表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
155/177

第155話

 ミケが帰還きかんすると、ソルファージュ艦内は、騒然としていた!



 各所では、火の手が上がっており、それを消すために、セリアが動かしてくれたのであろう、天井からのスプリンクラーや、バーダック、リッド、ケビン、ユリン、マカロニの使う、消火器での、迅速じんそくな消火作業中で、火の手は、まだ上がっている所もあるが、迅速じんそくに消火され、かなり火の勢いは弱まっている!





「救急室付近の消火は済みました! 他の消火は、やっておきます! ですから! セリア! ロクスリー君を‼」

 あせり、叫びつつ、ロクスリーを救急室に担ぎ込み、セリアを呼ぶ、マカロニ!



「分かりました! 執刀しっとうします! 皆には、各所の消火を、お願いします‼」

 皆に、消火を任せ、ただちに、執刀しっとうの準備を始めるセリア!





『セリアさん! どうか! 何としても! マスターを救って下さい‼』

 何としてでもロクスリーを助けてくれと、切実に38(さんぱち)が、セリアに懇願こんがんする!



「分かりました、38(さんぱち)さん! 何としてでも、ロクスリー君は、救ってみせます‼」

 38(さんぱち)懇願こんがんを聞き、さらにロクスリーの執刀しっとうの意欲を高め、さらなる準備を進めるセリア!





「頼むで、セリア! ソルファージュは、ウチらに任せ! やから、ロクスリー君を…‼」

 周囲をさらに消火する準備をし、消火器を構える用意をしつつ、セリアに、急ぎ、ロクスリーへの対応を願うミケ!



「ハイ! リーダー! ソルファージュの消火の方は、お任せします! ですから、ロクスリー君の執刀しっとうは、何とかやり切ってみせます‼」

 ミケの頼みを聞き、ソルファージュはミケたちに任せ、ロクスリーを何とか救い切ると誓うセリア!





あねさん! ブリッジは被害なし! 居住区きょじゅうくに、かなり火の手が上がってたから、リッドと一緒に、全部、消火しときました!」

 ケビンが急ぎ、ミケの前に駆けつけ、ブリッジの無事と、居住区きょじゅうく鎮火ちんかを報告する!



「良し! ほな、G(ギア)デッキの被害確認‼ 火災が発生してたら、火災発生箇所の各所を消火!」

 迅速じんそくに、ミケが指示を出し、



「リーダー! G(ギア)デッキ、もう、バーダック艦長と一緒に見ておいたよ! G(ギア)デッキは、昔にG(ギア)に火の手が上がって、損害が出た時の影響で、リーダーが細かい所までスプリンクラーを徹底的に配備していたから、いくつか損傷はあるけど、火災的な被害は、ほぼ無し! 消火終了! シュタイガーンバオアー、損害無しだよ!」

 ユリンが、投げ返す様に、迅速じんそくな成果を報告をする!





 だが……。

「ミケ! メインエンジン! 非常用エンジン! どちらも、大分、ヤバイくらいに損傷しているぞッ⁉」

 バーダックが、ソルファージュの各エンジンの損傷を報告!





「クッ…。とにかく! エンジンとかの、各部の重要箇所は、消火できたんか⁉」

 損傷は分かったから、火災の消火自体は、できたのかと、バーダックに聞くミケ!



「とりあえず、火災だけは、何とか消したが……エンジン系は…もう大分ヤバイな…。とりあえず、メインエンジン、非常用エンジン、共に停止だ! ソルファージュは航行不能! どうする、ミケ⁉」

 とにかく、消火自体は出来たのは報告したが、エンジン停止によるソルファージュの航行不能も報告するバーダック。



「とにかく、非常用エンジンを修理や! メインエンジンは、機構きこうが複雑過ぎる。まずは、機構きこう簡略化かんりゃくかされた、非常用エンジンの方からなおすべきや! 頼むで! マカロニ‼」

 対応の指示をミケがマカロニに伝えるが。



「自己判断で、指示を聞く前に、非常用エンジンから、できる限りで修理して行ったのですが、ポートティリアでG(ギア)等を売却した為に、部品が足りません! このままでは、メインエンジンも、非常用エンジンも、修理できません!」

 既に修理は試したが、物理的に部品が足りないと告げて来るマカロニ!





「クッ…。メインエンジンどころか、非常用エンジンすら損傷…。さらに、修理しようにも、部品が足りん…。だが、まさか、この状況で、部品を買出しに行くワケにもいかん…。どうする、ミケ!? このままじゃ、後手ごてまわらざるをんぞ⁉」

 エンジン系の修理が、部品が足りなくて出来ない以上、このままでは、どうあっても後手に回る事をミケに問うバーダック!



後手ごてまわるんはしゃあない! 相手はKG(ナイトギア)1機とTKG(トランスナイトギア)っての1機ずつだけ! ほか有象無象うぞうむぞうFG(ファイターギア)の部隊! こっちは4機のKG(ナイトギア)! 数では負けるけど、質では負けへん! ロクスリー君の敵討かたきうちもふくめて、ソルファージュ防衛戦や‼」



 ソルファージュのエンジン系が、各部、絶望的な中、ロクスリーの敵討かたきうみで、ソルファージュ防衛戦!







 この防衛で…ッ!


 ラフィンスカルを…ッ!



 ザインも…ッ!


 ザ・パーフェクトも…ッ!



 迎撃げいげきで…ッ!


 逆に全て滅ぼし尽くす気で…ッ!



 防衛しきる…ッッ‼

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ