夢から醒めろ
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
辛い時は慰めて欲しいという気持ちはあるんですよ。
でもそれ以上に、しんどい時でも、蹴り入れてくれる人の方が好きなんです。
私のあとがきでも、それは皆様きっとご存知。
『寝言抜かすんじゃねぇ』は何時もの事です。
底辺作家たるもの何故自分の作品が人気が出ないかかんがえるものである。大抵は分析し、欠点を見つけ出し、改善して次回に繋げるものだが、どう頑張っても分からない事もある。
「中身は他の短篇と大して変わらないよ? 確かに途中で路線変更したけれど、いや、したからこそ、もっと人気になっても良いと思いと思うんだけど?」
設定を考える為に投げている短編が、伸び悩んでいる事であろうか。
前までは何時終わっても良い様に、短篇という形で残していた。故に繋がりがあった。けれども今は登場人物こそ使い回しているが、内容は繋がってない。短い話の中に、綺麗な文章か、気付きをや驚きを与えるものが多くなっている。
「それは単純に、そのキャラに飽きて来たか、気に入らないかの何方かだろううよ」
極めて真っ当なご意見に、私は口を噤む。全くもってその通り。ブレる事の無いド正論だった。
「やっぱりあんまりツンケンして口が悪いキャラや、ハジケ飛ばしてキャラブレが激しいのはご法度だったか。別に後悔してないけど」
私は大真顔で彼を見る。そう、別に後悔していない。私の好きな物を書いて何が悪いと思っているし、気に入らないなら魅力に気付くまで書き続ければ良いという脳筋プレイが頭に浮かぶ。
「確かに興味のない事には目を向けないし、ガン無視だし、対人関係ドライだけど、駄目になりそうな時、引っぱたいてくれるキャラだよ。真心には真心で返すキャラだよ。分かりにくいけど」
「……その暴言と暴力が全ての元凶なのでは?」
「いや、それでも」
今は確かにコンプラとか激しくなっている。些細なでも炎上に繋がるとも思っている。それでどれだけ相手に甘くなっても、超えちゃいけない一線というものが存在する。
それが人間としてか、その人を形作るものなのかは知らないけれど、その一線を超える事さえ容認するようになったら、人は落魄れる。堕落する。
「自分が駄目になりそうな時、嫌われる覚悟で止めてくれるのは、本当に貴重な存在なんだよ。
その分、相手と自分に信頼関係がないと駄目。だからこそ、辛辣な物言いだったり、殴るという行為に重みが出てくるんでしょ?
なんでもかんでもホイホイ肯定されるのが、私は本物だとは思わない。それが例え小説の中であっても、ちゃんとしなきゃ駄目だと思う」
だから厳しい事言うキャラが嫌いじゃないし、そう言う子ばかり作ってしまう。
「真心は絶対に持ってなきゃ駄目。それが人でも物でも信念でも良い。そしてその真心がブレる様な事があれば、形振り構わず殴らなきゃ駄目。
その人じゃなくなるから」
今、プロットタイプの連載型じゃない話、つまり普通の一話完結型の短編を書いてます。
体感的に人気がありません。理由は不明です。
でも何となく予感しているのが、ひたすら口が悪い。ぶっ飛んだキャラばかりで、読者置いてけぼりだからだと思ってます。でも後悔はありません。
私が書くキャラ、ベッタベタに甘い、優しいキャラもいます。
梅香の君、お兄さんなんてその筆頭。兎に角身内に激甘です。
でもだからと言って、道を踏み外しても『可愛いねぇ』とは抜かしません。
凄く怒ります。形振り構わず止めに行きます。
『この一線を越えさせたら、自分が容認して甘やかしたら、奈落真っ逆さま』だと思ってるから。
そのラジオのボリュームを全振りにしたのが瑠衣たん。
今の時代には絶対会わないと思ってます。
物言い辛辣だし、女の子の頭に拳めり込ませるし、対人関係ガン無視します。
自らの作品と、形振り構わず何かに周年を燃やす人以外、興味ありません。
削ぎ落としの最上級が彼なんですよ。
でもその分、真心には真心で返します。
真面目に向かい合った人間が落魄れる事があれば、殴ってでも目を覚まさせにいきます。
甘さゼロです。
そこが良い。絶対に相手を駄目にさせないところが良い。そして相手に『そんな小さな丘(自分の事)、超えて見せろ』という精神が好き。
私の性癖、マニアックだなぁ。