第9話
FGやKG等の戦闘用のGは全般的に、そういうラジエールを使った、至れり尽くせりのエンジンであるラジエールエンジンを使っている為、WGの様にバッテリーが上がるなんて事は、まず無いっていう、ステキ仕様なんだよね。
でも、量産型の普通のラジエールエンジンより生成するのが大変な代わりに、自家発電能力が更に高く、凄まじく出力の高いエンジンのモノがあり、そういう生成が大変なモノこそが、本来のラジエールエンジンと呼ばれるモノであるらしく、普通のラジエールエンジンと区別が付き易くする為に、オリジナルラジエールエンジンと呼ばれているらしい。
で、一般的にFGなどに使われている普通のラジエールエンジンというのは、オリジナルラジエールエンジンで使われている生成部品のコストが高いからって事で、量産用にコストを抑えたバルク品が使われているらしい。
そんなだからオリジナルラジエールエンジンより性能が低いらしいんだよね。
って言っても、今の、この世界では、新たにGを生成する為の技術も機材も無いらしいから、町や村などの自警団とかに配備されるGは、発掘のし易さの関係で、ほぼバルク品の普通のラジエールエンジンが使われたFGばっかしなんだけどね。
で、内部装甲と内部フレームと内部装備が特注品で代えが効かない上、外部装甲や装備すら特注品というレアさな高性能機なんだけど、一般的な外部装甲や装備なども流用できる様に、WGやFG等の他のGとも統一規格になってて、他の機体のパーツも好きに流用できる様にしてあるという、ワンオフともいえるけど潰しも効く、エースパイロット用の高性能機体がKGという分類らしい。
見た事はないけど、世にはG²という、過去の各時代の歴史を動かすくらい凄まじい性能を発揮して、恐ろしいくらいの高い戦績を残した最高傑作機体も過去の時代の年代ごとに幾つかあるらしい。
あと、基本的にWGもFGもKGもG²も二足歩行二腕で、戦闘機と違って、各所にスラスターが付いていて機動性に優れ、細かい作業も行うことも可能。
で、装甲と武器と拡張装備は自由に相互流用可能になっている統一規格。
でも、他の機体とは装甲板など位しか流用できず、レーザーマガジンやバレットマガジンなどの各種マガジン類すら流用できない上に、二足歩行二腕の縛りを破って各機体によってフォルムも機能もバラバラな完全なワンオフ機体であるCGというモノも存在するらしい。
そっちもオイラは見た事はないけどね。