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境界のクロスシティ  作者: 空廻 永遠
第二章-境界的日常生活『始まり』-
20/28

図書館競争『九尾と人狼』

また期間が開いてしまい申し訳ないです。



今回は千里・ルースペアのお話です。

ルース目線で進行するのでそれをふまえてどうぞお楽しみ下さい。

さて、いきなり始まっちゃったこの競争!負けたくはないけど……どうすればいいかわからない。

そんなときは野生の勘にしたがってどんどん動こう!


「ルースちゃんはどんな風にさがs「行きましょう!千里さん!!」……え?」


戸惑ってる時間はもったいないもんね、早く動いてとにかく探そう!


「ルースちゃん早々に動いたけど何か思い当たることとかあったの?」


千里さんがペースをあわせて付いて来てくれてる。どうやら私が一番に飛び出した事に理由があると思っている様子だけど、なんか申し訳ないけど正直に言うとしよう。


「ありません!あるとしたら野生の勘ってやつです!」


「そ、そうかそうか。確かに勘も大事だからね。」


凄い驚かれたけどしょうがない!とにかく歩き回って探すしかないんだもん。


それから数分が経過したけど、まったく見つかる様子は無かった。それどころかヒントになりそうなものもない!


「はぁ…はぁ、ルースちゃんの体力は無限なのかな?かなり歩き回ってるよ?俺はもう疲れちゃったよ。」


「何を言ってるんですか千里さん!せっかくの勝負ですし頑張りましょう!」


ここでへたれていたら勝負になんて勝てないかもしれない。だからこそ動くんだ。

諦めない心、それだけは絶対に譲れない。

魔法が苦手だった私がここに来れた理由でもあるから!


「じゃあヒントをあげようか?他の皆もまだ見つけられてないみたいだからね。」


「ちょっとズルな気もしますが是非!」


「それじゃあヒント1つめ、移動するにはとあるモノを使います。」


「モノ、ですか……う~ん、やっぱり図書館だし本だったりするのかな。」


ロビーエリアであるにも関わらずある大量の本棚を調べることにした。

並んでいる本は本当に様々で、見たことの無い文字や生物が描かれたものもあった。

しかしそれでもまったくピンとは来ない。


「う~ん、なんかこう、鍵みたいなものがあるのかな?」


「おー、なかなか良い推理だね。確かにそれは鍵みたいな役割を果たすかな。」


「よし!もう一回見直しに回りましょう!」


「え?また走るの?怪我、しないでね?というか迷子にならないでね?」


迷子になるとは、一体どれだけ私のことをばかにしているのだろう?

私はそんなにばかなんかじゃないのにな。


「大丈夫ですよ~。ほら、いきますよ?」


「ちゃんと前向いて歩きなよ?キョロキョロしてるとぶつかるよ?」


だがただ走るだけではきちんと見て回れないじゃないか?まぁ、気を付けて歩けば良いのだろう!

にしても、本当に色々な種類の本だ、おとぎ話みたいな本も見かけた。しかしだいたい何冊あるのだろうか?

ロビーだけでも数千はありそうな予感がする。


「ほらぶつかっちゃうよ!」


言われてはっとした、あまりに考えすぎて注意力が鈍っていたようだ。

だがもう時すでに遅し、私はぶつかってしまっていた。


「ご、ごめんなさい!きちんと周りが見えてなくて……本当に申し訳ないです。」


ぶつかってしまった相手はどうやらそんなに怖い人じゃなさそうでとても安心してきた。


「大丈夫かいお嬢ちゃん。怪我はないかな?楽しいのは良いことだが、はしゃぎすぎないように、今度から気を付けるんだよ?」


「はい!本当に申し訳ありませんでした。」


ペコリとお辞儀をしてその場は終わるはずだった。

しかしその人はなにやらカードのようなものを落としてしまっていたのだった。

幸いそんなに遠くには行ってなかったようなので千里さんにアイコンタクトをして渡しにいくことにした。


「すみませーん!さっきぶつかってしまったときに、これ落としましたよ!………え?」


その言葉が終わるとほぼ同時に、私はどこか見知らぬ場所に来てしまっていたのだった。


「ここは、どこ?」

また間が開いてしまうかもしれませんがどうぞこれからよろしくお願いします!

感想あったりするとかなりモチベに繋がるのでもしよろしければ書いていただきたいです!

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