第158話
「出たな、ラーゼンレーヴェ!」
ゲズたちが、ラーゼンレーヴェに気付く。
「オマエはオレたちが、撃墜させて貰うぜ! へへへ!」
下卑た笑みを浮かべ、こちらに迫って来るゲズたち。
しかし、8機のゲズが居るだけで、ザヌスやガトナス等の他のGが丸で居ない⁉
なのに、このラーゼンレーヴェを待った挙句、狙って来てる⁉
「アン⁉ 頭沸いてんじゃねぇか、テメェら⁉ ゲズばかりで、オレのラーゼンレーヴェが落ちるとでも本気で思ってるんだったら、すぐさま、その儚ねぇ夢、覚ましてやるから、全機で、一斉に掛かって来な!」
右腰からAトライバレルを抜き、レーザーソードにして、右手で構え、左手でクイクイとゲズたちを呼ぶ!
「舐めやがって! 行くぞ! オマエら!」
余裕の動きのケビンに、一気に、8機全機一斉に、挑み掛かるラフィンスカルたち!
「良し! せめて、そのくらいは来て貰うぜ! 行くぜ! アリーエルスラスター!」
まず、アリーエルスラスターで、加速し、その加速の中で、ミサイルポッドの弾幕を張り、その弾幕の中から、左腕のレーザーガトリング砲で、迫るゲズ1機のツインアイを破砕!
返す刀と言わんばかりに、新たなゲズに、Aトライバレルのレーザーソードを突き刺し振り抜き、両肩のパルスレーザーガンを射出!
更に、Aトライバレルをレーザー射撃モードにし、レーザーを放ち、アリーエルスラスターで加速しながら、左手の甲からスタンアンカーを放ち、スタンした相手を更にアリーエルスラスターを使用し、超加速で、蹴り飛ばす!
「ヒッ⁉ ヒッー⁉ こ…この動きが、アリーエルスラスターか⁉」
残ったゲズたちが、ほうほうのていで逃げ始めるが!
「逃げれると思うなよ、ザコ共! こうなったら、全機仕留める為に大盤振る舞いだ! アリーエルスラスター! 行くぜ、オサフネ!」
確実に、自機1機だろうと、全機仕留めると言わんばかりの全力全開の動きに、
「まあ、あっちはアイツに任せりゃ何とかなんだろ! セリア! 他にラフィンスカルの奴らは、こっちに向かってないか⁉」
そこはケビンに任せた!という風のバーダックが、セリアに他の箇所のラフィンスカルの状況を聞く!




