第90話
「何だ、G²っつっても、やっぱりパチモンで、大した事ねぇじゃねぇか! 凄げぇ自信満々だったから、もっと強いのかと思っていたけど、これなら楽勝じゃねぇか!」
と、ケビンさんがニタリ顔で言う。
そこで、
「相当やるじゃねぇか、オマエらッ‼ だが、このスカーレットは、ここからが凄いんだぜッ⁉ ポチっとなッ‼」
とジャドが言い、何かの装置が起動したのか、スカーレットの頭部ゴーグルが赤く光り出す。
「な……何か、スカーレットの目が赤く光っているっスけど、ヤバそうな気配しませんッ⁉」
怯えるオイラ。
「何か特殊な装置が起動したと思われますッ‼ 恐らく、彼らの自信の源となる強力な装置のはずです! 慎重に対処して下さいッ‼」
と、マカロニさんが警告する。
「えーい! どんな凄い装置か知らんけど、ここまで刺し込んどったら、うちらが有利や! ケビン、やるで!」
と、ミケさんが言い、
「了解だぜ、姐さん!」
と、ケビンさんが応え、ラーゼンレーヴェがAトライバレルからレーザーを放ち、更にその攻撃を追う様にタイニーダンサーがトライバレルのレーザーソードを振るう!
だが……、
「甘ぇ! 甘ぇんだよ!」
何と、ジャドのスカーレットが、左手で盾を構え、ラーゼンレーヴェのレーザーを防ぎつつ、右手で左腰部からレーザーブレードを抜き、すぐさま、タイニーダンサーのレーザーソードを切り払ったッ⁉
「な…ッ⁉」
「なんやとッ⁉」
ケビンさんとミケさんが、口々に驚きの声を思わず漏らす。
「これが俺様の本気の力だぜッ‼ どうだ? やっぱり、このスカーレットは凄いだろッ⁉ さすがG²ってワケだッ‼ しかも、何と、今は、このスカーレットは、オレが動かしているんじゃなくて、原理は分からないが勝手に動いて勝手に戦ってくれているんだぜッ⁉」
と、ジャドが誇らしげに語るが、
「いや、それ、オマエが凄いんやのうて、むしろオマエ、何もしてへんやんッ⁉ それ、そのスカーレットいうG²に高性能AIが搭載されとって、そのAIが凄いだけやんッ⁉ オマエ、ただそこにいるだけで、ハッキリ言って雑魚やんッ⁉」
と、ミケさんに的確なツッコミを入れられる。
「うるせーッ‼ オレが動かしているワケじゃねぇーのは確かだが、このスカーレットが強ぇぇのも確かなんだよッ‼ このまま殲滅してやるぜッ‼」
と、ジャドが意気込む。
「クッ……とにかく、このスカーレットいうG²を落とせば、後は雑魚の集まりや! みんな、このスカーレットいうG²に集中攻撃! どんだけ凄いAIか知らんけど、うちらが揃って攻撃すれば何とでもなる! 行くで、みんな!」
ミケさんの号令の下、
「了解だ、姐さん!」
「OK、リーダー!」
「了解です、ミケさん!」
「分りました、ミケさん!」
「了解っス! ミケさん!」
オイラたちが応える!




