入ってきて、死にかけだった私を生かそうとしてくれたようです。」

「クジラは、イリに、自分の代わりに生きてほしかったんだな。」

ユハの何気ない一言に、イリははっとした。

 今までは、心のどこかで、自分はいてはいけない存在だと考えていた。だが、自分が手にかけたクジラに生きていてほしいと願われている。それどころか、旅先で出会った人たちは共に食事をとり、寝床を与え、生きていく場所をくれていた。彼らにとっても、イリは生きていてほしい存在だったのだ。

「...でも、ここの海にシャチがやってきたのは、私のせいなんです。」

イリの声は消え入りそうだった。

ユハが口を開こうとしたとき、イリは顔を上げた。

「だから、私、明日この町を出ていこうと思います。これ以上、皆さんに迷惑はかけられませんから。」

イリは眉をぎゅっと寄せて、苦しそうに笑顔を作った。

 そんなことない、と言いかけてユハは口をつぐんだ。

イリがずっとここにいれば、またシャチが来てしまうかもしれない。少なくとも、漁ができなくなってしまうだろう。そうなれば、この町は廃れてしまう。

漁師たちの何人かは、イリに懐疑の目を向けていた。水の神を篤く信仰している住民たちに、呪いを知られれば、迫害に遭うだろう。

「...いつかまた、遊びに来なよ。」

イリは虚を突かれたように目を見開いた後、くしゃっと笑った。

「ええ、いつか必ず。」

こうして、この町最後の夜は更けていった。

 翌朝、まだ日の低い頃、二人はいつものように外へ出た。家の前の東西に伸びた道で、向かい合った。イリの髪が朝日を受けて赤く輝いていた。

ユハは今日も仕入れのための台車を押して、イリは背嚢を背負っていた。

「本当に街道まで送っていかなくてもいいの?」

「ええ、競りに遅れるでしょう。」

イリが見送りを断ると、ユハはポケットから何かを取り出した。

「これ、持っていきな。」

ユハが差し出したのは、小さな赤い石のついた耳飾りだった。

「旦那のフォンに、結婚の時に渡したものなんだ。戦争に行くとき、無事に帰ってこれるように、片方だけつけていったんだ。」

ユハはイリの髪をかき上げて、小さな耳に耳飾りをかけた。

「良いんですか?そんな大事なものを。」

「...フォンは帰ってこなかったけど、イリが無事に帰ってこれるように。」

イリは右手で触れて耳飾りを確かめると、深く頭を下げた。

「本当に、ありがとうございました。」

そう言って、勢いよく頭を上げたイリの目がうるんでいた。

ユハは鼻の奥が、つんと痛んだ。顔を見られないよう、イリの背を押して東へ向けた。

「さあ、いってらっしゃい。」

「いってきます!」

こうして、イリはキョンジュロの町を出た。

何とか完結させることができました。初めから見てくださっていた方、続きを待っていてくださった方などいましたら、本当にありがとうございました。

誰でも何でもいいから、ぜひ感想を聞かせてください。

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