表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/177

第63話

 うんうんとオイラが頷いていると、

「ハイ! ハイ! ハイ! 次、私! 次、私!」

 と、ユリンさんが意気込んで言って来る。



「じゃあ、ユリンさん、お願いっスよ。」

 ユリンさんをうながしてみる。



「ハイ、ハ~イ! トロイメンカッツェのヒロイン! あくそくざんの万能サポートKG(ナイトギア)、エンジェルシードの専属パイロット、ユリン=エメラルドちゃんで~す! よ~ろしく~!」

 うん…何となく分っていたけど…この人…妙にテンション高いわ…。



「え~っと。うん、よろしくっス。で、ですね。さっきの戦闘中、ユリンさんのエンジェルシードが、G(ギア)EN(エネルギー)を補給したり、弾薬を補給したり、G(ギア)の修理をしてたっすけど、どうなってるんスか?」



「それ聞きたいよね⁉ 聞きたいよね⁉ ユリンちゃんのエンジェルシードの秘密、聞いちゃいたいよね⁉ OK、じゃあ、答えちゃいましょう! エンジェルシードのバックパックには、ラジエールコンデンサーって言って、エンジェルシードに搭載されているオリジナルラジエールエンジンで発電した余剰よじょうEN(エネルギー)備蓄びちくして、必要な時に他のG(ギア)に供給できる装置が付いているんだよね。」



「おお、それ、凄い便利な装置ですね。アリーエルスラスターで超性能だけど燃費の悪いラーゼンレーヴェとかと一緒に運用すると、すっごい戦力になりそうっスね!」



「でしょ? でしょ? さらに、バックパックには、各種、レーザーマガジンやバレットマガジンが搭載されていて、味方のマガジン対応の武器の弾薬を補給しまくりんぐなのよ! どよッ! この超性能! ユリンちゃんのエンジェルシード! 凄い! カッコイイ! れちゃう! そんなエンジェルシードを手足の様に扱えるユリンちゃん、天才! マジ、ゴッド! こんな私を愛しちゃう!」

 ドヤッ!って顔でユリンさんが鼻息も荒く言って来る。



「う…うん、凄いと思うっスよ。」

 ユリンさんの勢いに押されるオイラ。





「でね! でね! エンジェルシードの左腕部さわんぶには、G(ギア)修理装置しゅうりそうちが付いていて、左腕からびる作業用アームで、修理する対象のG(ギア)か、エンジェルシードの、損傷してない部分を切り取って、被弾した部分の上に切り取った装甲を貼って、プラモデルのパテ埋めの様に伸ばして損傷箇所を応急修理できるのよ! 皮膚の移植みたいな感じだね! どよ! マジ、パネェでしょ?」



「え…ええ…凄いっスね。」

 ユリンさんの高いテンションの勢いに、頷くしかできないオイラ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ