第74ゲーム『九つの嘘』
――――――???
『■■I■アビ■ティ■■■ー。』
最後に聞■たアレ何だっ■っけ?
――――あ■から何があっ■んだっけ?
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あれ?そういえばこ■はゲームの中だ……。
なぜ僕はいつ■間にゲームにログイン■ているんだ?
何だ?頭痛がひど■。
昔も確かこんな頭痛があったよ■な気がし
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「オトー?どしたん?ぼーっとしちゃってこの素晴らしき妹である私が話きこか?」
「……え?あ……ごめん。」
みんないるな。
と言ってもクロスとミカだけだけど……。
ここは荒波の家のアジトか?
「あと何日残っているっけ?」
「は?そんなの残り『3日』に決まってんじゃん!」
「おいおい、いよいよ切羽詰まって豪快に間違え始めたか?オト?」
…………あれ?そうだったっけ?
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「待って、確認のために教えてくれ。
まず残り6日の時点でリュフォーが2011号だってのはわかったんだよな?」
「うん。」
「そのあとどうしたんだっけ?」
「えーーっと確か、聞きたいことを刑事さんが聞いて、そのあとゲームでビクトリアに言われた通り自分らでフラッグを3日間連続して折って3日間連続して自爆したんじゃん。忘れたの?」
「ん?ああ。そうだった……っけ?」
「結局ビクトリアの言うこともあてになんねーな!
って言いながらとりあえず3日間やってきたじゃねぇか。」
やはり何■忘れてる?何かに■■■ている??
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「で?その間何があったんだっけ?」
「ああ、豪快にも研究所のリュフォーの猫の身体を回収できたらしいぜ。
明日にはリュフォーの猫の身体が動けるようになったんだ。」
「そーそー。猫の身体のおかげでゲーム外と連絡を取り合えるかもしれないって言ってたんだよ。」
あーそうだった……たぶん……?
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「あとはハナビさん達がさすがにノートの内容をこれ以上解くのは無理ーってなって熱暴走で寝込んだり。」
「あーあれもあったよな。ナオトとリュフォーの豪快な快気祝いパーティ。」
「楽しかったよね!ホーリー涙ながら大はしゃぎでさ!
あと実際にもう一度、アナログの原版をもっかい遊んだり、ターンカウンターを調べたり。」
そんなことやったかな……??
僕は■■にやっていたのか??よく思い出せ……確か……。
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本当によく思い出せ■■やはり■されているんじゃ……?
「で、実際に裏切り者である奴の居場所が、いまだにわからずじまいで警察が豪快な捜査網を張りめぐらしても住所さえ突き止められなかったりした。緑の予言者である奴さえ捕まえれば、いいんだが……。」
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■ ■-Reverse-■ ■
「ああ、そうだったな。すまない。
みんなの目標を確認しておかないとって思ってね。」
なに僕は疑っているんだ。
大切な親友に命より大事な妹だ。
今はそんな場合じゃない。この3日間で得た経験をもとに行動を起こさなくてはならない。
みんなも動いてくれているし。僕らも頑張ろう。
「っていっても自分たちでフラッグを破壊したからって何にも変化なかったよな……。」
とりあえず何気なしに予言書を開いてみる。
【明日、時間はチューインガムということを知る。】
【下り坂は空き缶バグ地獄ぐるぐる戻るであろう。】
【時々止まる。】
「とうとう三つともバグってるじゃないか!?
もはや、何もわからないよッビクトリアッ!」
「…………オト!これ!」
ミカが指さす、そこには続きがある……。
【遠出の準備をしなければ木に食われるだろう。】
【ニンニク野菜マシマシ多めラーメンが落ちている。】
【オルガンのドの音。】
【『あめちゃんパチパチ』のA袋を先に入れるのを阻止しなければ人生が詰む。】
【終わりの始まりはテレビショーから始まる。】
【結局は地面を超えなくてはならない。】
【家同士を繋げ三角形の左下がGのポイント】
「10!?それも余計困惑する予言ばかりィ!?」
【ヒドイコトイワナイデヨ~…………奮発シタノニ。ビクトリアショック、ピクシーショック……。】
「予言書から出てから直接言ってよ!ビクトリア!」
僕が予言書を叩くとビクトリアが不貞腐れた吹き出しを出しながら、予言書から出てくる。
「で?なんでこんなにも予言が?」
「演算リョーイキガ広ガリ始メマシタ。
リョーイキガ広ガリ演算ノ対象人物ガ増エ、ソレニトモナイ予言モ増エタノデス。」
「……それってつまり世界のゲーム化が始まりつつあるってことか!?」
「ハイ、世界樹ツマリハ『ラストフロント』ノエリアモ広ガリ、推測デスガ患者ノ様態モ悪クナリツツアリマス。」
マズイな。タクローの兄であるケンさんが死ぬかもしれない。
間違いなく人命へのタイムリミットが始まっている。
できることは彼らを治したい。
そんな暇がないかもしれない。
だけど
「僕らは僕らにできることをしていこう。」
「うん!」「おう!」「ハイ!マスター。」
まずはゲーム側で世界樹を昇り切って見せる。
3日連続リスキルのち3日連続自爆
ここまで6日間も消費した。
いい加減戦場に出たい。
そう思いつつ、ボタンをタップしラストフロントへと赴く。
▽ ▽ ▽
ラストフロント第1層_東エリア
▽ ▽ ▽
「さて……と……。」
オペレーター無し。
マップも把握できない防衛もできない。
リスキルばかりのこの状況。
圧倒的にまずい。
周囲は森におおわれていて西の方角に世界樹が見える。
森と言ってもうっそうとした熱帯雨林みたいだ。
このままやみくもに進めばマズイのは確定だ。
このイベントでは他クランと協力しつつ、自分の国のフラッグとすぐ後ろのチームフラッグを守らなければならない。
本来オペができる乗り物さえ出せないのは極めてまずいんだよな……。
このイベントではチームフラッグを乗り物に積んで防御しつつ相手へ攻め込むって言うのがセオリーなんだが、ミカをオペにすると戦力不足になるし、かと何とか言って三人ともフロント内で戦うと乗り物がそもそも出ない。
フラッグはそこそこ大きさがあり大体ドラム缶くらいの大きさと重さがあるクリスタルだ。
この六日間、頑張って勧誘したが断られっぱなしだし……。
そもそもみんな自分のクランの功績をあげたいのだから勧誘したところで無駄なのは当然。
「どうやってフラッグを守りながら移動するか……?」
あの世界樹まで行ければ……。
………??
ん?そういえばここに来てから結構悩んでいるように感じるけどどのくらい時間がたった?
「あれ?リスキルされてない。」
「ほんとだ……。まさかだけど、私達自爆しまくって…………。」
「ほっとけば豪快に退場するから見向きされなくなったのか!?」
つまりわずかだけど時間が稼げているこのわずか数秒間がチャンスだ!
「防御スキル:アイスウォール!!」
「消費アイテム:トラップボム!!」
「防御スキル:サウンドロック!!」
僕らはフラッグを音の障壁と氷で覆い、トラップ用の爆弾を仕掛けておく。
少しでも時間を持たせるために。
このわずかな隙のための自爆か!!
だが守ってばかりもいられない、問題は移動手段だ。
「移動しなければ……。」
「みんなは空を飛んでいるのになぁ~~…………。
緑の柱国とかいいよなぁ。こういうフィールドとか楽でよ。
青の柱国だと海しか、とりえないもんなぁ……。」
こういうバランス調節がよくない点がこのゲームの運営スタッフがよくされる批判だと、掲示板に載っているらしい。
っていうかリスキルされている時点でだいぶ僕らの国攻められてないか?
そういえば昨日クロスが『だいぶ攻められているじゃん』って地団駄踏んでたが……。
「今はね、緑が青に攻めいって
赤と青の半分が主に緑を攻めて
青のもう半分が赤に攻めいっているみたい。
だけど青のもう半分と赤が緑の領地で仲たがいを起こしてまさに乱戦状態で互いにつぶし合っているみたい。」
つまり計算すると緑が集中的に青を攻めているってのが現状か……。
だからこんなにも緑の空中戦艦が上空をブンブンと飛び回っているってわけか……。
――――――上空を飛び回っている…………?
「……僕、思いついちゃった。フラッグを守りながら世界樹まで行く方法。」
「ほんとか!?」
「さすがオト!同じDNAを持つだけのことはあるね!」
まぁ当然いつもながらルールの裏を突くデバック行為に等しい、やばい行動なんだけどね……。
っていうか倫理観的にもやばい。
「クロスーー?」
「お?」
僕はにこやかに親友を呼び付ける。
多分、今週一の笑顔だったと自負できる。
「爆弾テロリストになってみない?」
※ブックマーク、評価、レビュー、いいね、やさしい感想待ってます…!!
この物語の『更新』は現状『毎週金、土、日』に各曜日1部ずつとなります。
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~FrG豆知識のコーナー~
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クロス「戦場は常に動いている。実はゲーム内での通貨がこの世界樹戦でめちゃくちゃ大きく動くよな。」
オト「めちゃくちゃ稼ぐクランあるよな。武器屋とか、あとトレーダーとか。」
ミカ「一番稼ぐのは実は富裕層で賭け事しているおっさんたちだけだったりしてね。」
オト「なんかそれはそれで別の物語はじまりそうだな。」




