第74話
「よし、ほんなら、行動開始や!」
ミケさんが号令を掛ける。
「さぁ、派手に暴れるぜ! アリーエルスラスター!」
ケビンさんがラーゼンレーヴェのアリーエルスラスターを解放して突撃する。
「な…何だ⁉」
「あ…アレは…ラーゼンレーヴェ⁉ トロイメンカッツェの部隊だと⁉」
ラフィンスカルのメンバーたちが、ケビンさんのラーゼンレーヴェの姿を見て、驚きの声を発する。
「いきなり燃費度外視だ! 食らえよ! Aトライバレル、チャージレーザーだ!」
ラーゼンレーヴェのAトライバレルがチャージレーザーを放つ!
ラフィンスカルの部隊が、回避軌道を取ろうとするが、偏向率が高すぎて回避しきれない!
「クソッ! 右足に被弾した⁉」
「こっちは頭部だ! クソったれ!」
Aトライバレルのチャージレーザーによって、ラフィンスカルの皆さんが、次々に被弾する!
「OKや、ようやった、ケビン! 下がってユリンに補給してもらい! ユリン、ケビンを頼むで! ロクスリー君、マカロニ、砲撃! その隙に、うちが斬り込む!」
「了解です、姐さん!」
「OKよ、リーダー!」
「了解です、ミケさん!」
ケビンさんたちが口々に了承の旨を告げる。
「ほ…砲撃…オイラで行けるのかッ⁉」
砲撃戦なんて自信は全くないけど、出たとこ勝負……なのかッ⁉
「え~い! やるだけやってやるっス!」
ゲズC²の追加武装の大型バズーカをラフィンスカルの部隊に打ち込む!
けど、やっぱダメだ! 軽々回避されるてるッ⁉
「ロクスリー君の砲撃で浮き足立ちましたね。その隙を見逃すほど、ボクは甘くないですよ?」
そこに、マカロニさんのフェストゥングの遠距離用大型レーザーキャノンが追撃で放たれる!
「クソッ! 回避した着地点を狙われたッ⁉」
ラフィンスカルのジーナが、フェストゥングの砲撃で足を撃ち抜かれる!
「おお、マカロニさん! ナイスです!」
「どんどん砲撃して下さい! ロクスリー君の砲撃で、敵が浮き足立ったところをスナイプさせて貰いますよ!」
「そういう事なら! 了解っス!」
オイラの下手な砲撃でも隙を作る目くらましくらいにはなるんだ!