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ヴェレス戦記  作者: 百瀬(ももせ)
8/21

間奏

《人類は争いを遺伝子の奥深くへ宿命付けられた種族なのだろうか? 仮にそうだとするならば人間のみが持つ人生は、本能へ打ち勝つことは出来るのだろうか? 争いの上に成り立つこの世界に住む私達に、それを知るすべはないのだろう》



 七月中旬。開戦より半年が経過していた。

 いよいよ戦争はアジア連邦の勝利が濃厚となる中で、アメリカ、EUは共に絶望的な防衛戦を続けていた。

 しかし、アメリカとEUはただイタズラに不毛な消耗戦を続けているわけではなかった。

 八月。突如、連邦の破竹の進撃が止まることになる。

 理由は簡単でとうとうアメリカとEUは人型戦闘兵器の実戦投入に成功したのである。

 名称『ドミニオン』

 天使の階級を銘打たれたその機体は、現在の軍事生産ラインを流用した急造機ながらも、戦線を膠着状態に陥らせるまでに至っていた。


「目には目を。歯には歯を」


 そして、九月。

 中立国日本が、アジア連邦に対して宣戦布告したのだった。

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