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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

飯石成男40歳童貞の恋。②

作者: 明地雫

縛りワード 終電を逃す 大吟醸 手裏剣



千沙子『ワザと…だよ?』


飯石『えっ?』


カランカランカランカラン………


俺のマンションは居酒屋から一駅分。

歩いて5分で帰れる距離だ。

気がつけば俺は教え子を自分の家に招き入れていた。


飯石『なんか飲むか?コーラかウーロン茶か、ビールもあるし、あと日本酒、大吟醸もあるな…』


千沙子『じゃあ大吟醸で!』


飯石『えっ?』


なんなんだこいつ、飲み屋ではソフトドリンクしか飲んでなかったのに急に大吟醸…?最近の若いもんは何を考えてるのかわからん。


飯石『じゃあ…俺も大吟醸で』




そしてなんとなく流れで全◯監督を見ながら一緒にあーでもないこーでもないと脚本論をかわしていた。


友人に一緒に見ればほぼ9割ヤレると言われた全裸◯督おそるべし…気がつけば教え子のほうからボディタッチが増えてきて、寝室へと移動。


酒の勢いに任せ、千沙子に覆いかぶさる形になる。


諦めかけていたが人生捨てたもんじゃない。まさかこんな日がくるなんて、映画で喩えるならまさしくクライマックスだ…


千沙子『先生…何でしたっけ?さっき言ってたなんとかニンジャ…』


飯石『えっ?…ああ、サプライズ忍者理論か』


千沙子『そうそうそれそれ』


飯石『たとえば劇中に突然ニンジャが現れてが登場人物をバッタバッタと殺してしまう。その方が面白くなるようであればそれは十分によいシーンとは言えないって言うアレだな』


千沙子『もしですよ?もし今忍者が現れたらどうなるんでしょうね?』


飯石『えっ?』


パリーーン‼︎‼︎


忍者軍団『ニンニン!!』


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