第8話
ゾンドは全体的に茶色。二足歩行二腕で二眼で、この村の中でも良く流通しているWG。
WGは基本的に充電式電気エンジンで、充電して使うのが多いんだけど、もし戦闘とかに使用するなら、直ぐにバッテリーが上がって大事な場面で使用不能とかにもなるかもだけど、農作業や工事作業程度なら、十分に充電さえしてたら、そうそうバッテリーも上がらず快適に操縦できるという、なかなかの優れモノ。
その上、更に、父さんが残したこのゾンドだけは、ライドブレードという、いわゆる収納型ローラーブレードで、ローラーを自在収納可能というモノを装備している。
本来ライドブレードはFGの装備で、このゾンドのライドブレードは父さんによって力技で無理やり付けられている。
こういう特殊カスタムが施されたWGはCWGという分類になる。
そして、WGの軍用版の、ラジエールエンジンを搭載している、二足歩行二腕で二眼の機体がFGという分類。
ラジエールエンジンっていうのは、ラジエールさんという人が初めてラナシエルの地中から発見して自身の名前を付けた鉱物のラジエールを使用したエンジンらしい。
で、そのラジエールという鉱物をエンジン内で加熱すると核融合炉以上の出力を出せるらしい。
その上で、一定温度以上で熱すれば、燃え尽きる事も無く、永久的に出力が出せるらしく、自家発電能力も持つらしい。