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ヴェレス戦記  作者: 百瀬(ももせ)
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プロローグ 【発端】

プロローグ 【発端】


《人々は、蔑み合い、憎み合い、そして、争う》


 二十一世紀後半。

 朝鮮国はオリハルコンという次世代金属を独自に開発、軍事転用に踏み切った。

 これにロシアが核兵器に変わる次世代兵器になりえるとして技術協力を表明。世界は急速に第三次世界大戦への兆しを見せ始めることとなる。

 ここからわずか三年。瞬く間に世界は戦禍に包まれた。

 朝鮮・ロシア、そして中華國は突如国際連盟を離脱。そして同盟関係を結び、アジア連邦を設立。同時に世界へ宣戦布告した。

 連邦は開発していたオリハルコンを応用した人型戦闘兵器、『ヴェレス』を戦線へ投入。

 世界は核戦争へ向かうと誰もが予想し畏怖した。だが、核戦争は起こらなかった。 否、起こすことができなかったのである。

 何故ならば連邦はヴェレスと平行して超高性能型迎撃システム、通称『リグ・パトリオット』を完成させていた。

 これにより核ミサイルはおろか戦闘機も空を飛ぶことができなくなり、空中戦闘は事実上不可能となった。

 残された戦いの場は陸・海戦のみとなったのだが驚異の戦闘能力を持つヴェレスの前に、 世界は敗北を重ね連邦はわずか三ヶ月で地球の二分の一以上を制圧してしまった。

 残された抵抗勢力はアメリカ・EU・そして、完全中立を宣言した日本国のみ。

 アメリカ、EU共にアジア連邦に対抗する兵器など存在せず、戦争は決着が見えたかに思われた。そんな折、連邦軍軍事兵器開発責任者とその開発チームは突如、日本へ亡命する。

 ――世界はまた一つの転機を迎えようとしていた。

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