表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
双槍の風走り  作者: 骨の和
風走り隊
8/12

『疾風の連携』

朝の光が平原を照らす。

風走り隊の三人は、まだ結成間もない小隊。

だが、動きはすでに一体感を帯びていた。

敵歩兵の前列は整然と盾を並べ、槍を突き出している。

重さで鈍る歩調に、わずかな隙間。

風走りは息を整え、ジャベリンを握り直す。

■ 開幕

右手のジャベリンを投げる。

僅かな隙間に刺さり、敵の盾列に微かな動揺を生む。

「今だ!」

小声で合図を送る。

左手の短槍で前列の隙間を突き、隣の仲間が別の角度から同時に突く。

盾がぶつかる音、金属が擦れる音、地面を踏み鳴らす音…

戦場全体が、彼らのリズムに呼応する。

■ 間合い支配

ジャベリンを投げる → 回収 → 突く

盾列の間に入る → 敵を翻弄

味方とタイミングを合わせる → 無駄な動きなし

小隊は、単独行動では成し得ない間合い支配を実現した。

歩兵たちは前列を維持しようと必死だが、

一歩前に出れば一歩崩れる。

崩壊は連鎖する。

■ 心理戦

風走りは考える。

「速さだけではない。間合いの支配が、戦術の核だ」

仲間はまだ初心者だが、身体でリズムを理解し始めている。

敵よりも先に動く意思が、小隊の力を倍増させる。

■ 勝利の兆し

小規模の前列を突破した瞬間、敵は後退を始めた。

盾列は崩れ、歩兵は混乱。

風走り隊は一切止まらず、前に出る。

無言の連携が、戦場を支配していた。

■ 最後の一文

速度と間合いの連鎖――

風走り隊の疾風は、まだ始まったばかりだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ