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七日目の夕方、ダンジョンの町(ラビュリントゥス)についた。


町に入った事で、護衛の仕事は終わりだ。

ギルドに行って報告をすれば報酬がもらえる。

護衛七日で、金貨十四枚。一日金貨二枚は、少ないのか妥当なのかわからない。


獣にも盗賊にも襲われなかったら、日当金貨二枚(二万円)はいいのかもしれない。尻は痛くなるけどな。


だけど今回は盗賊に襲われた。Aランク一人とBランク四人に対して、盗賊は十四人。三倍の敵と戦うってかなりヤバいだろ。

それで金貨十四枚(十四万円)は少ないよな。やっぱ命が軽すぎると思う。


「ラビュリントゥスに無事に戻れて助かったよ、ありがとう。この町にいる間に入用な物があったらうちにおいで、おまけするよ」

「ありがとうございます」


フィリップさん達とはギルドの前で別れる。


フィリップさんはこの町で商売をしている。

今回、森の町(シルウァ)には魔獣素材を買い付けに来て、帰りの護衛依頼を俺たちが受けたのだ。


反対にシルウァからラビュリントゥスにダンジョン素材を買い付けに来る商人もいる。

青い雷光はシルウァに戻るのに、そういった商人の護衛について帰る予定だ。

七日もただ帰るのはもったいないからな。


「お疲れ!俺らはシルウァに行く商人を見つけたら帰るわ。ヨシト達はダンジョンだろ?大丈夫とは思うけどがんばれよ!」

「お疲れ様!ヨシトの家はよかったな~。帰りの落差がひどそう!」

「いい思いが出来たんだからよかったじゃない。お疲れ様、ありがとね」

「お疲れ~!縁があったらまた会おう!」

「お疲れさん、こっちこそありがとう!帰りも気を付けて!」


報酬を受け取ると、青い雷光のみんなとは労いの言葉を交わして別れた。


それからいつものように町の外に出て、少し離れた場所に家を出す。

何日かぶりにマックスと二人だ。

賑やかなのは楽しいけど、賑やかなのはたまにだからいいんだよな。


ゆっくり飯を食べて、ゆっくり風呂に入り、ゆっくり休む。リセットする時間は大事だ。明日への活力になる。


明日から新しい町で新しい事を始める。

ダンジョンとか楽しみだ。




翌日は買い物をしてから、俺は携帯食作り、マックスはダンジョンの情報収集へとわかれる。


俺はしっかり準備するタイプなのよ。

定食屋ヨシトからの宿屋ヨシトで、携帯食はすっかりなくなってしまった。

朝飯とか普通に作っていたくらいだ。


いつどんな事があるかわからない、大量に作っておこうと思う。

いつものメニューに加えて(ちょっと飽きてきたもんで)親子丼()やカツ丼()も作っておく。()なのは出汁と醤油がないからだ。


ないものはしょうがない、何となくの洋風ダシと、ソース味で作る。

あぁ、醤油味が恋しい。こういう時、転生しても日本人なんだなぁとしみじみ思う。


とりあえず量はできた。味も満足するくらいにはなった。

明日からダンジョンがんばるぞ!




さて、別行動で過ごした夕方、飯を食べながらマックスからダンジョンの情報を聞く。


「ダンジョンは、町を中心にいくつもあるようです。大陸中の冒険者が一度は挑みたいと思っている、国で一番大きなダンジョンもあります。それから二番目のもの、三番目のもの、五番目のダンジョンもあるようです。その他小さなものもいくつか点在しているとの事でした」


なるほど、さすがダンジョンの町って事か。


「ダンジョンごとに特徴みたいなものってあるの?」

「はい。各ダンジョンはギルドでランク付けされていて、初心者から下級、中級、上級と、徐々に魔物が強くなっているようです。ランクに見合った魔物がいるので、初めてなら弱い魔物しかいない初心者用から挑んだ方がいいと言われました」


そりゃ親切だな。なんせ俺は取説をしっかり読むタイプだ。チュートリアルがあればそれもちゃんとやる。


「Aランクのマックスには悪いけど、慣れるために初心者用からでいいかな?」

「もちろんです」

「ありがとう」


という事で、初心者用から挑む事になった。




ダンジョン初日。


おおぉぉぉ……


色んな物語で描写されているダンジョンの入り口がある!

こう、洞穴的な?

テンション上がるわー!


各ダンジョンの入り口近くにはギルドの出張所がある。

そこで入場受付をしてダンジョンに入るという仕組みだ。

入場料はダンジョンによる。初心者用は銀貨一枚。


「Dランクなんですが、ダンジョンは初めてなので初心者用から始めてもいいですか?」

「あぁ、かまわないが…、またえらく丁寧な子だね。そっちの兄さんがいるなら大丈夫だろうけど、がんばって」

「はい。ありがとうございます」


入場料を払いながら尋ねると、あっさり了承された。


初心者用っていうくらいだからEランク(新人)じゃなくちゃダメかと思ったよ。

よかった、俺は中身はド新人だからな。


周りを見回すと、初心者用のダンジョンだからか、見るからに新人!という風な若い子たちしかいない。


パーティーメンバーなのか、少し年上に見える先輩と一緒にいる新人もいる。

あ、俺も見るからに高ランクの先輩と一緒か。


この初心者用のダンジョンは、地下に進んでいくというオーソドックスなタイプだ。

地下三階までしかなく、最奥のダンジョンコアに触れば地上に戻れるという。


それじゃあ、とりあえず行ってみよう!







新しい冒険の始まり!

ダンジョンがんばります><




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