大倭幻想譚

　タケルは、“ハンター”として多くのクエストをこなしながら“夢”を追いかけてランク昇進を目指し、人のためにと頑張っていた。昇格試験の帰りに傷だらけで倒れてたの少女ーーユキを胡乱な輩から助けたことから物語は加速する。彼女は自身をこのヤマト皇国の宰相で魔王を倒した英雄の一人、ノブナガの娘だと名乗る。曰く、父ーーノブナガが家臣“ミツヒデ”の謀叛にあったという。曰く、魔王復活のために殺されたと。曰く、何かあれば父親と同じく魔王殺しの英雄たちを頼るようにいわれここまで来たと．．。
　そこから紆余曲折あって、ハンターギルド“白虎の牙”は彼女に協力することに。ギルドマスターは彼女に同行させる護衛として金等級一名に銀等級二名のハンターをつけるのだが．．．何故か？タケルも一緒に行くことになっていた。おまけに幼馴染のカグラまで半ば強引についてきてなにがなんやら。不満はあるもギルマス直々の仕事に内心喜び、タケルは仲間達と京ノ都を目指す。
　この旅立ちが新たな英雄誕生の始まりであることも、後に語られる偉業となることも、辛く困難で果てなき長い旅路になるとも知らず。

　ーーー和風 FINAL FANTASY を意識して執筆した内容となっていますーーー