表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
153/177

第153話

































『マスター…ッ! マスター…ッ‼ 脱出ポッド、起動しましたッ‼ 何とか、ミケさんたちに回収してもらえるまで…ッ‼ 生き抜いて下さい…ッ‼ マスター…ッ‼』

 必死にロクスリーに呼び掛ける38(さんぱち)



 脱出ポッドは起動したが、ポッドの中にまでダメージが及んでおり、破壊された機体の破片が腹部に刺さり、大きな深い傷となり、意識を失い倒れるロクスリー‼





 そこで、ソルファージュから4機のKG(ナイトギア)が全機出撃する!



「ロ…ロクスリー君…ッ⁉」

 通信モニターに映る、破片が腹部に刺さった重傷のロクスリーを見て、ユリンが驚愕きょうがくし…ッ‼



「アァァ…ッ⁉」

 ミケが絶句ぜっくする…ッ‼





『ミケさん…ッ! 皆さん…ッ! マスターを…ッ‼ どうかマスターを救って下さい…ッ‼ どうか…ッ‼ どうか…ッ‼ お願いします…ッ‼』

 必死に、切実に、ロクスリーの救助を懇願こんがんする38(さんぱち)…ッ‼



「分かりました…ッ! 急ぎ、ポッドを回収し、ロクスリー君をソルファージュの医務室に…ッ‼」

 あせりの表情を浮かべながらも、ロクスリーを回収しようとするマカロニ!



「クッ…トニー…ッ! いや…シュメル…ッ! テメェ…ッ‼」

 信じたくない、しかし、信じざるを得ない現実に、ケビンの怒りの炎が、瞳の中に熱くさかるッ‼





「チッ…! ザコは倒したが……4機のKG(ナイトギア)全機万全ぜんきばんぜんの状態で挑んで来るってのは不利だ…ッ! シュメル…ッ! まくだ…ッ‼」

 そう叫びつつ、ザインが右指を大きく鳴らす!



「OK! クライアント!」

 そうシュメルが叫ぶと同時に、ソルファージュで、警報が多数発生…ッ⁉

 さらに、ソルファージュが、急な動きで不時着ふじちゃくした…ッ⁉





「クッ…! どうした…セリア…ッ!?」

 すかさず、バーダックがセリアにたずねる‼



「ソルファージュ、メインエンジン、非常用エンジン、共に停止…ッ! シュメルにソルファージュ内も細工された様で、艦内で爆発多数…ッ! 各所で火災発生ッ‼」

 あせり、状況を報告するセリア!



「何やと…ッ⁉」

 ミケも、あせりのこえかえす‼





「と…とにかく! セリアは、ぐに艦内を消火だ‼」

 早急に指示を出すバーダック‼



「了解! 艦内各所、迅速じんそくに、できる限り、消火します‼」

 急ぎながらも冷静に務め、各所の消火を行うセリア‼



「メインエンジンが停止したから、とにかく何とか不時着したよ! でも、非常用エンジンまでも停止しているから、まず、今の状態だと、ソルファージュを飛ばすのは無理だよ‼」

 急ぎ、迅速じんそくに報告するリッド!





「クッ……ここまでソルファージュが動けんようにされたら…ッ‼」

 あせりのいろを濃く顔に浮かべ、沈黙するミケ…。



 そのミケに対し、

「アヴァドン…ッ! ここは一旦いったん、引き下がる! だがなぁ‼ オマエたちは、もう動けねぇ‼ いつおそわれるかおびえながら、最後の時を過ごしな! へへへ…ッ‼」

 そうザインが叫び、シュメルと共に、ザインたちラフィンスカルが、悠然ゆうぜん撤退てったいして行く!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ