表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/177

第55話

 その後、ミケさんは、急ぎの仕事とかで、30分ほど席を外すとの事で、その間に、トロイメンカッツェの皆さんたちとソルファージュの中を見て回るオイラ。



 ソルファージュ内は、めちゃくちゃ広くて、盗んだシュタイガーンバオアーやFG(ファイターギア)を置いているG(ギア)デッキは、20機ほどのG(ギア)が置いてあるのに、まだまだ余裕でスペースがあって、これの倍ほどのG(ギア)を置いても、全然余裕で入りそうな程だった。



 居住ブロックも、かなりの広さで、入隊して住む場所に困る事は無さそうだった。





 オイラが、おどろきの中で、ソルファージュの中をキョロキョロしながら進んでいると、

「よっしゃ! 報告完了や!」

 ミケさんが合流し、



「ここがブリッジや! さぁ! ようこそ、トロイメンカッツェへ!」

 ミケさんに促されるまま、ブリッジに入る。







 ブリッジは、前面がモニターになっており、その周辺には、計器類などが、いっぱいあった。



 その中に、通信に出ていたソルファージュの艦長と、オペレーターのセリアさんの 他に、もう一人、クルーが居た。





 黒髪でショートのマッシュルームヘアー。


 青のジーンズに、白のクロース、黄色のジャンバーを着ている中背で割と細い男性。


 その人が、オイラの視線に気付き、ニッコリと人懐こそうな笑顔を向けてくる。





「さて。仕事の打ち上げ兼ロクスリー君の入隊祝いのパーティーの前に、自己紹介から行こか? ロクスリー君、まずは君からや。」



 ミケさんにうながされ、

「皆さん、はじめまして、ファトス村から来た、ロック=ロクスリー。15歳です。G(ギア)の操縦は下手っスけど、皆さん、よろしくお願いします。」

 と、皆さんに自己紹介してみる。



「ねね、伝説のTH(トレジャーハンター)のリィト=ロクスリーの息子さんって話だけど、もしかして、親御おやごさんゆずりとかで、G(ギア)を発見する為の特別なノウハウとか持っていたりするの?」

 ユリンさんが興味津々(きょうみしんしん)という感じで聞いてくるけど、



「残念。そんなノウハウとか持っているなら、オイラ、いま、ここでこうしてないっスよ。そんな能力があるなら、今頃、TH(トレジャーハンター)やって、ひと山当やまあてていると思いません?」

 ありのままに話してみる。



「あ~。うん。納得。」

 ユリンさんが、ウンウンと頷く。





「ロクスリー君は、ちょっと気が弱いのがたまきずやけど、すっごい感がええねん! こう、ズバズバ~って、危険を見抜くんやで? うちがファトス村の自警団をからる為に設置したスタンネットも、ザインの巡らした策略も見抜いて、的確に指示出してくれたんや! 一緒に居た、うちが保証する! このロクスリー君の感は一級品やで!」

 ミケさんが、やんやとオイラを褒め称える。





「ほぅ、なかなか興味深いですね。」

 マカロニさんが、中指でメガネをクイッと押しながら言って来る。



「おお、そんな凄ぇのかよ! 見た目と違って、やるじゃん!」

 ケビンさんが、そう言いながら、オイラの背中をバシバシと叩く。



「う…う~ん…感っていうか、一回体験したから何が起こるか分かるっていうか……。」

 上手く説明できず、しどろもどろで話していると、



「そう! ロクスリー君は、危険を感じると、既視感デジャヴュを感じるんや! みんなも、ロクスリー君が、既視感デジャヴュの話ししたら、よう聞きや!」

 ミケさんがそう締めくくる。





「凄いじゃん! 未来予知って奴? それがロクスリー君の特技なワケだね⁉」

 ユリンさんがやんやの喝采を送ってくる。



「あ~…う…う~ん。まあ、説明が難しいから、もうそれで良いっス。」

 うん。オイラの頭じゃ、これ以上の説明は不可。



 まあ、大体のニュアンスは合っているから、これからもデッドループしかけたら、今までのミケさんみたいに、皆さんもオイラの言葉を聞いてくれるでしょう!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ