第6話
「さて、ゾンドに接続準備完了っと。」
一応、父さんに事前に聞いていた最低限の操作までは終わらせた。
余裕があればインストールしてみろと父さんに言われた謎のアプリのインストール ディスクも一応貰っていたりもするが、はっきり言って、ここまででお腹いっぱい。
それは仮に、これから余裕が出たらにしようと思う。
後は、接続自体は38に任せれば大丈夫なはず。
しばしの間が過ぎてから、
『ゾンドへの接続が完了しました。マスター、指示をどうぞ。』
「じゃあ、とりあえず、一番簡単そうな操縦方法で動くように頼む。」
『マスターの物臭さは、ある意味で輝いていると判断します。』
酷評を一周半してある意味の賞賛になって返ってきてしまったという。
『では、マスターが幼少の頃から前マスターと共に私を通してプレイしていたACと同じ操縦方法……つまり前マスターが使っていた操縦方法と同じで動くようにチューニングしてみます。』
どうも、父さんが拾ってきたPC用ゲームで、38のコンソールを使って幼少期から何度もプレイしたロボットアクションゲームの操縦方法と同じにしてくれるらしい。
そして、どうも父さんも同じ操縦方法でGを動かしていた模様。
なんと……。
でも、まあ、親子だし、そういうとこ似てしまうかもだね。