第77話
「え~い! なら、あの支援用KGを狙う! 多少、砲撃が出来たって、所詮、支援用なんだろ⁉」
ラフィンスカルのザヌスが、エンジェルシードに狙いを定め、大型バズーカが胴体部に直撃したッ⁉
けど…む…無傷ッ⁉
「バカなッ⁉ バズーカが直撃したのにッ⁉」
「へっへーん! ユリンちゃんのエンジェルシードは確かに支援用KGだけど、スーパー砲撃超人のユリンちゃんに合わせてスーパー重装甲なのでしたー! 残念賞~!」
ユリンさんが、えっへんと、その豊満な胸を張る。
「ザヌスのバズーカの直撃で落ちないなんて、あんなのどうしろってんだよ⁉」
ラフィンスカルの皆さんが、エンジェルシードの無敵な超重装甲に、唖然としていたところを!
「戦意喪失しているとこ、アレだが、トドメを刺すぜ!」
ラーゼンレーヴェが、Aトライバレルを右腰部にマウントし、左腰部のオサフネの柄を取り、握る!
「行くぜ! オサフネッ‼」
長射程、超威力の、巨大超絶長刀レーザーセイバーのオサフネを閃かせるッ!
「2機まとめて、頂くぜ!」
オサフネが、目の前のザヌスの首を斬り落としつつ、その長刀、超威力の刀が、そのまま、ザヌスの背後のガトナスの胴体をも真っ二つにするッ‼
「今なら、オイラでも行けるかッ⁉」
頭部が取れて索敵能力を無くした首なしザヌスの胴体に、オイラのゲズC²の大型バズーカが直撃する!
「クソッ…脱出する!」
ザヌスの人が、脱出ポッドで逃げる!
「や…やったッ⁉ オイラでもやれたッ⁉」
オイラが感慨に耽る間もなく!
「ユリンちゃん! 砲撃、行っきまーす!」
「ボクも、忘れられては困りますね!」
エンジェルシードとフェストウンングの砲撃がラフィンスカルの面々に直撃する!
「グアッ⁉ 何て弾幕だ⁉」
「こ…こんな奴ら、どうしろってんだ⁉」
ラフィンスカルの方々が、泣き言を言っているところに、
「理解したか? オマエら三下じゃ、オレたちトロイメンカッツェにゃ勝てねぇって事をさッ!」
ラーゼンレーヴェのオサフネが、更に閃く!
「ダメだ、こんなの勝てるワケがねぇ! に…逃げるぞ!」
ラーゼンレーヴェのオサフネの一撃で胴体を真っ二つにされたガトナスと、その後ろにまで剣戟を届かされ、前のガトナス諸共に首を撥ねられるジーナを尻目に、ラフィンスカルの方々がクモの子を散らす様に逃げて行く。




