第105話
これ、マジで言ってる⁉
トロイメンカッツェのエースメンバーたちが丸で敵わないとか、マジなの⁉
「クッ……脚部のアリーエルスラスターが死んだ……。迂闊に切り込めねぇ……。」
唸るケビンさん。
「これは厳しいですね……。」
「なんて防御性能なのよ……。」
マカロニさんもユリンさんも、フェアタイディゲンの超性能に焦りの表情を浮かべる。
「みんな、アイツは、レーザー攻撃も軌道を逸らすし、連携してもコンマの間に防御を整える! そやったらや! みんなで、1、2の、3で、四方からレーザーで、一斉に攻撃や!」
「なるほど!」
「了解だ、姐さん!」
「OK、リーダー!」
「アウスブレンデンにはレーザー兵器は無いですが、僕も援護します!」
マカロニさんたちが、了承の言葉を紡ぐ!
「いくで! 1、2の、3ッ‼」
ミケさんのカウントダウンの後に、皆さんが、四方から、レーザー攻撃でフェアタイディゲンを一斉攻撃する!
最初に飛んだ、トニーさんのアウスブレンデンのキャノン砲を、Aトライバレルのレーザーソードで切り払い、返す刀で、タイニーダンサーのトライバレルのレーザーの一撃にレーザーソードを突き立て、軌道を逸らし、エンジェルシードのLトライバレルのレーザーを盾で、防ぐ!
しかし、いくら超性能の防御能力でも、同時に放たれたフェストゥングのレーザーキャノンにまで、手が回らない!
同時攻撃のお陰で、コンマの差で、フェストゥングのレーザーキャノンが、フェアタイディゲンの胴体部に着弾する!
「それだけでは済まさんでッ‼」
ミケさんのタイニーダンサーが、更に追随!
フェアタイディゲンが最後の抵抗で、頭部バルカンでタイニーダンサーの胸部を撃つがタイニーダンサーの動きの方が一歩早い!
トライバレルのレーザーソードが、フェアタイディゲンの胸部コックピット部分を貫く!
その攻撃で、フェアタイディンゲンの真っ赤に光っていたゴーグルアイの光が消え、フェアタイディゲンが沈黙した。




