第59話
「ほんなら、次は、うちの番かな?」
と、前置きしてから、
「ロクスリー君には、一度、自己紹介したけど、念のために、もう一回や。うちは、TSチーム、トロイメンカッツェのリーダーで、KGタイニーダンサーの専属パイロットの、ミケ=スターライトや。」
と、ミケさんが、ニッコリ笑顔で言って来る。
ここまで、落ち着いてミケさんを見る余裕が無かったけど、改めて眺めると、何てキュートなコンパクトボディーッ⁉
ストレートロングの銀髪で、アルビノな目の上、ムチャクチャ整った顔立ち!
その上、何より! 何処からどう見ても、7~8歳くらいにしか見えない、デラミニマムなボディーなんですよッ⁉
もう、これで萌えるなって方が無理がある…ッ‼
それに、ケビンさんはともかく、マカロニさんまで、ミケさんを、さん付けで呼んで、皆さん敬語で話してるんスしッ! ミケさんは、相当、年長さんのはずッ!
つまり……ッ!
これが…! これが…ッ!
これが巷で噂の…ッ! 合法ロリなんじゃないの…ッ⁉
もうッ! 激々々々ッ‼ 激萌えまくりッス‼
その鼻の下をデレデレに伸ばしまくったオイラの熱い眼差しに、気付いてか、気付かずかッ⁉
「フフ…、まあ、固いのはナシや、よろしくな、ロクスリー君。」
更に、デラ笑顔でオイラに微笑むミケさんッ‼
もうッ! ホントッ! オイラのハートは、そのキュートコンパクトボディーにメロメロですぅッ‼
「ハイ! ハイッスぅッ‼ よろしくですぅ‼ よろしくですよぉ‼ ミケさはぁぁ~んッ‼」
ミケさんの手を握り、ブンブン振るって、喜びを噛み締めるオイラッ!
その感激しまくりなオイラを見て、
「あ~あ。ま~た、リーダー、ロリコンを増やしちゃうんだからぁ~。ホンット、罪なロリっ子よね。」
と、ユリンさんが大げさに被りを振る。
「ユリン! また、うちが小っちゃい子みたいに言いおって! いつも言うとるやろ! うちは、24歳のレディーなんやでッ⁉」
と、ユリンさんを一喝するミケさん。
って、でも、24歳って⁉
それって⁉ やっぱしマジもんで、合法ロリですよッ⁉
それって⁉ それってッ‼
もうオイラ、ロリコンでも良いって事っスよね…ッ⁉
更にメロメロになって行って、もっと熱い視線をミケさんへ送るオイラを横目に、
「ホンット、これで自覚も無いんだから、益々、罪なロリっ子だよね、リーダーは。」
と、ユリンさんが、更に大きく被りを振る。
「ムキー…ッ‼ ユリン‼ やから、うちは子供やのうて…ッ‼」
と、怒り心頭のミケさんだが、
「ま、まあ、姐さん。いいじゃないですか。それに、そこが姐さんの良い所でもあってですねぇ。」
と、ケビンさんが助け舟を出しに入って来て、
「そうですよ。それに、そこにヤキモチを焼くのも、同じ淑女としてどうかと思いますよ、ユリン?」
と、マカロニさんも、介入して来るが、
「ま~ったく、もう。こんなロリコンたちばっかし増やしてさぁ~。」
と、尚も、被りを振るユリンさん。
でも、その顔は、微笑むような笑顔なんだよね。
口では、咎めてるけど、ユリンさんも、このミケさんのコンパクトさが、仲間として、好きなのかもだね。