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オリハルコンの剣はすごかった!さすが神話級金属!

いや、俺にとってはゲームや物語に登場する金属の最高峰か。


マックス自身もすごいんだろうな。オリハルコンの剣をしっかり使いこなしている。

あれほど硬かった鉱物ゴーレムをすいすい切っていく。

ゴーレムがちょっと可哀想なくらいだ。


倒されたゴーレムは、金属のインゴットや魔石に姿を変える。俺はそれを拾って収納する。

淡々と繰り返されるこれは、もはや流れ作業だ。


出口まで探索をかけながら迷わず最短で進んでいただろうけど、中級ダンジョンを終えるには午後いっぱいかかった。

最奥にたどり着いてダンジョンコアに触れた一瞬後、外に出た空はすでに夜の色だった。


「マックスどうする?どこに家を出しても一緒だし、もうここで一泊しちゃう?今から町に戻るのもめんどくさいし、腹減った!マックスもさすがに疲れただろ?」

「剣のおかげで疲れは少ないですが、そうですね、ここで休んで明日の朝戻りましょうか」


という訳で、邪魔にならないところに家を出して、隠蔽いんぺいと結界をかける。


いつものように、気持ちはゆったり、手の運びは忙しなく飯を食べて、ゆっくり風呂に入り、温まった体を横たえると、あっと今に眠りについた。


酒も飲んでないのにこの寝つきのよさよ!

健康的な生活を送っているなぁ。




クィーンクェ(お忘れかもしれないが、この国の名前)のダンジョンは、他国のダンジョンよりドロップ率が高く、倒した魔物の六割が素材や魔石になるという。


神様の加護のおかげか、俺たちのドロップ率はそれを上回る八割!

うち、六割が素材(レア物含む)二割が魔石だった。


そういう訳で、手ぶらに見えても俺はかなりのお宝を持っている。

素材は色々と使い道があるとファンタジー小説知識にあるから、魔石だけを買い取ってもらおう。魔石だけでも結構な量があるし。


その事をデイジーさんに告げると


「少しお待ちください」


ビックリ顔のデイジーさんは二階へ行ってしまった。

あれ、これ何日か前に見たぞ。


「では二階へ。ギルマスの部屋で買い取りと清算をさせてもらいます」

「あ、はい」


すぐに戻ってきたデイジーさんに連れられて、マックスと二階へ向かう。

前回とは逆に階段を上がる足が軽い!




デイジーさんがノックをすると、短く「入れ」の返事。

中に入ると、ギルマス(カンファーさん)は今日は執務机ではなく応接セットのソファーに座っていた。

見た目は眼光鋭い強面の大男だけど、中身は冒険少年なのを知っているから、もう怖くない。


「では買い取りに出したい物を出してくれ」

「はい。これをお願いします」


ザラーッと出した魔石は百以上。

カンファ―さんとデイジーさんは息をのんだ。


「ずいぶんとまぁ…、たくさんとってきたもんだな」

「これほどの量をいっぺんに買い取りした事はありません。ギルドの金庫にあるお金で支払い額は足りるでしょうか…」


え、そんなに高額買取してくれんの?

なんて思わず笑顔になったけど、想像以上だったよ!


正確には百十七個の魔石を買い取ってもらった合計金額は、トレント、ゴーレム合わせて金貨約千三百枚!

一人六百五十枚ほどになった!


これほどの高額になったのは、アイスゴーレムの魔石が破格の買取価格だったからだ。

買取価格は、ひとつ金貨三十枚!これがでかかった!


アイスゴーレムの魔石は、冷蔵装置に使われる。簡単にいっちゃうと、元の世界の冷蔵庫の保冷機能だ。(もちろん元の世界のような冷蔵庫はない)

ラビュリントゥスのアイスゴーレムの魔石は他国の魔石よりも性能がよく、魔石一つで冷蔵装置が一年ほどもつのだそうだ。


マックスの貯金は千枚を超えて、自分を買い戻せる金額になった!


「マジか!やったな!マックス!!」

「まさかこんなに早く……。

ヨシトさんのおかげです!本当にありがとうございます!!」


そういえば、買い戻せる平均年数は十年とか言っていた。

十年かかるのが一ヶ月か!神様の加護、やっぱチートだな!

でもいい!マックスが自由になれるなら!


「喜んでいるところ、もうひとつ祝いがある」

「え?祝い?なんですか?」

「ヨシト、おまえはCランクだ」

「えぇ!なんでですか?!」


冒険者になって一ヶ月でツーランクアップ!


「ゴーレムダンジョンを踏破したんだろ?中級ダンジョンはBランクの冒険者がいくところだ。しかもAになろうってパーティーがな。

いくらAランクのマックスがいたといっても、おまえも踏破したんだ。Dランクの力じゃねーだろ」


いやいやいやいや、俺の力っていうより神様の加護だから!チートだから!


マックスを見ると、さっきの俺のように喜んでいる。


「ラビュリントゥスの中級ダンジョンを全部(五つ)踏破するとAにランクアップするんだ。踏破は一つだけど、おまえはDなんだからランクアップは当然だろ?

本当ならBでもいいくらいだけど、登録して一ヶ月じゃ、やっぱ一つしか上げられねぇんだわ。まぁがまんしてくんな」


いや…、がまんとかないし。







よかったね!マックス^^

おめでと♪良人^^




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