表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/47

12




ジャイアントボアの討伐を終わらせ、その後村で何やかんやがあっての帰り道、道から逸れた木の下で遅い昼飯を食べる。

昼飯用に作ってアイテムボックスに入れておいたサンドイッチだ。


これ、ジャイアントボアの死骸と一緒の空間にあったって事かな…

別枠収納になってくれてたらいいんだけど…

……考えないでおこう。


サンドイッチは、ハムチーズとBLT(ベーコンレタストマト)の二種類だ。

俺は玉子サンドが一番好きなんだけど、朝飯に目玉焼き十個も焼いちゃったからやめておく。

コレステロール過多になってしまう。


「美味い」


毎度同じセリフを言うと、その後も同じく、マックスは無言でサンドイッチを食べていく。

コップに水も渡してあるよ。


俺も食べる。うん、普通。パンがいまいちだから満足は出来ない。

日本の食品メーカーさんはすごいな。あのパンが食べたいよ。


食べ終わると、町までは休まず戻った。




夕方にはまだ全然早い時間にギルドに着いた。

村長からの依頼達成証明書を提出すれば、金貨三枚の報酬がもらえる。一緒にジャイアントボアの買い取りも頼む事にする。

高額になる予想だから、いくらになるか楽しみだ♪


「え?イノシシではなくて、ジャイアントボアだったんですか?しかも五頭?」


アネモネさんには驚かれた。

うん、俺たちだって驚いたよ。


「本来ならAランクのジャイアントボアの報酬が、金貨三枚ではまったく合わないと思いますが…、ギルドとしても依頼者から預かっている分しかお支払いできないんです。申し訳ありません」

「それはすでに村長と話をつけてあるので気にしないでください。それよりジャイアントボアの高額買取に期待します」


申し訳なさそうなアネモネさんに笑顔で言うと、ホッとしたような、まだ申し訳なさそうな、何ともいえない顔で頷かれた。


「報酬も買取と一緒のお渡しにしますか?」

「はい、それでお願いします」


という事で、ギルドの隣に建っている解体場に行く。

建物内でつながっている解体場に移動して、親方っぽい人に声をかける。


「ジャイアントボア五頭なんですが、ここに出して大丈夫ですか?ちょっと場所を取るかもしれません」

「ジャイアントボア五頭とは、ずいぶんでかいアイテムボックス持ちだな!かまわないよ、出してみな」


あ、やべ。

でかいアイテムボックスを持っているのは知られないようにしたかったのに…。


なんて心配はいらなかった。

解体師の皆さんは、ジャイアントボアにしか興味がなさそうだった。


了承を得てジャイアントボア五頭をアイテムボックスから出すと、解体場の皆さんからどよめきが起こった。

魔獣を見慣れている解体場の人から見ても大きいのか?


「久しぶりに大物の解体だ!おまえら、しっかり励めよ!」

「「はい!!」」


活気のある声は、何だかこっちまでテンションが上がるな!


さて、お楽しみの買取査定の結果だけど。


皮が一番高く買ってもらえて、親子五頭で金貨百五枚。

次いで肉が金貨六十枚。(子ボア一頭分は解体だけ頼んで戻してもらうので、その分はなし)

牙は金貨四十枚。

なんと魔石が一つ出て、それが金貨十枚!

それと報酬金貨三枚、合計金貨二百十八枚になった。


戻してもらう子ボア一頭分の解体料が金貨二枚かかるから、最終的には二百十六枚だけど、一人金貨百八枚になった。

こんなになると思わなかったのでホクホクだ♪


それにしても魔石かぁ。ファンタジー物でよく見かけるものだよな。

魔石は、森の魔獣からなら、十頭倒して一つ出るかどうかくらいらしい。

この確率が高いのか低いのかよくわからないな…。

使い道がわからないので、今回は買い取ってもらった。


肉は明日受け取る事にして、俺たちはギルドを後にした。

こんなに大金を現金で持っているのは心配なので、アイテムボックスの中に入れておく。

これは俺しか出し入れできないから安心なのだ。


マックスの分も預かる。

こんな大金を躊躇なく預けるなんて…。

信用されてるな~と嬉しいような、少し重いような。




まだ日が高い街中をマックスと歩く。

市場の入り口まで送ってもらうと、いったんここで別行動だ。


俺は食材の買い出し、マックスはまた鍛冶屋。

ジャイアントボア五頭と戦ったしね。そりゃ刃も酷使されてるわ。


「剣を預けたら、迎えに来ます」

「すまんね、ありがとう」


なんせ俺は方向音痴だからな!慣れるまでは堂々と助けてもらう!

俺が迷って探してもらう方が迷惑だろう。


住んでしばらくすればもちろん覚えるよ?

看板とか標識なんかがあれば、ちゃんと目的地にだって行ける。

だけどここにはそんなものはないし、この世界に来てまだ数日だからね!


マックスは剣がないから、明日は仕事は休みだ。

薬草採集をしてもいいんだけど、携帯食の作り置きをしようと思う。


アイテムボックスの中に入れておいて、いつでもすぐに食べられるようにしておく。安全ではない外での食事は時短が大事だ。(主に俺のため)

それに美味いものは頑張る活力になるからな。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ