表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
117/177

第117話

「やった! やったでッ‼ やったったでッ‼ これでアイツのせいでお釈迦しゃかにされたFG(ファイターギア)たちの分のサイフも浮かばれるッ‼ やった! やったったんやッ‼ うおっしゃーッ‼」

 歓喜の声を上げるミケさん。



 しかし、そこで、ミケさんのタイニーダンサーにバズーカとミサイルが降り注ぐッ⁉


 虚を付かれた為、PBLH(ピブレハ)を搭載した左手が被弾してしまうッ⁉



 うがっ! 何なのよ、一体ッ⁉



「な……何やッ⁉」

 おどろくミケさん。


 そりゃそうだよ! オイラもおどろいているよ!





「ちょっ……フェアタイディゲンを倒したのに、どこから攻撃が来たのッ⁉」

 戦々(せんせん)恐々(きょうきょう)とするオイラ。





「やはりはかごとをしていたな、アヴァドンッ‼」

 アルセカーナの自警団の方たちが言いつつ、FG(ファイターギア)に乗ってバズーカやミサイルを掃射そうしゃしつつせまってるッ⁉



「えっ、何でッ⁉ オイラたち、あの人たちの代わりにフェアタイディゲンを倒して、この町を救った、いわば英雄よッ⁉ それが何で攻撃されているのッ⁉」

 おどろきの展開てんかいに、疑問を叫ぶオイラ!



「うちにも分からんぞッ⁉」

 ミケさんも、謎の超展開ちょうてんかいに、おどろきながら叫ぶ!



「でも、何か、凄く敵意を向けられているわよねッ⁉」

 ユリンさんも、おどろきのままに、今の状況を伝えてくる!



「クッ……一体どうなってやがんるだッ⁉」

 いつも沈着ちんちゃく冷静れいせいなバーダック艦長すら、おどろきの声を上げる!





ほかから、この町に着た流しのTH(トレジャーハンター)から、オマエたちのGS(ギアシップ)から、さっきの赤いG(ジェネラル)²(ギア)が出撃するのを見たと聞いたぞ!」

 と、アルセカーナの自警団の団長とおぼしき方が言って来る。





「うあっちゃー……。」

 ケビンさんが、なげきの声を上げる!



「何で、そんなピンポイントなとこ見ているのッ⁉」

 マジで、何でよッ⁉





 オイラの叫びを無視して、

「きっと、さっきの赤いG(ジェネラル)²(ギア)と戦っていたのも八百長やおちょう茶番劇ちゃばんげきだったのだろうがッ⁉ 我々が油断したところでG(ギア)を強奪する算段だったのだろうがッ⁉ 姑息こそく真似まねをしおってッ‼ そんな事だろうと始めから思っていたぞッ‼ ダマシ通される前に気付けて良かったわッ‼ アヴァドンのミケと、その手下ども! この町に、1度ならず2度も強奪に来おって! 我々をたばかり、この町を襲ったむくいを受けるが良い! 例えオマエたちが高性能なKG(ナイトギア)使いたちだとしても、その腕や足の一本だけでも折ってやるぞッ‼」

 と、自警団の団長と思われる人物が捲くし立てる!





「強烈な勘違いだけど、私たち、叩けばホコリの出てくるとこだし、確かに、この町も前に1回強奪しに来たものね。リーダー、これどうするの?」



「えーい、しゃーない! 売られたケンカは買う主義や! こうなったらコイツらの誤解をホンマにしたる! コイツら殲滅せんめつして、自警団倉庫から奪えるだけFG(ファイターギア)を奪ったるッ‼」

 ヤケクソ気味に、ミケさんがはなつ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ