ステータス的な?
今日は二回目の投稿です!
次回は来週かな?
記憶が無い、という事実に混乱してしまうだろうが何故か彼は非常に落ち着いていた。彼の性格からなのか精神的にも強い様だ。
身体をプルプル震わせながらも今居る森の中を見回す。
『ふぁ~~~……確かにファンタジーな世界だな。目に入る植物はどれも見たことがないぞ……』
前世の記憶には自身の事についてはわからないが、知識については残っているようだ。だが、どうも偏った知識しかないのではないかと思ってしまった彼であったがとりあえず、その知識である事を唱えた。
『ステータス、オープン!』
しかし、何も起こらない。
何だよ……何か無いのか?
ほら、自分の情報とか……って!
そう考える頭の中にゲームでありそうな画面が現れた。
◆◆◆◆◆◆
名前:???
種族:原点
階級ランク:???
性別:無性
Lv:1/5
HP:5/5
MP:5/5
攻撃力:1
耐久力:5
魔攻力:5
魔耐力:1
俊敏力:5
【固有ユニーク能力スキル】
絶対奪取不可.--
絶対吸収不可.--
吸収.--
悪食.--
無限胃袋.--
【能力スキル】
聖光.1
闇黒.1
【称号】
無限の可能性
【加護】
◆◆◆◆◆◆
『名前……無いのか、名無しさんなのか』
まあ、自分も名前が分からないしいいだろう、後回しで。というか種族『原点』って何なんだよ。何の原点なのさ。もーわからんっ!
『せ、性別が……無。子供できないのか……』
性別無し。無性。……何だろう、子孫を残せないのは少し残念だ。というか自分の前世が男か女かもわからないのだが。
レベルは1だとは何となくわかっていた。後ろを見れば自分が出てきたであろう卵らしきものがあったのだ。卵らしき、といっても鳥の卵とかではなくクリスタルの様な形のものであったからだ。彼?は最初は疑問に感じたが異世界のモンスターの卵なら色んな形があるのではないかと考えて気にしないようにした。
数値についてはここの常識がわからないが恐らくレベルに対して妥当なものであると思われた。スライムだから1とかあるだろう思えば気が楽になった。
最後に目を引いたのは【固有能力】と【能力】だ。
【固有能力】は恐らく
[絶対奪取不可]と[絶対吸収不可]、[吸収]、[悪食]は文字道理の意味だろう。
[無限胃袋]はアイテムボックス的な物に活用できるかもしれない。逆の場合になる可能性もあるが。
【能力スキル】は[聖光]と[闇黒]もわかる。光魔法と闇魔法みたいなものだろう。しかし、光と闇を同時に持つのは中々強いのではないかと思ったが、やはり一番気になったのは称号である[無限の可能性]だ。
『……気になるよな。よし!触れる?のかっ』
彼?はスライムの身体でふれられるかわからないステータスの[無限の可能性]に触れてみた。
すると先程まであったステータスとは異なった画面が入れ替わる様に現れた。
◆◆◆◆◆◆
無限の可能性
★進化
▶スライム(あと5レベルで進化可)
フォレフトフォックス(あと5レベルで進化可)
リトルリザード(あと5レベルで進化可)
☆退化
▶なし
選択してください
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『……ふぁっ!?』
どうやら本当の意味で自分は進化の可能性があるようだ。
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