語り継がれる伝説
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~エピローグ~ 語り継がれる伝説
この文章には反省文には不適切な表現が含まれていますが、完成時の世界観をそのまま使用している為、なにとぞご了承ください。
男1(レッド) 男2(ブルー) 店長 創設者 地主
いつものコンビニバイト、いつもの風景、そして、いつもと変わらない事の繰り返し。そして、今日も後数時間後には何事もなくバイトが終わるはずだった・・・。
男1:ありがとうございました。又お越しください。・・・ふぅ~、6:50分か~。多分業者の人も今ので最後だろう。後はのんびりやるか。
男2:そうですね~。やっぱ、ピークはこの時間までですからね。それじゃあ、僕は掃除の続きやります。今日は6時から急にこみ始めて、ろくに掃除も出来ませんでしたから。
男1:おう、よろしく。ふ~、掃除が終わったら、ドリンク出しだけかな?今日は・・・よしっ、少ない。これなら30分もあれば終わるだろう。にしても、眠いな~。
そして、何事もなく、時計の針が7時を回った時、時代が我々に牙を向けたのでした・・・。
男1:っと、そろそろ、男2も掃除が終わる頃かな~~。・・・んっ?なっ、何だこれは?すっ、凄い数だ!数え切れない!
突如として店内に鳴り響く、警報!お客の到来を告げるサイレン。それは、もっともなってはいけない絶望のメロディ~。
男1:応答しろ!男2!緊急事態だ!!すぐに1レジまで来い!繰り返す・・・・・。
男2:男2ただいま到着いたしました!男1、どうしました?一体何があったのですか?
男1:何も言わずにこのレーダーを見ろ。
男2:こっ、これは?まさか?お客様ですか?それに、なんですか、この数は?30・・・いや、50はいるぞ!
男1:しかも、その数が、秒速30メートルで近づいてきている。今から、5分も立たないうちに奴らは来るだろう・・・。
男2:そんな、奴らは、30分前に全てが終わったはずなのに。
男1:いや、もしかしたら、奴らはこの時を待っていたのかもしれない。そう、会社同士がこのコンビニに襲来するのを。
男2:そんな・・・。それじゃあ、このコンビニは?
男1:コンビニ、お客、そして、俺たち、どれもこれも軽傷ではすまないだろう・・・。
男2:そんな。
男1:仕方がない。男2、応援を要請しろ!
男2:分かりました。
男1:頼む、間に合ってくれ。
男2:はぁはぁ。
男1:どうだった?
男2:駄目です、皆夢の住民になっているらしく、誰一人として電話に出ません!
男1:くそっ。やはり、こちらの手は全てお見通しか・・・。
男2:男1!大変です。そうこうしているうちに奴らの到着時間残り、15秒・・・5秒・・3・2・1・0。遂に奴らが店内に入ってきました!先ほどよりも新たに仲間を増やし、その数70!駄目です、右、本のブースつぶれました!続いて、食品ブース被害拡大!お菓子ブース未だ被害無し。駄目です。今なお、その数を増やし続けています。もはや、このコンビニがつぶれるのも時間の問題かと。駄目です!男1!2レジの解放を!!
男1:いや、駄目だ!それだけは何があっても、それだけは出来ない!
男2:どうしてですか?二人で一つのレジを打っているより、2レジを解放し、2つのレジで対処したほうが・・・。
男1:駄目だ!2レジの解放だけは。いくら天地が逆転しようともそれだけは。
男2:そんな!そういっている間にも被害拡大!店内70%が占拠されました!
男1:くそっ。俺達だけじゃ、やはり無理なのか?所詮俺らは無力なのか?
男2:だっ、、駄目です。もう持ちません!早く2レジの解放をー。どうして?どうして無理なんですか?店内の傷がどんどん膨らんでいき、もはや、運営しているのもやっとの状態なのに。普通のコンビニでしたらとっくに崩壊しているコンビニの限界を超えているはずなのに。どうして?ただ机の上にある、レジ休止中の札をはずせば良いだけなのに?
男1:馬鹿野郎!!あれは、2レジのあまりにも凄まじい力を封印している大切な札なんだよ!あれがなければ、この町全体・・・いや、地球の形すら変えてしまうほどの力を2レジは隠し持っているんだよ!
男2:そんな、男1さん、教えてください!2レジとは一体なんですか?2レジの隠された秘密とは?
男1:男2よ、お前は、入ったばかりだから、店長にも知らされてなかったのだな。良いだろう。だがな男2よ、心して聞け。今から俺が話すことは全てが真実であり、決して曲げる事のできない事なのだ・・・。
男2:・・・・。
男1:俺達、下っ端のバイトが何人集まり、力を出し合おうとも、2レジの解放後の制御が出来ないのだよ。かつて一度だけ、信じられないと、札を取ろうとした奴がいた・・・。
男2:彼はどうなってしまったの?
男1:俺の目の前で灰になっちまった。そいつは、俺と同期に入った仲で、無二の親友だったのによ。あっけねーよな。
男2:そんな・・・。
男1:まっ、所詮は俺らは捨て駒だって事だよ。俺等の代わりなら沢山いるからな。店長クラスにならねーと、あの代物は使いこなせねーよ。
その時、店内に電話の音が鳴り響いた。
男1:んっ?はいっ、こちらOOです。
店長:さっき、電話の着信があったのだが、どうした?
男1:丁度良かった。今、店内に数え切れない客の数が!
店長:なに!?それで、数と種類、被害状況は?
男1:種類はDTN50型。店内の78%以上がやられました。負傷者店内に残された我々2名。ここまで、増殖した理由は未だ解明されていませんが、何者かによる陰謀だと思われます。
店長:了解!すぐ行く。
男1:店長の応援が来る。それまで今しばらくの辛抱だ。
男2:了解。
男1:それまで、このコンビニがもってくれればいいのだが・・・・。
ほどなくして、店長が到着した。
店長:待たせたな。
男1.2:店長!!
店長:その後の進展は?
男1:店長からの連絡後、我々の出来る限りの攻防で、その数、50名。だが、依然としてその勢力は衰えず。いや、逆にその勢力を増幅させています。
店長:ちっ、厄介なものを送り込んでくれたな・・・。よし、今より、最後の仕上げ、2レジの解放へと移る!全員配置に付け!!作戦開始は、今より1分後に開始する!者共遅れを取るな!
男1.2:了解!
男1:男1、配置に付きました!
男2:男2、同じく配置に付きました!
店長:よしっ、丁度いい時間だな。開始、5秒前・・・2・1・!2レジ解放!
男1:解放!
男2:解放!
店長:起動スイッチON!
男1:2レジ制御装置、エネルギー補給開始!
男2:2レジ解放装置同じくエネルギー補給開始!
店長:それで?今の状況は?
男1:現在、制御装置エネルギー20%未満、解放装置21%越え!駄目です!解放装置の作動力が制御装置よりも上回ってます!このままだと、制御装置の作動が間に合わず、解放と同時にコンビニが吹き飛びます!
男2:大変です店長!右エンジン(本ブース)、左エンジン(食品ブース)ともに完全にやられました!運営できているのが奇跡です。
店長:くそっ!
男2:店長!一人、又一人と愛想を付かして何も買わずに立ち去ろうとしています。
店長:売り上げに貢献しない愚かな人間共め!うちのコンビニがつぶれてもかまわないというのか?
男1:店長!制御装置45%、解放装置60%。かなり差が開いてしまいました!その差、3分ほど。このまま良くと、残り1分ほどで、2レジの全ての力が先に解放されてしまいます!
男2:駄目です!全ブースほとんど壊滅状態!このままだと、2レジ解放の前にコンビニの方が持ちません!
店長:諦めるな!最後まで諦めるな!必ず、必ず突破口は見つかるはずだ!
男1:店長!制御装置70%、解放装置95%。その差5分!・・・大変です!制御装置の起動ストップ!70%から、徐々に下落。67、65・・・遂に50割れました!!その後もまだ落ち続けています!もう駄目です!!奇跡でも起きない限りはこの状況から抜け出せません!!
男2:店長!
男1:店長!
店長:ふっ、この機械は本当に贅沢だな~。俺のコンビニだけでなく、おれ自身の命まで欲しがってやがる。
男1:店長?いまっなんと?
店長:お前等よく見とけよ!奇跡ってものは、まってるだけじゃあ起きないんだぜ。奇跡ってものは自らが生み出すんだよ!!
男1.2:店長!一体何をしているんですか?
店長:みりゃ、分かるだろ?こいつが欲しがっている物をやるだけだよ。ぐはっ。
男1:店長!やめてください!このままじゃあ、本当に!
店長:いいんだよ!自ら望んでいる事をやっているだけだから。
男2:そんな、店長がその気なら、僕だって!
男1:同じく、地獄の底まで、お供いたします。
店長:馬鹿言っちゃあいけね~。俺がいつ、地獄まで行くって言ったよ?この先俺を待っているのは天国に決まってるだろ?まっ、お前達にはこの大役、荷が重すぎるだろ?だからこそ、この俺自らが果たしてやってんだから、邪魔するな。
男1:そんな・・・。
男2:店長がいなくなったら僕はどうすればいいんですか?
店長:そんな事は俺の知った事じゃねえよ。自らの足で踏み出すんだな!少なくても全うに生きていれば、道は見つかるはずだ。この俺の生き様を見てみろ、俺みたいに全うな人間は死に場所だって自分で見つけられるんだぜ。お前達なら出来る。少なくても面接の時、そして、初陣の時の輝きを持っているお前達ならな。・・・おっと、そろそろお迎えが来たらしいぜ。先に行っている。あばよ!!・・・。
男1.2:てっ・・・・店長~~~~~~。
男1:おっ、おいっ男2!見てみろ!制御装置のエネルギーがたまり始めた!しかも、さっきの3倍、いや5倍の速さで!あっという間に解放装置を追い越したぜ!そのままだ。
男2:制御装置100%到達!
男1:解放装置100%到達!
男2:軌道修正完了!
男1:解放準備完了!
男1.2:解放~~~~!!!
男1:みろっ、どんどん、お客の数が減っていく!
男2:店長が命をかけて作戦を実行してくれたから。
男1:これで・・・全てが終わったんだな・・・。
男2:ああ、一つの命と引き換えに・・・・。
男1 2:・・・・ふ~。
男1:店長・・・・。僕は、僕はあなたの光り輝く勇姿を、一生忘れません。そして、そのお姿を思い、この先も生きていきます。店長・・・ありがとう・・・・。
?:おいおい、誰が終わりだと言った!?小僧共。
男2:だっ、誰だ!
男1:誰だ!貴様は。
?:俺かい?俺はそこのコンビニが立っている土地の所有者。ま~いわば、地主というところかな。
男2:なんだと!
地主:言葉を慎みたまえ。さぁー、この土地は返してもらうぞ!
男1:きっ、貴様まさか?
地主:やっと分かったのかい?君たちも相当鈍いね。それに、たかだが、雑魚50人ほどで店長クラスの人間が命を落とすとは。所詮、雑魚は雑魚の相手しか出来ないんだね。
男2:貴様!
男1:待て!・・・地主さんよ、一体何が目的なんだい?
地主:さっきも、いったろ?ここの土地を返してもらうと。
男1:なぜだ?ちゃんと、年で使用量は払っているはずだぞ?
地主:ふっ、大手会社の社長がここの土地を大変気に入ってね。ここの土地を使いたいといっているのだよ。しかも、今貴様らが払っている金額の20倍の額でね・・・。
男2:貴様!たかだか、そんな事のだけに?
地主:それで、ど~せ、この跡地にホテルを建てるんだ。だから、目障りなコンビニをぶっ壊しちゃえって事になってね。解体の手間も省けるし。それで、現在に至っているってわけさ。お分かりかな?さ~、2度は言わない。おとなしく土地の権利書を渡してもらおうか?
男2:嫌だ!ここのコンビニは俺と店長が始めてあった場所だ!そして、店長が命をかけて守ろうとした大切な場所なんだ!貴様の私利私欲のためなんかに渡してたまるか!
地主:ふっ、愚かな。口で言って分からない奴はこうだ!
男1、2:ぐわ~~~~!!
地主:雑魚共が。素直に権利書を渡さないから痛い目にあうんだ。さ~、ごゆるりと探しますかね。 !?
男1:まてっ!この店には貴様の汚い指一本も触れさせないぞ!くだけろ!
地主:馬鹿め!その程度の技!避けるまでもないわ!!
男1:なにっ?俺等の攻撃が利かない?
地主:さぁ~、おとなしく権利書を渡せ!そうすれば、命だけは助けてやる!
男1:否!!
地主:ならば、店と共に吹き飛ぶがいい~~!!
男1:ぐっ・・・
男2:ぎゃーーー。
男1:・・・駄目だ。俺達じゃあ、歯が立たない・・・。俺達二人で、店一つも守れないのか?・・・。ふっ・・・全く情けないぜ・・・。
?:お・・1よ・・・・。・と・・1よ・・・。目覚めなさい。まだ、倒れるときではありません。立ち上がるのです・・・。若き勇者達よ・・・。
男1:誰ですか?貴方は?
?:私はこのコンビニの創立者です。
男1:えっ?創立者?あの、伝説の?
男2:でっ、伝説って・・・?
男1:お前も聞いたことがあるだろ?あの火の3日間を作った人だよ。
男2:火の3日間って言ったら。
男1:そう。このコンビニをわずか20歳の時に作り上げ、創立後わずか3日間で半径10Km範囲のコンビニを経営難で、倒産させ、たった一人で100年にも及ぶ戦争に終止符を打たせた凄腕店長。
創立者:貴方達二人にこの武器と、よろいを授けます。
男1:これは?光のユニフォーム!赤は、燃える勇気のしるし。青は、海よりも深い愛!
男2:そして、カラーボールと防犯用盾!
創立者:そして、貴方達は、我が作り出した、コンビニの1スタッフという事を忘れないように・・・。さぁーお行きなさい。貴方達二人に、全世界の希望がかかっているのです。
必ず、必ず彼らを倒し、この世界から悪を根絶やしにするのです・・・。さぁ。
地主:ふっ、死んだか?
男2:俺らを見損なってもらっては困るぜ。この程度でやられるかよ。
地主:ふっ、悪運と体力だけはあるみたいだな。面白い、ならば今度こそ地獄に送り返してやる
男2:させるか!レッド!
男1:おう!行くぞブルー!
レッド ブルー:倒れろ~~~!!
地主:ぐっ?ばっ、馬鹿な?この俺が貴様らごときに?認めん、みとめんぞ~~~!!
レッド:やったか?
ブルー:・・・・・。なに!?
地主:な~んてな。やはり、貴様らごときに倒される俺様ではないわ!!
レッド:ぐっ!?
ブルー:レッド?まだ行けるか?
レッド:駄目みたいだ。今ので全ての力を使い果たしたらしい・・・。