表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
152/177

第152話

「クッ…! シュメル…ッ‼ アンタは…ッ‼」

 とにかく、皆が出撃できる様になるまで、シュメルだけでもオイラだけで足止めしないと!



「でも……ッ! オイラが…ッ‼ オイラがァ…ッ‼」

 まず、ミサイルをラフィンスカルたちはなつ…ッ‼

 次に、大型バズーカをシュメルに向けて連射…ッ‼





「まだ、こっちにもってやがる…ッ⁉」



「このクズが…ッ⁉」

 ラフィンスカルたちには、いくつかミサイルが当たった…ッ‼


 けど…ッ‼





「この程度で……ッ! この程度だというのに……ッ! オレの…オレの経歴を…ッッ‼」

 大型バズーカは、シュメルに、ことごとく、回避されるッ⁉





 そして、オイラを見据え!

「ロクスリー! オレがKG(ナイトギア)たちに細工した事も! ゴミ機体のゲズC(ツイン)²(カスタム)にだけ細工しなかった事も! オレがシュメル=ウェインである事までもッ‼ 何故なぜ、オマエの様なゴミクズが見破れた…ッッ⁉」

 ここまでのオイラへの疑問を一気にし、問い詰めるシュメル…ッ‼





「分かんないッスよ…ッ! 1回死んで……ッ! 何がるか見て生き返って…ッ! それで分かっただけで…ッ! 何で、そんな事が起きるのかまでは……ッ! オイラにも分かんないんスよ…ッッ‼」

 とにかく、体験した事を、そのまま伝えながら、さらに大型バズーカをシュメルに向けて速射するが…ッ!



「き……キサマァ…ッ‼ ムチャクチャな話で、オレを混乱させて、オレを愚弄する気か…ッ⁉」

 お…オイラのはなったバズーカの連弾を、全弾、アサルトレーザーライフルで……う…としてる…ッ⁉





「クッ…! 良いだろう…ッ! このTKG(トランスナイトギア)……グラオザームリヒターと…ッ! ザ・パーフェクトだった…このオレの力…ッ! キサマの…そのゴミ機体に…ッ! タップリと刻んでやる…ッ‼」

 そう叫んだかと思うと、グラオザームリヒターと呼ばれたTKG(トランスナイトギア)が、KG(ナイトギア)モードから、飛行機形態のCG(チャリオットギア)モードに変形し、アサルトレーザーライフルを掃射そうしゃして来る‼





「しゅ……シュメル…ッ‼ グッ……ァァァ…ッ⁉」

 アサルトレーザーライフルを何とかシールド防御ぼうぎょしようとこころみるけど…ッ!



 ダメだ⁉ オイラの腕じゃふせぎきれない…ッ⁉


 頭部がヤラレて、メインカメラが…ッ⁉





「オレのクライアントから今回受けた依頼は、トロイメンカッツェの全パイロットとG(ギア)を直接クライアントの手で全て撃墜できる様にする事ッ‼」

 素早い動きで間近まで飛んで来て、KG(ナイトギア)モードに戻り、前からゲズC(ツイン)²(カスタム)の胸部を蹴り飛ばして来る⁉





「クッ……ウゥゥ…ッ⁉」

 何とか両手を地面について、こちらも素早く起き上がり距離を取るッ‼



「全パイロットとG(ギア)という事だから、前回オマエが、情報屋の上手い話にホイホイ乗った時は、オマエに勝手に野たれ死なれると依頼失敗になるという事で、いやだったが、あの時は、依頼の為に嫌々(いやいや)助けた‼」

 きょ……距離を取ったら……ッ⁉ ミサイルポッドを…たれた…ッ⁉





「アァ…ッ⁉ こ…こんな…ッ⁉」

 シールドで逃げながら、ガトリングで落とすが、いくつか被弾するッ⁉



「そんなイレギュラーな事態じたいでも、オレは依頼遂行の為に、あの偽装戦闘機ぎそうせんとうきアウスブレンデンのままでも、オマエの様なクズでも助けれたッ‼」

 ミサイルポッドをさらに射出するシュメルに、何とかレーザーガトリングを返し、こちらもミサイルを射出するがッ‼





「こ…こんな…ッ⁉ アァ…ッ⁉」

 あ…アサルトレーザーライフルで……ッ⁉

 ミサイルを迎撃げいげきされて……ッ⁉

 さらなる掃射そうしゃで……ッ‼

 み……右腕が…ヤラれる…ッ⁉





「他の今までの仕事でも、どんな依頼だろうと、オレは何であろうと、完璧にこなして来たッ! だから、オレは、今まで、ザ・パーフェクトの名を欲しいままにして来たッ‼」

 急接近して来て、レーザーソードを振るおうとするグラオザームリヒターに、残った左腕のガトリングで牽制けんせいしつつ、更に、左手の甲から起死回生でスタンアンカーをはなつ…ッ‼


 ……けど……ッ⁉ こ…これすら……見切られた…ッ⁉





「あァァ…ッ⁉ ひ…左腕まで…ッ⁉」

 左腕まで、レーザーソードで切り落とされてダルマにされた…ッ⁉



「なのに…ッ! ……なのに…ッ‼ ……このクズが…ッ! ……キサマのせいで……オレの完璧な経歴は汚された…ッ‼」

 何とか背部ミサイルで牽制けんせいしようとするが、素早い動きで、横っ腹から蹴り飛ばされ、吹っ飛ばされ、倒される…ッ⁉





「アァ…ッ⁉ う…動けない…ッ⁉」

 両手の無いダルマ状態の為に、起き上がれない…ッ⁉



「だから…ッ! ロック=ロクスリー…ッ‼ このクズが…ッ‼ ……このグラオザームリヒターの…ッ‼ ……アクセラレートレーザーキャノンで…ッ‼」

 グラオザームリヒターが、背部から右肩に、アクセラレートレーザーキャノンと呼ばれたキャノン砲をジョイントさせッ‼



「キサマの存在を…ッ‼ オレが…この手で完璧に抹殺してやる…ッ‼」

 地面に転がって倒れているゲズC(ツイン)²(カスタム)に向けて…ッ‼



け…ッ‼」

 必殺の一撃を…はなつ…ッ‼





「う…動いてくれ…ッ‼ 動いてくれ…ッ‼ ゲズC(ツイン)²(カスタム)……ッ‼ ……アァ…ッ⁉」

 ゲズC(ツイン)²(カスタム)に着弾し…ッ‼





 そこで……オイラの意識は……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ