表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/25

大理古城ー2

時間を掛けて荷造りをする。リュックに目一杯つめる。

隅々までピチピチにつめて30kgはありそう。


気合を掛けて背負う。街道にはミニバスが走っている。

手を上げると止まってくれる田舎のバスだ。


懐かしい昔の日本がここにはある。夕方菊屋で

チキンチャーハンを食べて大理古城の町並みを散策する。


立ち止まって眺めているといろいろと庶民の生活が見えてくる。

あめを焼いているプレートは大理石だとか、


あれがひまわりの種なのだとか。子供たちはいつも元気に

水路で水浸しで遊んでるとか。これはゴミ箱なのだとか。


私は今までひたすら走り続けてきて立ち止まることがなかったように思う。

立ち止まることに恐怖を感じていたのだ。そしていま、


胡蝶泉に誘われて周城までやって来た。ついに藍染と草木染めを見つけた。

これが売れれば毎年来れる。しかしやってみなければわからない。


夜久しぶりに日本人と語る。チベット好きの青年医師と世界を駆け巡る

中年婦人。頑張れ熟年!その人が言った一言が気になる。


「染めの難点は日焼けと色落ちでしょ。ほんとに売れるんですか?」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ