『ガランサス』
大きな瓶の中に色とりどりの飴
色々な大きさでいっぱい
一つ摘んで口に入れる
一つなくなっても変わらない
溶けてしまっても廻る
この世界のよう
もとは全部同じ色で同じ大きさの飴
何故それにしたのか?
それには理由はない
人は変わる 色も大きさも
人は繰り返す 強さも弱さも
一日一日が私を彩っていくの
もしこの雪に色がついているなら
それは真っ白だった私に色をつけてくれたから
気持ちのかたち
気持ちの色
応えて 真っ黒な空に雪雲
大きな瓶 優しく降り注ぐ
優しい色を灯した私の『雪の飴』
人は誰しも大きな画用紙を持っている
みんな同じ 真っ白の色をつけるための紙
色をつけたり 混ぜ合わせたり
小さくしたり 形を変えてみたり
それが個性というもの
灰色だったものが鮮やかな絵に変わったり
綺麗な絵が突然黒く塗りつぶされたり
些細なことで変わってしまっても
気持ち一つ 変えればまた真っ白な世界から
始められる
描いてみせて あなたの絵
一つ一つ 同じものはないはず
大きな銀盤にたくさんの夢と色
こうあったらいいなと私も描いて
『希望の雪』