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第14段 検非違使庁&お稽古です。

 事情で、短いです。

どうも。

昨日は色々と疲れた。


 でも、今日も疲れるでしょうね。

 昨日の話をしに、検非違使庁にいかなければいけないし、その後には、帝とみゅーじっくの練習と、春宮さまに筝の稽古をつけるという、精神消耗半端無い一日になりそうどす。


 と、いうことで。俺は実資さねすけには何も言わずに十一時頃に検非違使庁に向かった。


「参議藤原実資の子、竹千代参上しました」


と、昨日の時宗がやってきた。


「ああ、竹千代様・・・。こちらにどうぞ」

「しかし、あの体はひどい様でしたぞ。一体何を?」

「それより、早く始めようよ」

「そうですな」


 と、いうことで。


 かくかくしかじか。

 しかくいむ〇ぶ。

 まるまるもりもり。


「はあ・・・。そうですか。大変でしたな。ところで、剣についてはどなたから指南を?」

「我流」


 やだよ。剣までは教えないからね。


「では、私に少し教えて・・・」

「やだ。時間無い」

「いや、しかし・・・」

「時間が無い。筝を教えるだけで3日の使ってるのに、その上剣までは無理。てかさ、終わったならもういい?」

「あ。はい。ではまた、何か聞くことがあれば呼びますから」



 検非違使庁は疲れる。一人ひとりはたいした問題ではないのだが、さすがは京都の警察だ。集団での威圧感が違う。本当に、京都府警の本部の中みたいな感じだ。


 え?なんで京都府警の中のことを知ってるんだって?と、特に理由は、な、無いよ?


 つくづく思う。俺、この世界だと中々のわがまま坊ちゃまだよね・・・。





 昼過ぎ。内裏・清涼殿昼座所にて。

 俺と、懐仁やすひとさまのみゅーじっくの練習は比較的和やかに終了した。


「なあ、俺に剣を・・・」

「さすがに無理です」

「なあ、何とか・・・」

「無理なものは無理です」

「せやけど・・・」

「では、失礼します」


 剣については断りました(2人目)。




 三時過ぎ。内裏・昭陽舎(春宮さまの座所)にて。

 

「だから違うつってんだろおがああああああ!」

「うっせえなあ!黙ってろ!」


 ああ、こいつぜってー上手くならねえ。確信したわ。

 お前なんか太鼓やってろ。太鼓!


「それより、お前、剣が・・・」

「筝もできない方に剣を教える気はございません!」

「だ、誰がお、教えてくれなんて・・・」


 いや、明らかに狼狽しすぎだろ・・・。

 断りました(3人目)。


 てかさ、男が強さを求めるのは悪くないけど、あんた達絶対その技術使わないでしょ。


 こうして、今日も平和的な一日が終わろうとしている。


 眠いんで、寝ます。

 稽古のところはすっとばしました。

 すみません。

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