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一日中料理をしているだけです(笑)

読まなくても大丈夫です。







ジャイアントボアを(マックスが)討伐した翌日、今日は携帯食を出来るだけ作る予定だ。


売られている携帯食は、いかにも日持ち重視の硬くて不味そうなものだった。

それを見て、自分で作った方がマシだなと。

せっかく食べるなら不味いものより美味いものがいい。


だけどその前に、まずは朝飯だ。

朝食は昨日と同じメニューに、今日は時間があるのでスープも作る。


「美味い」


いただきました。毎度マックスの一言。

あとは黙々と食べ進めていく姿を見ていると、作り手としてはやっぱり嬉しい。

マックスと食の好みが合ってよかった。


食事が終わると、さっそく携帯食作りだ。

皿洗いが終わったマックスも一緒に野菜の皮むきをする。

マックスは刃を扱いなれているせいか、野菜の皮むきも実に早い。


朝食用に作った葉野菜とベーコンのあっさりスープはすでにアイテムボックスに入れてある。

今は根菜とベーコンのクリームスープを作っている。

どっちにもベーコンが入っているのはダシの代わりだ。固形や粉末のスープの素はないからな。


あとはコーンスープを作る予定だ。

三種類のスープは大きい鍋で作って熱々のままアイテムボックスに収納する。


水魔法で霧吹きした大量のパンも窯で温め中だ。

粗熱を取っている間に、挟む具を作っておこう。

サンドイッチとスープがあれば簡単な一食になるだろう?


それから!昨日市場で見つけた米!

異世界物では米がない設定は多かったけど、元の世界だってアジア圏だけが米食だった訳じゃない。スペインのパエリアとかね。そう考えたら西洋っぽいこの異世界にも米があったっておかしくない。

見慣れた米とちょっと違うようだけど、贅沢はいわない。米は米だ。


そんな事より問題なのは、炊飯器がないって事だ。

俺は釜で米を炊いた事はない。鍋で代用できるかもだけど、そもそもその炊き方がわからないんだよな…。


うっすらと、テレビか何かで見た記憶では、初めは強火で、沸騰したら弱火で炊くという事くらいだ。

だけど時間がわからない!

しょうがない、失敗を覚悟でやってみるか!


結果、二回は芯の残る残念なもの。これはパエリア()にして炊き直してみた。

意外と美味くなって結果オーライ。


次の二回はちょっとマシになったけど、少し焦げたり、炊き上がりはいまいち。混ぜご飯にしておにぎりにしておく。醤油がほしかった。探したけど醤油は売ってなかった。


五回目にしてまぁまぁ納得できるくらいの炊き上がりになった。

五回で炊けるようになった俺!天才じゃない?と自分で自分を褒める。

俺は褒められて伸びるタイプなのだ。


これはほぐしてからアイテムバッグの中に入れておく。

これでいつでも熱々の炊き立てご飯が食べられる。




ここまでですっかり午後になっていた。

昼飯はパエリアを食べた。ちゃんとマックスから「美味い」はもらっている。


いったん休憩で、マックスの剣とジャイアントボアの肉を引き取りに行く。

マックスに行ってもらいたかったけど、ジャイアントボアの量がハンパないだろう。二メートルのイノシシだもんな。アイテムボックスじゃなきゃ持ちきれないわ。


戻って続きを作る。


味付けをして置いておいた、鳥系の魔獣(食用)を唐揚げにする。

塩コショウと、たっぷりのニンニクとショウガがいい匂いだ。


マックスがソワソワしているので笑いながら揚げたてを渡すと


「熱っ!! … … 熱い、けど、 … … 美味い!」


熱々をそのまま口にいれたもんだから、ハフハフしながら食べている。涙目にもなってるよ。


「冷まして食べないと。まだいっぱいあるから、慌てて食べなくていいよ」


俺も試食してみる。

うん、美味い!いい出来だ!


次は受け取って来たジャイアントボアをカツにする。揚げ物はいっぺんに終わらそう。

マックスに一センチくらいに薄く切ってもらう。このくらいだとすぐに揚がる。


下味に塩コショウをする。

臭み取りにコショウを多めに振ってみた。


揚げ始めると、トンカツみたいな、い~い匂いがしてくる。

マックスがまたソワソワしてるし。

俺もまた笑いながら揚げたてを渡した。


「まずはそのまま、それからこのソースをかけて食べてみてよ」

「はい」


マックスは、今度はちゃんと冷ましてから食べた。


「美味い!ジャイアントボアをこんな風に食べたのは初めてです!」

「そうなんだ? これは和風にも洋風にも使えるからな。別の食べ方も期待してて」

「はい!」


醤油は見つからなかったけど、ソースは普通に売っていた。これがあっただけでもレパートリーが広がるよ。俺は簡単に作れる男の料理しかできないからな。


さて、最後は夕食用にもするジャイアントボアのステーキを焼く。


今度は五センチくらいの厚切りにしてもらう。

脂がのっていて美味そうだ。家中焼き肉のいい匂いが充満する。またマックスが…(以下略)


最初はやっぱシンプルに塩コショウだよな。

コショウ多めで。


いい感じに焼き色がついたのでマックスと試食をする。


「美味い!」


こいつ何でも美味いって言うな。

ちょっと信用できなくなってきたぞ。


まぁ美味いけどさ。だけどやっぱりダイレクトに野性味あふれる味だ。

という事で、次は玉ねぎやニンニクと一緒に焼いてみた。


お!だいぶ食べやすくなったぞ。


「もっと美味くなった!」


あ、ちゃんとわかってるんだ。失礼。


こうして一日かけてかなりの量の携帯食、といってもアイテムボックスに入れるからそう呼ぶだけであって、普通に出来立てほやほやの料理を作った。


夕食は、試食といえない量で終了。

腹いっぱいになったよ。







やっぱり料理シーンは楽しいです^^

長くなりましたが悔いなし(キリッ)




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