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いつもなら剣を直しに出すと、休みにしたり簡単な依頼を受けたりするんだけど、今はそんな余裕はない。
望まない命令を国からされる前にマックスを自由にしなくては!
マックスが自分を買い戻したらすぐこの国を出て行きたい。
俺は戦争の道具を作りたくない。
俺は自由に楽しくやっていきたいのだ!
という訳で、マックスはもう一本剣を買った。
直しに出すのと使うのと、二本持ちだ。
待ってなって!
上手くいったらオリハルコンで(オリハルコンがドロップするとは聞いてないけど)最強の剣を作ってやるからさ!たぶん。
さて、カンファ―さんに教えてもらったゴーレムの中級ダンジョン(上)にやってきた。
受け付けで入場料を払って、いざ挑戦!
いつものように身体強化とスピードアップとシールドの魔法をかける。
中級ダンジョンなので、今日はマックスにもかける。それらを俺には重ねがけ。
それから隠蔽セットもかける。
マックスは戦いだしたらあまり意味がなくなるんだけど、まぁ不意打ちとかできるしね、今日はこれもかけておく。
そうして入り口から下りた先は…、森?
地下一階は、トレントとかぶる森のようなフロアだった。
薄暗いところも似たような感じで、違うのは広い道が敷かれているところか。
まずは地下二階への入り口を探索する。
道はあるけど木もたくさんあって、地下二階への道の行方は見えない。
しょうがない、地道に行くか。
どっちにしてもドロップ狙いだ、出来るだけ多く倒した方がいい。
戦うのはマックスだけど。
マックスに一時の方向だと指をさして進みだすと、すぐに出ました!ゴーレム!!
地下一階には木のゴーレムがいた。
……木って、トレントとかぶるじゃん!!
まぁいいか。
木ならいくらあっても使い道があるだろう。
つみ木を組み立てたような人型のゴーレムは、あまり強そうに見えない。
幼児向けのアニメに出てくるような簡単な姿だ。顔もない。
いや、ここは中級ランクなのだ。弱い訳はない。油断してはいけない!
なんて戦わない俺が思っていたけど、戦うマックスはまったく油断なんてしてなくて、先手必勝!素早い動きで一体目を倒した。
魔物は魔核を壊すと倒す事が出来る。
その魔核は魔物の頭部や胸部(中心部?)にある事が多いらしい。
魔物は透明ではないから魔核は見えないし、急所なのだからしっかり守られていると思われる。
だけどマックスは的確に魔核に剣を突き刺す、もしくは切り裂いているように見えた。
すげー!さすがAランク!
しかし…。
見た目つみ木だし血とか出ないから耐えられるけど、魔物といえど人型の生き物が倒れていくのはやっぱり心が痛む。
俺は未だに直視できず、目を逸らしながらドロップする素材や魔石を拾う。
そうしてマックスの後をついて歩きながら地下二階への入り口にたどり着いた。
中級ダンジョンは下級ダンジョンとは全然違う。
下級(上)からいっきに中級(上)にきたせいもあってか、難易度が格段に上がっている。
朝一でダンジョンに入ったというのに、地下一階を終えたのは昼になる頃だった。
時間的に安全地帯で昼休憩にする。
今日もおにぎりを食べながら
「マックス、木のゴーレムって、木のトレントとはやっぱ違うの?」
「木という手応え的にはそう変わらないように思います。でも中級ダンジョンの魔物ですから当たり前ですが、格というか強さはこちらの方が上ですね」
やっぱそうなんだ。
「刃は大丈夫?魔物が強い方が傷みやすくなるんだろ?」
「なるべく芯をとらえて剣を使うようにしてますが、数をこなせばやはり」
「そうか…」
踏破まで剣が持ち堪えられるか心配だな。
休憩終わり!地下二階へ進む。
地下二階は一面の荒れ地だった。
なんというか、草も生えてない、土が剥き出しの野性味あふれる風景だ。
何となく、グランドキャニオンが思い浮かんだ。
合ってるかわからないけどな!
まずは地下三階への入り口を探索して、マックスに三時の方向を指さして進みだす。と!
出た! これは、土のゴーレム?
ゲームで、ロックゴーレムと戦った事がある。
あれ?ロックは岩か?
まぁそんな感じのゴーレムだ。
土を固めたような硬そうなブロック状のものが人型に組み立てられている。
木のゴーレム同様簡単な姿だ。そしてやっぱり顔がない。
木の次は土かぁ…。
土というか、硬そうなブロック状のものだけど。
そんなからだは、当然木より堅いだろう。
剣が心配だ。
ロックゴーレムの弱点ってなんだったっけ?
プレイしたゲームを思いおこすけど、思い出せない!
しかもゲームと同じかわからないしな!
邪魔になったら困るけど、少しでも手助けになれるなら何かしたい。
何かないか?
俺はステータス画面を開いた。




