表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
双槍の風走り  作者: 骨の和
風走り隊
9/12

『重装の壁』

風走り隊は、丘の向こうに整列する重装兵の列を見た。

盾の金属が朝日を反射し、槍先が規則正しく並んでいる。

その姿は、まさに動かない壁。

風走りは短く息をつき、ジャベリンを握り直す。

前線を切り裂くには、速度だけでは足りないことを知っている。

■ 初接触

最初の投擲。

ジャベリンを盾の隙間に突き刺す。

僅かな動揺、しかし前列は簡単には崩れない。

「間合いを変えるぞ」

風走りは左手の短槍を握り直し、縦横無尽に動く。

仲間たちも呼応する。

盾列の角度を見ながら、隙間を突く。

だが、重装兵は鈍い動きで防御する。

「速さだけじゃ…この壁は破れない」

■ 壁の前で

歩兵たちは盾を密着させ、槍を突き出す。

ジャベリンは跳ね返されることもあり、回収は困難。

距離を詰めれば、鈍重な槍に押される。

風走りは考える。

相手の重装ゆえの鈍さを逆手に取るしかない。

側面からの角度

敵の視線の外からの投擲

前列が動いた瞬間に短槍で突く

小隊の動きはまだ不完全だが、試行錯誤しながら間合いを支配していく。

■ 危機

一度の油断で仲間が押され、前列に押し込まれた。

盾がぶつかる音、鉄の摩擦音。

風走りは一瞬で反応し、ジャベリンで牽制。

短槍を手に再突入、仲間を救い出す。

「重装でも、止まらなければ崩せる」

その瞬間、壁は完全ではないことを知る。

速度と判断力、そして小隊の意思があれば、突破の可能性はある。

■ 最後の一文

重装の壁は厚い。

だが、風走り隊の疾風は、必ず隙間を見つける。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ